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    四季ちゃん

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    四季ちゃん

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    【リクエスト】
    冬季うつ🌸ちゃんとmtyです!

    冬季うつ🌸ちゃんとmty俺の彼女は冬になると蛹になる。
    ベッドから出てこないしご飯もたべない、風呂にも入らない過眠気味でいつ見ても眠っている、一般的に言う冬季うつだ。

    「🌸〜おはよ。」
    「……。」

    太陽の光が入らない寝室のカーテンをオープンにして🌸に太陽の光を浴びさせる。冬季うつは日照時間が短くなり太陽の光を浴びなくなった結果セロトニンが分泌されず病んでしまう病気だ、だから積極的に太陽の光を浴びさせる。

    「🌸起きて?」
    「やぁだ…まだ寝る……。」
    「俺アトリエ行ってくるからね?」

    そう言うと夢うつつだった🌸が急に覚醒してやだ、行かないで、寂しいと泣きわめき始めたのだ。あーこれは本格的に冬季うつ始まったなと思いつつもどうしようも出来ない。

    「大丈夫大丈夫、すぐ帰るから。」
    「本当に?寄り道しない?」
    「しないしない真っ直ぐ帰ってくるから。」

    まだ不安そうな🌸をベッドに残して仕事場のアトリエへと向かう。
    しかし困った出来る仕事は家でするとしても今抱えてるのはオートクチュールのウェディングドレス、依頼人の新婦からはこだわりや意見を聞いて打ち合わせしなければ行けないし家にはドレスを着せるマネキンもない。
    百貨店へ行き取引先の手土産を買う。スイーツコーナーをウロウロして最後に今年の流行でも見てくかとブティックコーナーへ、そこで1箇所異彩を放っていたのがぬいぐるみ専門店。百貨店に出店してるだけあってクオリティが高い。ふわふわの生地につぶらな瞳、お値段を見ると納得の金額。そこでピンクのウサギのぬいぐるみと目が合ってしまった、柔らかい生地にクリクリの瞳……🌸に買って帰ろう。即買った。
    俺はアトリエに付くと買ってきた取引先の手土産を後輩に渡して取引先に行かせ俺はウサギの手術をすることにした。今日この日まで手芸をやってて良かったと思った日はない。
    ウサギの背中の縫い糸を丁寧に解き中のふわふわの綿が出てくる。その中にそっと俺は機械を入れた、何って?盗聴器だよ。そしてバレないように丁寧に背中をまた縫い合わせていく。これで完成🌸には絶対にバレない。

    「🌸ただいま!!」
    「おかえりなさい!」
    「🌸にこれ!」

    そう言ってウサギを取り出すと目を輝かせる🌸。

    「ウサギさん!!」
    「そ、これからはウサギさんがずっと🌸の傍に居るからな?悩み事とか欲しい物とか何でもウサギさんに話すんだよ?」

    分かった!そういってぎゅっと抱きしめる🌸は世界一可愛かった。それからという物🌸はウサギに沢山の事を喋ってくれた、俺はアトリエでイヤホンをして聞いてるがニヤケないように必死だ。

    「あのね、たかちゃんにぎゅーして欲しいの。」
    「あのね、たかちゃんモデルさんに浮気したらどうしよう」
    「プリン食べたい…」

    🌸がウサギに話すことは俺の話か食べ物の話。ウサギにぎゅーして欲しいっていってた時には帰ってすぐに抱きしめた。浮気を不安がってた時はスマホの待ち受けを🌸にした。プリンは百貨店で買った高級プリンだ、なかなかご飯をたべない🌸が食べたいと言ったのだからこれくらい当たり前だろう。
    それから数ヶ月経ったそんなある日問題は起こったのだ。いつも通りイヤホンをして🌸なウサギに何喋るかなー?もう起きたかなー?と思ってた時だった。

    「んっ……ふぅ、あっ」
    「ぅんっんん」
    「ぁう……たかちゃ……」

    え????🌸一人でシてる????
    うつの時は性欲が減退すると聞いていたので最近ご無沙汰で誘ってはいなかったが一人でするのは狡いんじゃねぇの???

    「三ツ谷さんどうしましたか?顔真っ赤ですよ?」

    アトリエの後輩が心配してくる、待てそんな場合じゃねえんだ。

    「ちょっと調子悪ぃみたいだから早退するわ、すまねぇ。」

    嘘だ本当はめちゃくちゃ調子いい。🌸の性欲が戻ってきた冬は越え春はすぐそこなのかも知れない。
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    四季ちゃん

    DONE【支援学級の🌸ちゃんとmty先生】
    マロ主!!まだフォロワーに居る!?
    待たせてごめん!mty先生出来たよ!!!
    支援学級の🌸ちゃんとmty先生世界の殆どが健常者で成り立っているなか私は生まれつき足が悪く車椅子生活だった。健常者基準で造られた小学校はエレベーターもなくクラスに入るのだって小さな段差があり自分一人では入ることすら出来ない。
    そんな私は支援学級の生徒だ。支援学級には身体障害者や発達障害者など様々な子がいる。勿論支援学級の生徒は障害も知能もバラバラで一般の授業のように一人の先生に多数の生徒というやり方では通用せず個別指導になっている。私の先生は185cmもあるがっちりしたクマさんのような大柄な男性教師だった。エレベーターがない学校で私をおぶって階段を降りるのにはこの先生が妥当と言ったところだ。私は足が悪い以外は何ら問題なく学年指導通りの内容で勉強している、隣りの子は発達障害者で3年生だが知能の遅れから2年生の内容を頑張っている。隣の子は発達障害者の自閉症が重く良く言えば究極におっとりしており素直で可愛く支援学級の先生は皆とても可愛がっている、手のかかる子ほど可愛いと言う奴だろうか。羨ましいと思ってしまう性格の悪い自分に劣等感を抱く。
    1940

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