恋せよ若人 いつか、再会できるだろうとは思っていた。そう、信じていた。でもまさか、それが今日この日だとは、アルトは予想していなかったのだ。
声をかけられ振り返った先に、再会を願っていた二人の顔があって。アルトは珍しくも数秒固まってしまった。
それから怒涛のように物事が過ぎていって、今アルトは、新たに星の宿命を背負った者達が集まる城に立っている。
◇ ◇ ◇
「お、ほんとに来たな」
懐かしい声が聞こえて振り返ると、そこにいたのは先の戦争で苦楽を共にした友人達だった。
「君達も来ていたのか。ルックは、石版があるからもしかしてと思ったけれど、シーナもいたとは」
「なんだよ、俺がいるのがそんなに意外か?」
「君も国を離れているというのは風の噂で聞いていたんだ、でもまさか隣国の軍に参加しているとは」
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