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    ゆっか

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    ゆっか

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    山姥切国広が植物?のはなし。書いた本人もよく分からないのですが雰囲気です。

    植木鉢に植わった山姥切国広に如雨露で水をかけたら、ゆるゆると目を開く。翡翠色が太陽の光に照らされて、頬が水を弾いて美しい。睫毛にに水滴がきらきら光っている。
    起きたらこうして一番初めに水やりをする。昼まで放置するのは絶対だめだ。
    縁側へ降りると、国広が水をくれと煩い。今朝は珍しく寝坊をしてしまい朝と言うには日が高い。国広のプランターへ指を突っ込むと太陽熱で土が熱くなっていた。水をあげたら土に水が温められて熱湯になってしまうから国広が弱る。可哀想だが水はあげられない。国広は、ずっと苦しそうだ。

    「おおくりから」

    国広が俺に囁く。

    「みずほしい」
    「すまない、今はやれないんだ。」
    「ぅ、ひからびてしまう。」

    愛おしくて可哀想で、撫でていたら怒ったのか植木鉢の国広が噛みついた。それも愛おしい。大倶利伽羅は根負けして白くねっとりした水を顔にかけてやった。粘着性のあるそれを一生懸命吸収する姿も愛らしい。

    「にがい」

    栄養価は高いはずなんだが。
    やはり、刀に植物を育てるのは難しいようだ。その日の晩、国広は受粉した。
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    ゆっか

    CAN’T MAKEくりんば。導入すっとばし、いきなりおせっせ。
    視線の先「俺のモノなると言え。」
    「……」
    「国広、言えるな?」

    自分を壁に追いやり後ろから挟む形で突いてくる男の顔をちらりと振り返って、覗いてみた。刺すような鋭い眼光。怒っているのか?大倶利伽羅がこんな顔をするのは必死に何か自分に訴えている時だ。国広は先程の問に首を縦に振る。この男の圧に負けたせいではない。もっと別のものに負けてしまった。情けない、国広は頷いた瞬間に後悔した。思考はぶれぶれ、大倶利伽羅の腕の強さに間違いなく幸福を感じる。脳の奥がじんわりと麻痺していくのを感じた。ぐ、と奥まで性器を突き立てられた。銛で突かれた魚みたいに体が跳ねる。国広の細い腰が小刻みに痙攣している。足の指も一本ずつ感じているかのように丁寧に震える。吐く息は絶え絶えで、もはや気持ちいいのか苦しいのかすらわからない。次の瞬間には全身を痙攣させながら深く達していた。死んだと、刀身に罅が入ったのでは無いかと思うくらいの衝撃だったと後で語る。それを良しとしたのか、目の前の恋刀は動きを強くした。両肩を押さえ込むように抱き締めてくる。耳元で聞こえる吐息がまるで獣のよう。ああ、喰われてしまう。自分の身体は成人男性のはずなのに、食われることを望んでいる。これではまるで女ではないか。国広は気がつけば自然と脚を大倶利伽羅の腰に絡めていた。お互いの粗い息づかいが熱に浮かされた頭に響く。荒々しい竜の動きが止まって、腕を掴む力がまた強くなった。
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