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    selaselax

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    selaselax

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    https://www.pixiv.net/novel/series/13646209
    のあとがきのかきかけです。

    #よだつか
    YodaTsuka

    【よだつか】巻き戻り夜鷹のあとがき 初めまして、こんにちは、羅繊らせんです。
     ここまで読んでいただきありがとうございます。

     少年司くんも若うらじくんも可愛くて不憫ふびんで可哀想で、司がシングルの選手として活躍する世界があってもいいじゃないか!と初のよだつかを書いてしまいました。
     人物紹介にも書いていますが、このお話の夜鷹は司をアイスダンスで見かけた時から無自覚に好きでした。司も夜鷹に淡い恋心を抱いていたのですが、賭けには完敗するし合わせる顔もなく……ということで、進展は望めない状況でした。
     夜鷹はめちゃくちゃ神様に愛された人(能力的に)だったけれど、過剰な犠牲を払って削れて壊れていった末に踊ることをやめてしまい、幸せではない人生を終えようとしていたので、それを惜しんだ神様が時間を戻してくれた、という設定にしています。ここはファンタジーなので深く考えてはいけない。
     運命の女神に愛されているので夜鷹は基本的に幸運です。司は運がないけど、夜鷹が一緒にいると運気が上がって幸運に恵まれます。
     十四年間の記憶があるのは夜鷹だけですが、思うようにスケートができなくて深く苦悩し苦しんだことは司の魂に刻まれているのかもしれない。


    【一・出会い】のあとがき
    夜鷹は靴置いてどこに行ったんでしょうね……原作のそのシーンを読んで、この話を書きたくなりました。
    夜鷹が司をまったく知らない状態で会っても、司を指導する熱量が足りなさそうだな、と思ったので、引退してからの十七年の記憶があるまま、十四年戻ってもらいました。
    話の都合上、二十二歳時点の夜鷹は名古屋に住んでいることにしています。慎一郎ともたまには連絡を取っている。

    原作よりは司が貧乏な設定にしているので、司が夜鷹を見たのはテレビで一度きりです。
    司は兄とは仲がいいらしいけど、弟(と両親)とは疎遠そうなので、そんなにいい関係ではなかったのかなぁ、という予想。


    【二・ホテル】のあとがき
    司の両親は、いきなりフィギュアスケート選手になりたいだなんて何を考えてるんだ、って怒ったと思うのですが、弁護士経由で金を積んで黙らせています(経済的にも苦しかったし、司を高校に行かせる学費のこともあったので同意した)。ごねるようならここで強引に養子縁組進めていたかもしれないけど、親の許可がいる時(パスポート発行するとか)に署名することには同意したので、とりあえず親権はそのまま。
    この時はまだ司に関わるのは貸し切りの時だけのつもりの夜鷹。そして期待通りじゃなかったら、捨てようと思っている(酷い)。
    新幹線が禁煙で、ホテルも禁煙で、その後同居することになって司に副流煙を吸わせるとか考えられなかったので、もうここから煙草吸ってないです。クラブレッスン二日目からは夜鷹も必死にスケーティング練習始めてるので、運動量を落としている場合ではなくなったのもある。

    夜鷹は無自覚な想いを抱いていた司に熱量高く『大好き』と言われて、浮かれて心を許してしまう。なので寝てる間に温かさに惹かれて抱きついてます。


    【三・テスト】のあとがき
    夜鷹は司のアイスダンスの師匠が匠だったことを知っていたので、匠なら司の才能を見抜いてを預かってくれるだろうと思って横浜に行きました。
    ちょっと一緒に滑っただけで司のことをかなり気に入ってるので、高峰先生に対しても強気な夜鷹。
    スケート靴に何級用とかグレードがあるのは調べるまで知りませんでした。
    原作の夜鷹の靴(3-179)はイタリア製のEDEAのアイスフライという靴みたい。黒に金の文字が入っててかっこいい! 司には通気性が良さそうなピアノ(二巻の表紙で光が履いてる)を履いてほしい。夜鷹が十三巻で置いていった靴は違うメーカーぽい?ので何足か持ってるんでは……とは思っています。高いの買うとブレードと合わせて二十五万円以上するようです。ブレードの形状はハイブリッド レヴォリューションパラボリック ブラックなのかな? 名称だけでかっこいい。この値段のものが一年もたないってなかなか大変ですね。
    大須のスケートリンクに飾られているスケート選手の靴を見た時に驚いたのは、爪先の方にブレードで切れて革が剥がれるような傷がいくつも入っていること。十三巻の夜鷹の靴にも結構傷が入っているのが描かれている。
    司の赤くなった耳につい触れてるあたり、既にノータッチを逸脱していてえっちだなぁ。


    【四・クラブレッスン】のあとがき
    洸平と珠那がいつ横浜に移籍してきて珠那がいつシングルに転向したのかは謎なので適当です。ジャンプ跳ぶなら小学生くらいで転向しないと間に合わないのか?
    匠は司を瞳のアイスダンスの相手にするのを諦めてなかったんですが、この後二日目からは夜鷹が来てべったりなので諦めるしかなくなりました。
    司に抱きついてもらえたのが嬉しくて、でも遠慮しないでいいと上手く言えなくて必死な夜鷹。


    【五・困惑】のあとがき
    受け攻め両視点で読めるの楽しいですよね! 自分で読んでいても楽しいので、同じシーンの繰り返しになってもつい書いてしまいます。
    「僕が教えられることは全部、僕が教えよう」って急降下で司に陥落していく夜鷹。
    ベッドがひとつしかない家ですが、司の実家は狭くて一部屋に四人とかで寝ていたので、広いベッドに二人で寝ることには特に疑問も抵抗もありません。
    バレエやる夜鷹さん見たい!という気持ちで書きました。色んな思想を学ぼうとした夜鷹ならきっとできるよね。
    司の自己評価と自己肯定感が低いのは、スケートのことだけじゃなく、実家での生い立ちも関係してるんじゃないかなぁと思ってしまう。多分子供の時から泣き虫だったと思うけど、泣いても誰にも構ってもらえなかった幼少期がありそう。
    司の初めてのメールが自分へのファンレターで喜ぶ夜鷹。もらったメールはフォルダに分けてロックをかけて永久に保存してあります。


    【六・夜鷹のレッスン】のあとがき
    スピンの名称どれがどれだかよくわかっていなかったので、勉強になりました(間違っていたら申し訳ない)。
    夜鷹は司の前でいいところを見せたかったので、めちゃくちゃ張り切って見た目が派手でかっこいいスピンをしています。そして司に言葉を尽くして褒められて満足する。
    夜鷹がロッカーを蹴りつけるところ気に入っています。夜鷹はもっと軽率に物に当たって壊すタイプだと思うんですが、十五歳の司に出会って乱暴な人だと思われたくなくて変わりました。
    実績のない司は強化合宿に呼ばれることがないので、そこで習うような座学はすべて夜鷹が教えています。
    スケート選手は結構整体に通うと見かけたので、マッサージシーンは楽しく書きました。えっちな目的じゃなくて、労るためにお互い全身に触れていくのっていいですよね。
    弟二人の世話をしていたので、ぐずる子供を宥めて寝かしつけるのが得意な司。


    【七・体温】のあとがき
    夜鷹が司が跳べない理由を推測していますが、これは私自身が疑問に思っていたことで……夜鷹の動画を散々見て、慎一郎の大ファンで、いのりは三回転跳べてるのに、どうしてそれまで跳べなくて、夜のスケートリンクで跳べるようになった? その後にアイスダンスのシューズでも二回転ルッツを跳べるようになっているので、この夜を境に、何か変わったのかなぁ、と。
    積極的に人と関わりそうにない夜鷹が自らバックフリップを見せてまで司に「君はまだ滑れるはずだ」と言ったのは何故なんでしょうね……深く考えるとよだつかになってしまう。司のことがかなり気に入ってたか気になってたかでないと言わなそうな……。
    段々独占欲が強くなっていく夜鷹。
    出会って早々にスケートリンク建設プロジェクトを進めている。
    司にスケーティング技術を抜かれるわけにはいかなくて、スケーティングの基礎練習をがんばる夜鷹。多分現役時代は普通より上手いくらいのレベルにできていれば完璧なジャンプとスピンで金メダル取れたので、ひたすらスケーティングの練習をするのはこれが初めて。
    ターンとステップの名前、原作にも出てくるのですが、何がターンでどれがステップなのかさっぱりわかっていないまま読んでいました……。一つのターンに対してエッジと進む方向、左右の組み合わせで2×2×2の八種類あるようです? 後の方でバックアウトカウンターと書いているのはジャンプに入る前に後ろ向きにアウトエッジでカウンターターンをしている、ということになります。※こうやって難しい入り方と判定されないとジャンプのGOEの加点が上限まで付かないはず。
    ツイズルは移動しながらくるくるするので、動画見ていてもわかるようになりました。

    ドライヤーあんまりしない夜鷹でしたが、半裸の司にホテルで世話をやかれて自分の衝動に危機感を感じたのと、同居するようになったら司風呂>自分が風呂>司は夕食の準備してる、という順が定着してしまったので、レッスン後に疲れてるのに夕食の支度してる十五歳に濡れ髪の心配させるのはダメだろ……ってなって自分でドライヤーするようになりました。
    夜鷹は家事をしないタイプでしたが、十五歳の司にすべて家事を任せるなんてできなくて頑張ります。


    【八・自覚】のあとがき
    『僕は、敗北を認めるしかなかった。』と独白してるところ、気に入っています。
    二次創作では別に倫理観なくてもいいんですが、それはそれとして、ちゃんとそこを気にして自制する攻も好きです。

    夜鷹がわざわざオリンピックの時の衣装を引っ張り出して着たのって、司を喜ばせるためですよね! 自分に夢中になってほしくて頑張る。
    夜鷹が司のために振り付けしたFSは「My heart will go on」です。参考にずっと聞いていた男性ボーカルは、Youtubeで「My Heart Will Go On (Cover by Ricky)」で検索したら出てきます。
    全日本で司と瞳がこの曲でアイスダンスしてた(捏造設定)のを見て惹かれるのと同時に無自覚に嫉妬してたので、自分の振り付けで上書きしたかった。ってのと自覚する前から司が好きだったのでラブソングを選んでしまったのでは……。
    一体どういうジャンプ構成なら金メダル取れるのか、調べてはみたんですが、フィギュアスケートのルール難しい……!
    それはそうとハイドロブレーディングかっこいいので夜鷹に似合うと思います(検索してほしい)。

    「僕のスケートで頭をいっぱいにして、僕のことしか、考えられなくしてやりたい」って『好き』って言ってないだけでめちゃくちゃストレートな告白だなぁと思います。この時点としては百点満点の答えを貰えて、夜鷹は幸せでした。
    「司が踊るのを見たいな」って、すごい優しい声で言ってそうです。夜鷹が振り付けを踊る司を見るのは全日本以来だから、夜鷹にとっての時間では五年ぶりに見られる司のプログラム。それも自分が振り付けしたものを一生懸命踊ってくれるから、もっと好きになっちゃいますね。
    「今の僕の方が、上手いよ」って自信がある夜鷹好きです。十七年の研鑽に加えてスケーティングも練習し、司にマッサージされて熟睡してご飯も食べてるから負ける要素がない。


    【九・異変】のあとがき
    八と九を書く時はずっとAvidって歌をかけてました。歌詞の意訳がとても司で好き。
    バッジテストはモブ視点書けて楽しかったです。
    クラブの曲かけ練習の初回時は夜鷹が「見なよ……僕の司を」ってしてたと思われる。
    普段はリンクから出る時は絶対エッジケース付けるのに、その余裕もなくお姫様抱っこした司を運ぶところ気に入ってます。
    コーチとしての立場でも苦しむ夜鷹は美味しい……自分はコーチを切り捨ててきた立場だから余計に。
    がんばって動揺を抑えて、目つきが悪くて愛想がないと自覚してる顔だから、声だけでも優しく「怒らないから」って言ってた夜鷹ですが、診察室で怯えられてショックだったので方針を転換しました。
    夜鷹は自分が言った言葉に突き刺されてほしい。
    十五歳で成長痛って遅めですが、ないわけではなさそうなので。原作でも中学生の司はそんなに背が高くなさそうだから、高校で十五センチくらい伸びたってことに。
    普段料理しない男って、冷蔵庫開けてもほんと何もできないですよね……長時間開けすぎてピーピー警報鳴らされてる夜鷹はあるあるだと思う。
    「今はキスより先のことはしないけれど、したくなったら、悩まずに言って。司の初めては、全部僕がもらうから」
    この台詞良くないですか
    「抱きたい」ってストレートに言うよりいい! 未成年を相手にするならこのくらいのスタンスでちょっと大人の余裕を見せつつ、先の予約をがっちり入れて欲しい。
    『初恋に出会ったような気分になった』って独白する夜鷹さんも気に入っています。司の全日本を見た時からずっと無自覚片想いをしていたのに気付いてしまう。

    この時まで四ヶ月くらい「夜鷹さん……好きだなぁ」ってマッサージしながら十五歳の恋心を募らせて眺めてた司。夜鷹が寝ちゃったら、ちょっと額とかならキスしてもいいかな?いやダメだよな……って悩んでたらかわいい。
    一応恋人になったので、(キス、してもいいんだよな)って目を閉じてる夜鷹にぎりぎりまで顔を近づけて迷ってたら、ぱちっと目を開けた夜鷹に「しないの?」って訊かれて「うわあああ!」ってやるところ見たいですね。


    【十・スケートリンク】のあとがき
    痛みに耐える司くんは私の趣味で書いてしまい……安心できる人に抱っこされて撫でられることで痛みが収まるって、なんて美味しいんだ……!
    私は何か食材とか気になっちゃう方でして(例えば料理中に後ろから手を出すとかのシチュも読む分には好きなんですが、傷みそうな料理をそのままで半日とかなると気になって仕方がない)……家を突然空けるとなった時にちゃんと支度していったよ!ってわかると安心して読めるので、そういうシーンを入れています。

    最初の方で『当主が乗り気だから』って夜鷹が言って進めていたプロジェクトはこのスケートリンクのことでした。
    当主は狼嵜家の当主(老女)です。私は夜鷹のパトロンはこの人じゃないかと思ってるんですが(そうでなければ夜鷹がわざわざ封切って手紙読まなそうだし)、光を預ける時に強火担な手紙を夜鷹に送ってきていたので、夜鷹から『僕がアイスショーするから、スケートリンク作って』と言われたらめちゃくちゃ乗り気で出資募って最速で作ってくれました。リンクの場所は夜鷹が指定しています。
    スケートリンクの設備も、音響もカメラも照明もこだわりの逸品です。
    この当主は夜鷹をスケートに引き戻してくれた司にすごく感謝しているので、陰ながら色々と手を回して援助してくれます。

    My heart will go onでアイスダンスするよだつかが書けてとても満足しました(ジャンプするからペアのようでもあり)。夜鷹のクロスとジャンプとステップに完璧に合わせられるのは五ヶ月密着して一緒に滑ってきたこの司だけだよ……!
    司専用だけどカメラに向かって恋人向けの表情でファンサする夜鷹は見たいですね。

    施設が完成したら、全体的に黒いカラーリングに金の差し色のスケートリンクには『ナイトホーク -Nighthawk-』って名前が付けられて(アメリカヨタカのこと、ステルス戦闘機の名前にもなっている)夜鷹が『何だそれ、聞いてない』ってなりますが、司が『かっっこいい』って目を輝かせるので、まぁいいか、となります。
    司が『ここに夜鷹純記念館を作りましょう』って言うので、通路に設置されたガラスケースに歴代の夜鷹の衣装とか靴とかメダルとかトロフィーなどが飾られることになります。司がメダル取ったらそれも一緒に飾られることになりそう。

    このリンクは、ライリー・フォックスがスケートリンクを作ったのと同じ場所に作っている、ということにしています。
    ライリーと司って同年齢かと思っていたら、ライリーのほうが四歳若かったので、ライリーはこの時点では十二歳ですね。夜鷹はライリーのスケートクラブのことは好意的に思っていた(でなければ光を移籍させないだろうし)ので、予定通りライリーが十六で金メダルを取ったら日本に呼んでスケートリンクとクラブ運営を任せるんじゃないかとは思っています(スケートリンクの優先使用権は確保したまま)。
    作中には書かれていないですが、毎年コーチを変えて移動していた夜鷹のことを思うと、ライリーと同じような生い立ちだったのかなぁ、という気がしなくもない。

    私が書いたスケートリンクのモデルは立川のスケートリンクです。綺麗な建物なので、見てみてください。

    成人向けバージョンではそういうシーンも書く予定ではいますが、この二人は多分氷の上で滑ってるだけで結構、欲が解消されそうな気はしています。なので翌日に響くような無茶はしないんじゃないかなぁ。そんな毎晩とかはしなくてもよさそうな感じ(今現在の感触では)。


    【十一・デビュー戦】のあとがき
    年表ではこれは二〇一七年ということにしているので、4Aを跳んだ選手はまだいない時期です(今は何度も跳んでる選手がいて、SPでも跳んでます)。
    SPに『Go for the gold』を選んだのは、理鳳が明浦路先生に踊ってもらって最高だった!って言っていたのを聞いていたので(慎一郎くんが振り付けした曲を彼が……?)って無意識に嫉妬しており、自分の振り付けで踊らせました。歌詞もいいですよね。
    リンクに送り出す時に夜鷹が司に囁いた言葉、考えてたんですが、「いつものように滑って、僕のところに帰ってきて」かなぁ。
    司は「はい!」って笑顔で言ってくれそう。

    高峰先生は心労を慰めてもらいたくて娘に「最近、皺と白髪が増えた気がするんだが……」って言うんだけど「お父さんは昔から老け顔だから変わらないわよ」ってすげなくあしらわれます(可哀想)。

    司のおかげで味覚と情緒が育つ夜鷹。

    ちなみに現役時代(二十歳)の夜鷹は公の場では4Aは跳ばなかった、という設定にしています。夜鷹はわりと完璧主義者だと思うので、人目があるところでは絶対に降りられる確信があるジャンプしか跳ばなそうだな、と。4A跳ばなくてもGOE加点マシマシの4ルッツで十分金メダル取れる公算があったから、というのもありそう。
    夜鷹は引退後にも上手くなったってことなので、十七年の間に4Aも一人で極めて司に教えられるレベルに達したのではないかな、と思います。
    司が金メダル取るなら、三三〇点以上取るつもりでいかないといけないので、なかなか大変ですね。


    【十二・特別】のあとがき
    登場時が良い役ではなかったので、フォローのためにジュナ視点です。
    無自覚系天才を見る周囲の第三者視点大好きなので、ついいっぱい書いてしまいました。
    原作の方では司に「カスヤロウ」って言われるくらいめちゃくちゃ嫌がられてるので、一体何をやったらあんまり根に持たない司があの対応になるんだ?とは思いますが……。
    将来の振付師視点からの推理ができて良かったです。

    このお話の司は半年で十年の遅れを覆してしまうほどの天才ですが(夜鷹がつきっきりなのと練習環境の充実のおかげもあり)、原作の光の演技がいのり以外のスケーターに絶望と諦めを与えるものだから、司の演技はその逆だといいなぁ、と思いまして。光源が強くても、闇夜で目を焼く光と天から降り注ぐ陽光では影の出方が違う。
    光はスケートをどうしてもやりたくて仕方なくて始めたわけじゃなく、最初は生き残るための手段のようなものだった? 夜鷹には同類の匂いを感じ取って、惹かれていたみたい。多分夜鷹のスケートも同期のスケーターには羨望と絶望と諦めを与えていたような気がするから、夜鷹の方針で育てられた光も同じ感じになってしまったのかな、という気がします。
    絶望を与える魔王(夜鷹&光)と希望を与える勇者(司)みたいな関係というか…? または司はRPGとかで言う、バッファーなのかもしれない(強化魔法とかかけられるポジション)。
    司は夜鷹のことしか見えていないから、その他のスケーターと比べて自分がどうとかいうよりも『まだ自分は夜鷹さんには遠く及ばない』という意識が強く、他のスケーターの演技を見ても競う気がないので、純粋にその選手のいいところを見られそうです。そうして素直に褒めるから、強くても好かれるし、ファンが増えていきます。

    4Aは二〇一七~一八年シーズンまでは基礎点が一五だったみたいですが、その後12.5に下がった模様。基礎点が一五の時に成功させた人はいません。
    十巻の一二八ページで夜鷹純のルッツのGOEが+5ではという話が出ているので、現実と違って作中はずっとGOE+5なのかもしれない。現実にはGOEが+3から+5になったのは二〇一八~二〇一九シーズンからのようで、そうなると夜鷹の金メダルが二〇二二になってしまい、それはないかなぁ、と。

    ちなみに司の十六歳の誕生日には、何をプレゼントしようか迷った夜鷹が『司が一番好きで喜ぶのは僕のスケートだよね』という結論に達し、専用スケートリンクで照明付きでアイスショー用のプログラムを先行で1つやってくれました。
    司は自分の誕生日忘れてて、夜鷹に時間指定されてリンクに行ったら、照明が落ちてショースタート。
    夜鷹が曲を発注して、出来上がった曲を衣装のデザイナーに送って特にデザインは指定せず任せていたら、デザイナーが夜鷹からの久しぶりの依頼に舞い上がって張り切りすぎた結果、ゴージャスな魔王のような衣装が仕上がっている。何か謎の鎖とか銀の装飾品が付いてて、十六歳の司のハートにクリーンヒット。
    それで踊られるのがかっこよすぎて、司は感動で大泣きし、バスタオルを持ってこなかったことを後悔する。
    そうしたら「誕生日おめでとう、司」って夜鷹に言われて、自分でも忘れてた誕生日を夜鷹が祝ってくれたことにまた泣く。
    夜鷹は泣いてる司をぎゅっとしたかったので、予め大判タオルを準備してます。アイスショーのグッズの試作品として送られてきた「Jun Yodaka」って名前と黒い羽の模様が入ってる黒いタオル(高級品でふかふか)。おめでとうって言いつつタオルを差し出して司ごとハグします。
    これは話の本筋には関係ないので、本の書き下ろしとかで書けたらいいですね~。

    「……八級のご褒美は、額だけ?」って言う夜鷹、気に入ってます。
    甘えるのは苦手だけど司に甘やかされるのは好きな夜鷹。かなり年上なので、いつもは我慢している。
    司からキスするように仕向けた時は自分で『ずるい大人だな』という自覚はあったけど、もうちょっと遠慮なく触ってくれていいのに、と思っているのでやってしまった。


    【十三・恩返し】のあとがき
    二〇一七年の全日本が調布市のスケートリンクだったのは調べました(ちなみに関東ブロック大会は横浜で東日本は山梨県)。二〇一八年のオリンピックは韓国です。
    関東ブロック大会って東京も入ってるかと思ったんですが、東京はダントツに参加人数が多いので、東京ブロック大会というのが独立してるようです。

    このお話では慎一郎はオリンピックはともかく全日本には出場していたことにしています。

    慎一郎視点は是非とも書きたかったので、ここで書けて良かったです。
    夜鷹が毎年コーチを変えていた理由は様々な思想を学ぼうとしたから、と本人が言っているので、そういうことなのかなぁ、と。
    失敗してる慎一郎のことを「目に余る」って言ってる夜鷹は結構ひどい。「僕のジャンプと比べてダメなところしかわからない」って感じなので、完成したものを見せることでしか教えられないし、説明もできない。多分過去に慎一郎に何か伝わらないアドバイスをしたから、教えるの無理なんじゃ?って思われている。

    「早く言いなよ。明日まで気にし続けるつもりなの」って言いつつめちゃくちゃ嫉妬してる夜鷹、気に入ってます。
    夜鷹は自分で作り出せる天才で、司はトレースする天才だと思っているので、二人とも空間把握能力があっても少し方向性が違う。
    司はやんちゃな弟二人を扱ってきたから宥めるのに慣れている。拗ねてる夜鷹さんも可愛いなぁ……(ちゅっ)って感じで愛でていると思います。

    二〇一七年のFSが終わるのはクリスマスイヴ。翌日はメダリストオンアイスってエキシビションがあるようです。
    慎一郎は二位の表彰台に乗った後、司にお礼を言いつつ九十度お辞儀をしてきたので、司がめちゃくちゃ焦ります。
    司は優勝インタビューで「今一番したいことは何ですか?」って訊かれたら、「家に帰ってクリスマスのごはんをコーチと食べたいです!」って言いそう。
    滑走前にいちゃついてるのも完走した後の司を見て夜鷹がふっと笑ってるのも滑走後にハグしてるのもカメラに撮られているので、二人のファンが増えそう。

    エキシビションは司が「夜鷹さんのコスプレして夜鷹さんのプログラム演りたいです!」って言ったんですが、衣装はともかく、振り付けは夜鷹が司にレオニードの振り付けで踊らせたくなかったので、衣装は司に合わせて作ってあげてジャンプ・スピン・ステップの構成はそのままで、振り付けは夜鷹が司のために作り直しました。それを見せてもらって司はまた泣いた。


    【十四・夜鷹】のあとがき
    一年でオリンピックに出るのがめちゃくちゃ無理があるので細かいところは仕方ないんですが、ISU(国際スケート連盟)のミニマムなるものを失念していたので、十三の最後の方にフォローの文章を追加しました。多分例の当主が大口スポンサーとも繋がりがあって夜鷹と司のために根回ししてくれたんじゃ、ということにしておきます。
    七月の大会で国内のミニマムポイントを獲得していれば関東ブロック大会には参加できる模様。しかし国際大会に出場していなくて代表選考時点でミニマムスコアがないか足りてなかったら、そもそも代表選考されないようです。前年度の実績がない選手が優勝するのは現実的じゃないので、想定されてないだろうしなぁ……。なのでオリンピックの代表選考と同時に選考されるらしい四大陸選手権に出てもらいましたが、現実には二十一日前までにミニマムスコアがないとオリンピックに出場できないらしいので、ちょっと日数足りないですね。
     追加した文章でも書きましたが、夜鷹のせいでシニアの年齢を引き下げて、オリンピック二、三回くらいで元に戻した現実とは異なるISUなので、多分大丈夫……でしょう。

    男性同士では結婚できないので、司は夜鷹の養子になります。司は夜鷹の苗字を貰えて嬉しくて、しばらくは『夜鷹司』って書かれた身分証とか入場証とか貰う度に見つめて喜んでそうです。
    司が苗字を欲しがったのは、引退の時に言ってたように『夜鷹司』で金メダルを取りたかったからです。あと、クリムキンイーグルみたいに、ヨダカって名前が付いた技を残したかったので、夜鷹に頼んで一緒に色々かっこいい技を開発して、四年間の競技で使ってる間にどれかに名前が付きます。
    金メダル取ってから養子にしてって頼んだのは、同じ金メダリストって対等な立場になってから頼みたかったため。あとは『養子になる?』って訊かれた時に反射的に断ってしまって後で後悔していたからですね。

    原作では夜鷹もGOE+5取ってるようなので設定が異なりますが、この作中では二〇一七年準拠で書いています。二〇一八~二〇一九シーズンから採点ルールが変わるのを知っていたので、夜鷹は司の名前を残すために『僕の記録を抜いて』と言いました。
    四年前の自分が永遠の記録になるのも、もうこの時点では嫌だったのかもしれない。
    「今の僕が、四年前の僕に勝てないと思うの?」っていう台詞、気に入ってます。
    この司は四年前の夜鷹のトレースをしたわけじゃなく、そこから十七年後の夜鷹が、煙草もやめて食事も摂ってしっかり眠る健康的な生活をしつつ一年かけてものすごく真剣に練習したスケートをトレースしているので、強いはず。あとは、司が金メダリストの夜鷹純を超えられない雲上の存在として見ているのが嫌だったので、記録を塗り替えて欲しかったんだと思います。
    結果として、ヒストリカルレコードに純と司の名前が両方残ることになるっていいなぁ、と思い……。


    【十五・初夜・R-18】のあとがき(書きかけ)
    慎一郎は夜鷹と光のことをずっと黙っていてくれた実績があるので、夜鷹に信頼されています。相談したことも、されたことも、お互い誰にも話さないです。
    他人の都合を気にするようになって、お礼も言えるようになった純くん。
    慎一郎くんにちゃんとアイスショーのチケット送ってる夜鷹は偉い。と思いましたが、多分司に「純さん、お世話になった人とか、見に来てほしい人にはチケット送ったほうがいいですよ」って言われたものの「見に来たい人……いるかな? 慎一郎くんは名古屋だし遠いよね」って別に乗り気じゃなく、司に「何を言ってるんですか、あなたのアイスショーを見たいと思わない人なんていませんよ」と強火で説得されたので送りました。
    ショーはルール関係ないので、バックフリップとかサマーソルトとかちょいちょい見せてくれて、その度に司がきゃーきゃー言ってそう。
    このお話の慎一郎は二十四で銀メダル取って引退しています。夜鷹の助言通り、結束姉はウインドに引き抜いたので、慎一郎がコーチしています。慎一郎は二歳のいのりが母親に連れられて来ているのを見ているので、(この子にスケートをさせろって……何歳から?)と悩んでいるかもしれない。三歳になったら勧めそう。
    光は四歳の時に当主に連れられて夜鷹と引退したばかりの二連覇金メダリスト司のダブル主演アイスショーを見に行き、「スケートやりたい!」って言うようになります。夜鷹は他人に教える気はないし、司が誰かのコーチになるのは嫌がる(自分が一番じゃなくなったら嫌)ので、光が誰に習うことになるかはわからない。ちょうど金メダル取って引退したライリーかな?
    夜鷹は司が教えるの得意なのは知っていたので、スケート配信動画の作成には協力しています(たまにお手本で出演もしてくれる、そしていつもよりテンション高めな司の解説が入る)。

    読む分には現役だろうが何だろうが結腸でも潮吹きでもがつがつヤってもらっていいんですが、自分で書くとなるとスポーツ選手とか医者とかレスキューみたいな仕事だと、前後不覚になるまでヤるのはどうも気が引けてしまい……そういう目的のシーンだけ書くのならまぁやれるかもですが、このお話の夜鷹は司が好き過ぎて無理させるとか考えられなかったので、究極のセッをしてもらうことにしました。
    ゴムとか防水シーツとかそういう準備の話をしているのは私の趣味です。読む分には別に何もせずにずぶっと挿入いただいていいんですが、書くなら洗浄しつつセーフでしっかり慣らしてやっていただきたく……。読む側の時も準備してるシーンだとかゴムの空袋だとか描写してあると興奮します(?)。

    病院で触られるのが嫌すぎて司の手をぎゅっとしてる夜鷹は可愛い。終わったら司に抱き締められて頭を撫でられて褒めてもらう。

    成人向けシーンを書くつもりでこの章を書き始めたのに、一向にそういうシーンに行かないんだが?となりましたが、マッサージシーンは好きと言ってくださる方が何人もいらしたので、二年後の彼らのいちゃいちゃマッサージを入れるのもいいかなぁと思って入れました(最初に書いた時は恋人でも何でもなかったので)。
    R-18にしては温くなりそうですが、じっくりしっとり焦らしながらいきます。

    氷上で小休憩の度にバックハグしていちゃいちゃしてたらいいよ……。


    【本での書き下ろし予定】
    ・寝ている夜鷹にちゅーしたい司のもだもだ

    ・誕生日プレゼントにアイスショーのプログラム踊ってもらう司

    ・夜鷹純のコスプレでエキシビション出る司(余裕があれば)

    ・純(28)、司(20)の時、司がオリンピックの団体戦に出ることになったので、関空のスケートリンクの合宿に参加してほしい、と依頼が来て、純が「僕よりスケートが下手な奴に何を教わるつもり?」ってキレる。
    純の依頼を受けた代理人が交渉して、純と司の二人で合宿行くから講師待遇にしろと条件を付け、メディアの撮影禁止、オリンピック会場への移動は特別待遇、現地での練習場所の確保とか付けられるだけ条件を盛る。
    連盟は未経験の選手に一年で金メダルを取らせた実績がある純をどうしても呼びたく、前回の銀メダリストの慎一郎が司のアドバイスのおかげでメダルが取れたと公言していたので、二人を呼ぶためにすべての条件を飲む。
    教えるのは団体戦に出る厳選メンバーのみ。世界ランキングダントツの司が個人戦と合わせて四回滑ることになったので他の男子シングル選手はいない。
    選手に滑らせた後に純にコメントさせると「下手くそだね」って言いかけるので司が慌てて止める。
    司は適切なアドバイスをする(だけど細かくて厳しい)。
    二人で踊る難しさ知らないだろ、みたいな顔してるので、アイスダンスとペアはリフトとスロー以外、純と司が模範演技してくれる。
    純は司が他の人の振付で踊るの嫌がるけど、司が他の人と踊るのはもっと嫌なので付き合う。
    女子シングルの模範演技は司にやらせたくない純がやる。
    純のレアなレイバックスピンとビールマンスピン見た司がテンション高く解説してくれる。
    二人が滑ってる時は他のコーチたちまで総出で見てる。
    司がちょっと席を外した時に、「司と一緒に団体戦に出るんだ、司に半端な色のメダルを取らせたら承知しない」と他のメンバーを脅す純。
    結果として初の団体金メダルを獲得することに……金メダル取れた時はみんな安堵で泣く。

    ・初夜のスロセッ(R-18版のみ)

    =====

    【原作からよだつかの設定を頭に入れるためにできるだけ時系列になるように主要な部分を抜き出してまとめたもの】

     できるだけ原作中の設定に沿って書きたいと思い年表を作成したのですが、書いていてもかなり混乱したので、まとめた結果を書いておきたいと思います。ノンブルがないところはKindleのページ数を見たので、実際のページ番号とずれていることがあります。

    ■夜鷹(A型)
     趣味:フィギュアスケート(F)
     もともと偏食気味のうえ、現役時代の食事制限が厳しすぎて食への興味が薄い。好きな食べ物はなく、酒は飲めない。引退した後色々食べてみようとしたこともあったが、結局タバコしか続いていない。選手を辞めた覚悟や、現役に戻れないよう自傷的な意味もあって吸い続けているが、身体はわりと健康なまま(F)。
     他人に見下されるのが嫌いなので、身だしなみには結構気を使っている。服に関してはプロにお金を払ってフルコーディネートしてもらっている。
     夜鷹はお金が尽きそうになっても運良くどこからかお金が入ってくる。誰かがお金を払ってくれることは、夜鷹にとっては当たり前のこと(F)。
     イライラしたり上手くいかないことがあるとすぐに物に当たり、何かを破壊してすっきりする。少し高いものを壊しがち。スマホの連絡先には慎一郎しか登録されていない(アニメでは光から着信しているのが見えているが)。定期的に慎一郎から連絡がくる(F)。
     勝利へのこだわりが強く、軽々しく「勝つ」という言葉を使う人間を見下す(F)。
     夜鷹にとって現役期間の長短は関係なく、自分が持つ才能を証明することを目標にしていた。オリンピックでそれを達成したので引退した(F)。
     理凰は親友の子供のため、甥っ子のような存在。抱っこした時は生命の偉大さを感じたし、理凰の成長も「大きくなったな~」なんて感心しながら見守っている。嫌われている自覚もない(F)。

    「僕が教えるフィギュアスケートは、君を幸せにすることは絶対にないよ」(13-58)
    「…この冷たい風が肌に当たること。これが僕にとっての氷上の世界への衝動だ。君も自分だけの衝動を手に入れるんだよ」(13-114)

    「君は…僕と同じ道を生きる覚悟はある?」(12-68)
     夜鷹は、光のペンダントを投げ捨てた後に後悔して(F)探していた(1-80)。草むらを探したせいで頭に葉っぱがついていた。でもなかなか見つからずムカついてゴミ箱を蹴飛ばしてしまった(F)。ゴミ箱起こして缶を拾って捨てている間に光からスマホに着信があり柱に投げつけて壊している。光は自分でペンダントを見つけ出し、夜鷹の壊れたスマホも拾っている。理凰から最低と言われても仕方ないなこれは……。

     階段の夜鷹(2-103)。これは場所としてはスケートリンクの建物ではなく、多分セミナープラザ(宿泊施設)がある方。そっちに更衣室があるのか? とっさにいのりを助けようとして下敷きになってくれる優しさがある。司を覗き込んでる時膝抱えてしゃがんでるのかわいいな?(2-107)
    「…この水なに?」「麦茶です!」『なぜ水をかけたのか』と聞いたつもりが食い違ったので転がっているヤツの反応を確認することにした(アニメのスペシャルページ)。
    「君、確かアイスダンスの選手だったよね。全日本選手権…リフトを派手に失敗していた…。でも何だろうな、記憶に残る演技だった」
     夜鷹はいのりに借りたペンクマ(キャラクター)のタオル(2-108)をこのまま借りパクし、何度も愛用しているシーンが出てくる(2-192、8-91、8-130)。夜鷹と司の出会い。
     この時点では光の振り付けは夜鷹がしているらしい(2-112)。
     メダリストの言葉の重さを考えてください、と司に言われてイラつく夜鷹(2-114)。
     夜鷹は「飽きた」ってよく言うのか?(2-184、2-190、5-177) 運の才能を重視している(2-184)。光が引き取られた狼嵜家は大きなお屋敷で雪が多い山がある場所。
     夜鷹はいつも黒い服を着ている(2-195)。
     スケートリンク北のららぽーとがある海辺で理凰とやり取り(3-153)。スケートから逃げたと言われて怒る(3-155)。普段は二人称「君」だけど怒った時だけ「お前」になる?(3-156)
     理凰に「邪魔だよ」というところ(4-84)。
     光を連れてロシアのサンクトペテルブルクに行っていた(5-22)。なので時差ぼけは大丈夫?と慎一郎に訊かれている(6-106)。
     狼嵜家の当主(老女)から強火担な手紙を貰っている(6-116)。この人が夜鷹のパトロンなんでは?(推測)
     引退後の夜鷹の部屋にはカーテンがかかっていない、観葉植物がある、テレビの画面が割れている、ピアノがある、段ボールは封を開けていないものもある。ピアノ弾けるのか?
     全日本の司の演技を見る夜鷹(6-122)。
    「限られた時間の中で証明できなければ(才能が)ないのと同じだ」(6-123)
    「君、バックフリップ、できる?」(6-125)
    「見た? やって」(6-127)
    「…君、自分が優れていて希少である自覚があるよね」(6-131)
    「僕が戦ってきたのは、己の能力の価値と使い方を熟知している者達だ」(6-133)
    「君はまだ滑れるはずだ。右も左も分かっていない子供の夢に奉仕する必要はあるのか?」(6-133)
    「…君はいいコーチになれるかもしれないね」(6-134)
    「光には僕と同じ道を辿らせる。その資質があったから契約した」(6-135)
    「生涯全ての大会で必ず金メダリストになる。それが可能である事を僕はスケート人生を賭けて証明した。運・不運が交錯するオリンピックという舞台でさえ、僕の選択は最も正しかったから世界一になった……。僕は世界一になるために何が必要か知っている」(6-137)
    「……絶対はあるよ(多分初めて笑ってる夜鷹)」(6-139)
    「運命の女神はね、生け贄を無視することができないんだよ」(8-142)
    「僕はできた。――オリンピック行きを決めるのは「他人」ではなく必然だ」(10-6)

     指先から表情まで含まえた全身の動き。そしてそれらを維持し続ける驚異的な体力。魔法のような演技。一切の妥協を許さず積み上げられた技術こそが見るもの全てを魅了し、ときに暴力的なまでの感動をもたらした(10-136)
    梟木「彼はそれが必要ないんです。タイミングや姿勢をたった一人でみるみるうちに改善することができた」(10-138)ここで描かれている鳥はヨタカ。
    梟木「彼は技術や能力だけでなく非常に広い視野の持ち主でもありました。自分の人生を常に俯瞰して向き合っているようでした。強くなるために何が足りないのか、どれくらいの期間が誰が必要なのかをたった一人で正しく決断し…コーチという存在を必要としなかった」

    「…彼らのことはもう飽きた。コーチは面白いと思っていた…。でも彼は僕との賭けに勝てなかった。つまらない子どもに振り回されて間抜けな男だ」(12-72)
    「…君と僕は別の人間だ。そんなことでいちいち憤ったりしない。…君はなんで僕が何もかもを禁じていると思い込んでるの」(13-109)
    「僕はコーチを手放した。僕はたくさん移籍して様々な思想を学ぼうとしたが、結局キスクラの飾りにしかならなかった。自分の力だけで導き出した技術と信念だけが、最後の金メダルに欠かせないものになったんだよ」
    「もがきながら自身の才能と向き合い極めていくこと、これが僕と同じ金メダルの道だよ」
    …その後、コーチはもう帰ってこなかった。スケートシューズを置いて(コートを脇に抱えてタバコを吸いながら立ち去る夜鷹)。
    慎一郎「その熱を生むために彼が大切なものを火に焚べる姿を私は隣で見続けてきた。全ての大会で必ず金メダルを獲るために…何度も…」(13-122)
     夜鷹は食事が大嫌いなので、栄養は仕方なくサプリメントなどで摂取しています。(13-カバー下)冷凍胸肉をバケツで解凍。夜鷹の部屋には冷凍だけで冷蔵庫はない。低温調理器を突っ込んで加熱。加熱が終わったものを切って完成。皿はない。これを運動後45分以内に50gサプリメントと一緒に摂取する。
     夜鷹が置いていったスケートシューズは光が預かっている。


    ■司(B型)
     趣味:読書。好きな食べ物:ドーナツ、ブロッコリー(F)。
     司がテレビで夜鷹を見てスケート選手になりたいと思ったのは中学生(1-11)。カウンターでクラブについて尋ねてるの十四歳なので、クラブを調べたのは中二の九月以降。学ラン着てるから夏ではないので、秋冬時期。それはそうと中学生の司くん、めちゃくちゃかわいいですね! この頃だと身長百七十はないように見えるけど、いつ百八十六まで伸びたんだ? 同好会所属時は180cm以上ある。
     偶然テレビで夜鷹を見たという話(2-92)。学ラン着てるから夏ではないので、秋冬時期。
     司の一番下の弟は司の九歳下だから、十五歳時点では六歳。兄弟は、はじめ、誠、健。兄とは仲がいいが弟とはあまり親しくない(F)。
     司のホームリンクは大須(6-104)。中学のジャージと体操服と思われる服装だが、動画が見られるスマホを持っている謎(当時4G通信できる動画再生に耐えるスマホを所持して動画再生の通信料を維持できるほど裕福ではないんじゃ、という気はする)。テレビ番組とテロップが違うから、Youtubeと思われる。フィギュアスケートの教本三冊と夜鷹のスペシャル特集雑誌。自力で転ばず踊れるようにはなる。
     親にスケートがしたいって言えなかった。「不可能な夢」を諦められない自分が恥ずかしかった。夢への憧れを否定されるのも嫌だった。この夢のせいで周りを困らせてしまうのも全部嫌で隠してばかりいたんだ。(13-166)

     大須でスケートの同好会に入っていた(13-160)。同好会ではジャンプの練習を止められて、ジャンプの練習ができなかった。同好会を辞めた時には「俺には才能が全くなかったんだ」と自分を見切っていた。

     二十歳の司が横浜のクラブに入った時は洸平も珠那もいる。洸平は司と同じくこの三年後?の全日本までいる。(9-34)
    モブ「司くんすごすぎない? たった一年で瞳ちゃんをリードしてる。上手すぎるせいでカップルが組めなかったあの瞳ちゃんを…」「未経験とか絶対嘘だよ。こんなにすぐ出来る訳ないじゃん」(3-36)
     アイスダンスで評価されるようになり、もっと早く、正しく対価を支払って指導者を求めるべきだったんだ、と過去の自分を憎むようになった(13-164)
     後悔で頭がおかしくなりそうだった。否定的な言葉を鵜呑みにし続けた弱さと愚かさ…戻ってこない時間への大き過ぎる後悔が毎日自分を苦しめた。

    「なんで…なんでだろう。練習でも…一度も失敗したことがないところだったのに」(全日本敗退後のロッカー)(9-17)

     司は横浜加護家に住み込みでバイトしていたが横浜から名古屋に転居するのを機に一人暮らしする予定で横浜で新居を借りた。しかしすぐに解約し名古屋に引っ越し名古屋で部屋を借りた(1-215)。漫画ではスーパーで加護さんに発見されている。
     司は練習着も他の服も加護さんに買ってもらったが練習着しか着ていない(1-219)。そしてすぐに名古屋加護家に同居(1-223)。新居借りて一ヶ月くらいのはず。横浜と名古屋で短期間に二回も部屋を借りたんなら、敷金はともかく、礼金と保証料だけで数十万飛んだんじゃ……って心配になりますね。

     二十六歳の司のスマホはホームボタン付きで画面の端が割れている(2-92)。ここでいのりに夜鷹の動画を見せている?

     夜鷹相手に震えていたけど、俺の分の「一生」を使う、と言う(2-119)。
     司は羊のドライヤーをしてあげている(2-195)。
     汗かいたらびちょびちょになる(3-40)。
     名港杯の時応援で汗だくになったので替えのTシャツを持参している。緊張で汗びっしょりになる(アニメ-スペシャルページ)。
     困ったら全てを走って解決しようとする司(アニメ-スペシャルページ)。
     平熱は36.9(3-99)。37度自称(7-63)。
     身体柔らかい(3-カバー下)
     誰かのためなら前向きになれるが、自分のことだと後ろ向きで動けなくなる、誰の言葉も届かないくらい(瞳談 4-39)。
     ジャンプ以外のスケーティング全部が夜鷹純にそっくり(理凰談 4-94)。スケーティングだけなら夜鷹純より上手いんじゃないか?(4-99)。

     肋骨骨折(7-34)。
     新潟に行く数日前、交通整理のバイト(8-122)。
     SAで休憩中に一人で物思いに沈んでる司いいよね……(7-56)。
     洸平くんに会った時は嬉しそう(7-151)。
     ジュナに会った時はめちゃくちゃ嫌そう(7-157)。「ジュナくん」とは呼んでいる(7-168)。洸平は「珠那」「司くん」珠那は「コウ」「ツーくん」呼び。
     いのりは新幹線で帰ったので、司は洸平宅に一泊している(7-188)。
    (この人、全裸なのになんでかっこいいんだろ。スーツとかいう洒落た布に覆われてる自分が急にダサく思えてきた…)(8-91)
     光の演技に夜鷹を幻視する(8-140)。
     加護さんにスーツ選んでもらって買った。加護さんがこっそり大半払っている。(8-173)
    「俺にとっては犠牲なんて神聖なものじゃ全然ない。劣等感でなんにも見えてない奴が一番最初に手をつける簡単な自傷行為だ。価値を計れない馬鹿な人間ほどガムシャラに払えばお釣りがくると思うんだよ」「違う、自分の昔の話だよ。犠牲を払えば願いが叶ってしまうならいくらでも払ってしまう。払うだけ払って失うものだってあるんだ」「犠牲があったって負ける!なくたって勝てる!それが勝負の世界なんだよ!」(9-170)

    「同じ犠牲でも人によって重みは全部違う。貴方の価値観で人の大事なものを計るのは傲慢だよ!」(9-176)
     定期的に福岡出張してスケーティングレッスンすることになっている(10-97)。
     慎一郎に夜鷹の大ファンだと暴露される。夜鷹純のWikiを暗唱できるので歴代コーチを言える。
     いのりとルッツジャンプ勝負(10-112)。
     俺も自分の動きがわかる。夜鷹純の能力はこの感覚のことじゃないか?(10-144)
     覚えの早さを褒められても劣等感で才能の存在を否定した。俺は自分の武器を無駄にしたのか(10-145)
     「お酒は美味しいけど、酔ってた事を理由に無礼を許されようとする奴と同類になりたくない」酔っ払いに振り回されることが多いのでお酒は付き合い以上は飲みたくない司(10-172)
    金弓「司先生の受け身が段々上達しているので…」(11-26)
     初飛行機&初海外ではしゃいでた(11-36)
    ライリー「最初は似た才能を持つ司先生にジャンプを仕込みたいと思ってたけど…」(12-82)
     外伝で魔王夜鷹の元に送られる司(12-150)

    ■いのり
     見なよ…俺の司を…(4-87)

    ■光
    「勝利に一番必要なものは犠牲だって」(8-142)
    「夜の曲かけで一度でも転倒したらスケートをやめるって」(8-150)
     私は夜鷹純が犠牲にこだわる意味を知りたい(12-48)
     夜鷹純は不思議な人だ。金メダリストとしての誇りは高いのに、自分自身は個性がなくてつまらないものだと思ってる(12-88)
     あなたは、こっちに来るなと言ったくせに、幸せになれないと言ったくせに、氷の上に立つと世界の誰よりも幸せそうだった(13-62)

    ■理凰
     寝てる間に司が来て帰った事を知らされて激昂の末、泣いた男(6-150)

    ■地理
     京都アイスアリーナはほんとに駅から遠いし山の中?って感じなのでマップで見てみてほしい。本当は走るよりタクシー呼んだほうがいい(3-51)。

    ■その他
     この時点でトレーナーの人、出てたのか!(3-38)
    竜宮「用意された氷の上で証明できなければ、ないのと同じ」(8-17)
    珠那「僕もさ、オリンピック選手になりたかったんだよ。でもこの世界で戦う才能が足りないってわかって…」(9-5)
    洸平「才能」はそれ自体に価値はない。「才能を利用できた人間」になって初めて価値が生まれるのだと。(9-17)
    いるか「運も味方にできるのが、本当の天才だと思うから」(9-44)
    布袋野「司先生にスケーティングのレッスンを定期的につけてもらえる条件ももらえたので」(10-97)
    高峰匠「俺は人を導く器が無え事に気づくのが遅すぎた。やり残しを始末するだけだよ」(10-145)
    「日本代表の選手の証…ジャパンジャージ。フィギュアスケートのトップ選手専用の制服だね」(10-166)

    ■バッジテスト
     クラブに所属していないと(というかスケート連盟に登録していないと?)受けられるのは初級だけ。
     6級:エレメンツテスト。ジャンプだけ、スピンだけなど技ごとに審査を受ける(4-165)。SPとFS。

    ■オリンピック出場できるシニアの年齢制限について
     原作中のオリンピックに出られる年齢、夜鷹が二十歳で金メダルを取って引退してから引き下げられた、というのは覚えていたのですが、勝手に十七から十六歳への変更だと思って書き始めたので、後から修正することになりました。年表で計算していたときに夜鷹がオリンピックに出られなかったのは十五歳のはずだけどな?と思った時に気付くべきだった……。
     夜鷹純が引退したオリンピックの直後、シニアの年齢制限が十七歳から十五歳に引き下げられた(11-114)。これは現実の規定とは異なる。いるかがオリンピックに出られる年齢になる前に十七歳に引き上げられている。
     現実でもそうですが、シニアの年齢制限が引き下げられても、ジュニアの年齢範囲がそれに合わせて引き下げられるわけではないので、六級持ちで七級を持っていなくて高校生以下ならジュニア、シニアの規定の年齢に達していて七級を持っていればシニアとしての参加になるようです(どっちに出るか選べるみたい)?ジュニア年齢になっても六級持ちになっていなければジュニアの大会には出られない。
     年齢制限を決めているのはISU(国際スケート連盟)で、年齢の区切りは七月一日時点で規定の年齢に達しているか、になります。原作中でいのりと光と理凰は同学年ですが、いのりが四月生まれで、理凰が十一月、光は翌年の一月生まれなので、いのりだけ十巻で先にジュニアになって、理凰と光はノービス最後の年です。

    ■大会について
    全日本ノービスA予選 中部ブロック大会エントリー。
    ブロック大会開会式にはノービスだけじゃなくジュニアとシニアもいる。ブロック大会だとキスクラ設置されている(5-74)。
    オリンピックシーズンの全日本選手権の金メダリストになれば代表になれる。
    公式練習(9:00~12:00)は試合数時間前のリハーサル。待機時間を経て、試合本番(17:00~22:00)。公式練習中は曲かけ練習もある。
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