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    バラライカ

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    文字ばっか
    ちまちま上げます

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    バラライカ

    MOURNING初めにボさんに絵画モデルやらせたいなと思って書き始めた。その過程でボさんに愛と美術を学ばせてみたいと思うようになって更に書き続けたけど、結局うまく行かんかった。書きたい表現詰め込むだけ詰め込んでよく分からない話になった。
    絵の描写とボの心情描写をもう少し簡潔にできたらまだ読みやすくなってたかもしれない。
    思い通りには書けなかったけど、書きたいものを欠点だらけでも書ききれたのは◎
    ボさんがネオくんの絵画モデルをやる話「…あとどれぐらいだ」
     キオが見れば発狂するであろう、画材が散乱し、絵具の匂いが染みついた小部屋。その窓辺に置かれた丸椅子に腰かける俺はただの鉄の塊だった。ネオンというアンドロイドの糧となるためだけに、今、この時、この場所に俺は存在している。
    「あともうちょっと。休憩する?」
    「…いや、必要ねぇ。続けろ」
     ネオンの持つ筆の穂先が絵具を介してカンバスの表面を撫でる音が淡々と響く。それに付随して、二人分の駆動音が小さく鳴っている。
     ネオンと俺がイーゼルを隔てて向かい合い始めてからかれこれもう数時間。太陽から生み出される昼の陽光はすっかり鳴りを潜め、背後から差す西日が辺りを包んでいた。
    今まで稼働してきてこれほどまでにじっくりと太陽の生活を体感するのは初めてだ。同じ姿勢で微動だにしないのも、数分の間に何度も秒針の活動を見やるのも。そして、絵画のモデルなんてのも———
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