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    kiyokotoo

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    makeup

    #ミラプト

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    related works

    x_Bambini_x

    MAIKINGクリプトがミラージュ宅にお世話になる話
    帰るまで終われまてん
    なんとしても書き終わらせたいなぁ

    #ミラプト
    懐かしい気持ちだった。
    熱にうなされて、苦しくて・・・
    もやもやする意識の中で、時折優しく触れる手が好きだった。
    額に触れて、撫でられて冷たくて、優しい手を俺は知ってる。






    抱き上げられるように現実に引き上げられると、そこは知らない天井だった。
    『奴らにつかまったのか?』
    反射ビクッと体を動かせば全身に激痛が走る。
    「っ!!くそっ・・・、ハック?」
    無理に体を起こせば、サイドテーブルに置いてあるハックが目に入る。
    『ハックがあれば逃げられるか?』
    部屋を見渡し、ハックを抱え扉と反対側のベッドに身を隠すように座り込む。
    外装の確認をして起動スイッチを押せば、すんなりと電源が入ることを確認する。
    『休止モードに入っていた・・・?』


    ーカチャリー


    「!!!!」
    「あ・・・。目、覚めたのか?」
    この声は聞き覚えがある・・・
    「ウィット・・・?」
    「・・・全く心配させやがって。動けるならこっちの部屋に来い。服はその・・・着てこいよ。その辺のヤツ、使っていいからな。」
    そういって、またカチャリと音がする。どうやら部屋の扉を閉めていったらしい。
    『逃げるなら逃げろということか』
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    recommended works

    狼少年

    MAIKINGプレステージミラージュ×オリジナルクリプトのプレオリです。まだまだ先が長そうなので序章と称してぶん投げました😇一目見た時にその獰猛な瞳に目を奪われた。オリジナルとは違う血に飢えた獣の様な、それでいて酷く冷たい琥珀からは優しさの欠片も感じられない。気配を察知したのかちらりと寄越された視線が俺を捉えた瞬間、此奴は“捕食する側の人間”で、俺は“捕食される側の人間”なのだと理解したと同時に、背筋にぞくりとした悪寒にも近い感覚が走り胸がざわつく。脳が危険だと警鐘を鳴らしているが、恐怖にも似た感情を抱いた視線は絡め取られ、この場から立ち去る事は愚か目を逸らす事すら許してくれない。冷たさの奥で僅かに揺れた炎が言外に俺の目を見ろと言っていた。
    圧倒的な存在感と強い雄の気配を放つ男を前にもう逃げられないと直感が告げている。この男は危険だ。俺とは住む世界が違うなんてそんな単純な話ではなく、もっと根本的な根っこの部分から俺とはまるっきり違う人間なのだとひしひしと肌で感じる。けれどその奇麗な琥珀は俺の瞳を、俺の心を、捕らえて決して離さない。鼓動が早鐘を打ち鳴らしこれでもかと危険信号を発している。今この場を支配しているの間違いなくこの男で、完全に自分のペースを奪われた俺には息をする事すらままならない。
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    umsscc

    MOURNING「ただいま。」「気付いているか?」「俺は騙されたりしない。」の指定台詞3つでミラプト企画話
    purgatorium「ただいま。」
    帰宅を知らせるミラージュの声とチリチリと玄関のタイルが擦れる音。耳を擽る愛らしいその音は次第に激しさを増して、慌てたようにミラージュが声を上げる。
    「おい、待て!お前らその足で家の中に入るんじゃない!」
    一体今日はどんな有り様なのか。小さく笑ったクリプトはラップトップを閉じて書斎から玄関に向かう。ペタペタと裸足の足音を廊下に響かせながら途中の洗面所でタオルを二、三枚拾って行けば案の定、脚を真っ黒に汚した二匹の獣が飼い主の静止を振り切らんと暴れていた。
    「今日はまた一段とはしゃいで来たんだな。」
    ステイ、と一声。クリプトが手の平を見せて短く、しかし鋭く発すれば、たちまち二匹の獣は従順な犬に戻って大人しくなった。本来賢いはずのゴールデンレトリバーとダックスフンドだ。正しくコマンドを出せば指示に従ってくれるものなのだが、いかんせんミラージュは彼らに舐められている節がある。同じように犬たちに接しているはずなのになぜなのか。犬を飼うにあたり二人でいろいろ調べた時に見た情報と照らし合わせてもその理由は謎のままだ。
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