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    くさかべ

    @monimoni_are

    ↑成人

    すっかりケイゴ。ウルケイかモイケイのケイゴ受け。
    何かあったら↓まで
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    くさかべ

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    今日はもう駄目だぁ!(大の字)
    こんな中途半端なものを書くくらいならやめた方がいい気がしないでもない。

    毎日SS8/30「今日、満月だって」
     SNSを見ていたのだろう。ケイゴが、スマートフォンから目を離し、モリヒトの方を向いた。
     モリヒトは、読んでいた新聞をたたみ、ケイゴを見る。
    「……それで?」
     ケイゴは狼人間の末裔だ。三日月型のものを見ると、もう一人の人格ウルフに変身する。
    「それでと言われると困る」
     たまたま見かけた情報を、なんとなくそこにいたモリヒトに報告しただけで意味はない。
    「満月か……」
     ふむ、とモリヒトが考え込む。最近、気になっていることがあるそうだ。
    「月の満ち欠けで、何処から三日月にカウントされるのかは気になるな」
    「あー……そういえば考えたことないかも」
     気付いたらウルフになってるから。例えば、企業のロゴマークは完全に三日月だから、変身する。
    「食べかけのアンパンでも変身するだろ」
    「うん」
    「……やってみるか」
    「何を?」
    「どの程度の月でウルフに変身するか」
     モリヒトは何を言っているのだろう。何故、わざわざ好き好んでウルフに変身しなければいけないのか。
     そもそも、ケイゴはウルフに変身することを余り良しとしていない。三日月チキンレースをされては、確実に変身してしまう。
    「でもそれだと変身しちゃうじゃん」
    「変身したらオレと手合わせすればいいだろう」
     モリヒトの考えがわかった。ケイゴを体よくウルフに変身させて、手合わせをしたいのだ。今日はカンシがバイトでいない。ミハルは手合わせをするタイプではないし、体力を持て余しているのだろう。
    「な?」
    「な、って言われても」
     じっと見つめてくるモリヒトの目に吸い込まれそうだ。そうやって見つめられると弱い。そもそも、ケイゴは押しに弱い。
    「今日は満月だからさ、毎日月を見て変身する月齢?を調べるとかどう」
    「うむ……」
     モリヒトはあまり納得していないようだが、どうしても今日は変身したくなかった。何故なら、今日は楽しみにしていた生配信がある。アーカイブで見るよりも、リアルタイムで見たい。
    「全部声に出てるぞ」
    「えっ、嘘」
    「全く……じゃあ明日からな」
     思っていたことはモリヒトに全て筒抜けだ。呆れながら溜め息を吐き、新聞をテーブルに置く。ケイゴはテレビ欄くらいしか読まないが、モリヒトは全てに目を通しているらしい。もちろん、広告チェックは欠かさない。
    「なんかこれさ、え?これ三日月なの?ってタイミングで変身したら恥ずかしくない?」
    「食べかけのベーグルでも大判焼きでも変身するのも大概だぞ」
    「オレの意識の問題なのかなぁ」
    「そうかもな」
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