ネオミサアス「ねぇ…そろそろ離れてくれない?」
「あともうちょっとだけ〜」
私の中でアスカが離れろと言わんばかりに身体をよじっている。
畑仕事を終えたあとこうしてアスカ吸いをするのが私の密かな楽しみだった。
アスカを後ろからがっちり抱きしめていい匂いがする頭をくんくんと嗅ぐ。
アスカはちょっとだけくすぐったそうにしたあと、もう逃げられないも悟ったのか抵抗しなくなり私の自由にさせてくれた。
ヴィレにいたころは忙しくてろくにアスカと接することなんて出来なかったから生きてて本当に良かった。
アスカはネオンジェネシスの後エヴァの呪縛から解放され28歳となったけれど、身体は前とそこまで変わりはない。
顔は大人っぽくなり子供らしさはなくなったけど身長はちょっと大きくなったくらい。
試しに手を握ってみるとアスカの手は小さくふにふにしてて柔らかかった。
アスカとは行為の時やデートをしている時よく手を握ったりしていたけど、改めて握ってみると本当に小さい。
こんなに小さな手なのにエヴァに乗って戦って色んなものを守って失ってを繰り返してきた。私よりも辛い思いをしてきているはずなのに辛い顔を一つも見せずに接してくれたアスカを思うとなんだかやるせない気持ちになる。
つい昔のことを思い出しているとアスカが声をかけてきた。
「ねぇ…そろそろ止めてくれない?」
アスカの言葉にハッとして私はアスカの手を慌てて離す。もしかして力強すぎた?
「ご、ごめん。痛かった?」
「いや…そういうわけじゃないけど…」
「?」
「ちょっと…くすぐったい…」
後ろで顔を真っ赤にして照れているアスカに理性と本能が揺らぐ。
私の頭の中で天使と悪魔が喧嘩してる…
「今ならアスカの事好きにできるわよ!すぐにでも抱き潰しちゃいましょうよ!」
「いいえ、今はそんな乱暴なことしたらアスカに嫌われるわよ。ここは様子を見て後でゆっぬりいただきましょう」
結局どちらもアスカを抱く選択を勧めている。
せめて止めなさいよ天使と自分で自分に突っ込む。
なぜ私には禁欲という言葉が無いのだろうか。いや、もとからする気なんてないわよね…
(だってシてる時のアスカの顔めちゃめちゃ可愛いし…えっちだし…)
そんなことを思っているとまた変な妄想が頭に浮かんでズボンに突起が出来る。
これだからいつまで経ってもを我慢を覚えられないのだ。
今度禁欲週間でも作ろ…
その頃、アスカは握られている自分の手を見ながら腰に当てられている私のモノにまた顔を赤くしているのだった。