梓紗「ひめ〜!見て見て!!これ新しく買ったの!」
姫花「へー、いいじゃん。なんかいつもあずが選ぶのとは違うけど似合ってる」
梓紗「えへへ、これね!あおいが選んでくれたんだ〜!」
姫花「へぇ〜?何その話。聞いてないんだけど?」
紺碧「別に言う必要ないだろ」
姫花「てか、買い物行くんだったら俺も誘ってよ〜。俺もあずの選びたかった」
紺碧「依頼終わって時間あったから寄ったんだよ」
梓紗「今度はひめも一緒に行こうね!」
姫花「もちろん!あずに似合うの選んであげる。ついでに紺碧のもね」
紺碧「俺はついでかよ」
姫花「選んでやってるだけ感謝して?」
紺碧「はいはい…」
京「やっほー!」
姫花「京じゃんお疲れ。今帰ってきたの?」
京「うん!今帰ってきた!」
梓紗「きょう〜!おかえり!僕と遊ぼ!」
京「ただいま〜!うんうん!遊ぼ〜!!」
紺碧「遊ぶ前にそのケガ治した方がいいんじゃないか?」
京「え?ケガ?」
樹「きょ、京くん待って…」
姫花「なんかすごい疲れた樹が来た。おかえり」
樹「はぁはぁ…た、ただいま…京くん走るの速いよ…」
紺碧「そりゃ京だからな…」
京「あれ?いつきどうしたの?」
樹「もう、どうしたのじゃないよ…ケガ治さないと…」
京「俺ケガなんかしたっけ?」
姫花「ここ」
京「痛っ!?」
紺碧「お前容赦ないな…」
姫花「これ気づかないとか京にとってはこの程度ケガじゃないのかな」
樹「あはは…そうなのかも。今治すからじっとしてて?」
京「うん!わかった!」
姫花「ふふ、なんかめっちゃワンコ」
梓紗「えへへ、なんかおすわりしてるみたい!」
樹「はい、終わったよ」
京「えへへ、ありがといつき!」
樹「どういたしまして。…ふふ」
京「…?どうたの?」
樹「ふふ…なんか…京くんの笑顔見ると元気になれるなと思って」
姫花「なんかわかるかも」
京「えへへ〜、俺の笑顔でみんなが元気になるなら俺も元気!」
姫花「はは、単純すぎ」
京「えへへ、わしゃわしゃされた〜」
梓紗「ねぇねぇ、僕の笑顔は元気になれる?」
紺碧「…なんで俺に聞くんだよ」
梓紗「僕といつも一緒にいるから!」
紺碧「まぁ…落ち込んでる顔見るよりかはいいんじゃね」
梓紗「え〜なにそれ〜。ちゃんと言ってくんなきゃわかんなーい」
紺碧「その反応は分かってんだろ…!」
梓紗「む〜!ほっぺむぎゅむぎゅしないでよ〜!」
京「あずおもしろい顔〜!」
梓紗「あ〜!きょうに笑われた〜!きょうにもやってあげる!!」
京「あはは!むぎゅむぎゅしないでよ〜!」
樹「ふふ、楽しそう」
姫花「へへ、俺が樹にしてあげよっか?」
樹「え…姫花くんにやられたら頬ちぎられそう」
紺碧「ブフッ…それ有り得るかも」
姫花「なんか言った?」
樹「な、何でもない…です」
紫音「随分と賑やかだねぇ」
紺碧「あ、紫音…」
姫花「出たな魔王…」
樹「…すみません。邪魔しちゃいましたか?」
紫音「ううん。僕たち今帰ってきたところだし」
雪音「仲が良さそうで何よりだ」
梓紗「あ!ゆき〜!」
京「ゆっきー!おかえり!」
雪音「ああ、ただいま」
梓紗京「…」
雪音「なんだ…?俺の顔をじっと見て…」
梓紗「んふふ〜…ねぇねぇ、きょう?ゆきにもやってみる?」
京「うんうん、やってみよっか!」
雪音「何を…ってな、なんでいきなり顔を引っ張るんだ…!?」
紺碧「あ、おい…やるなら紫音がいないとこでやれよ…!」
紫音「…なぁに?あの2人?雪の美しい顔に触れるなんて…いい度胸してるね?」
樹「し、紫音くん!?武器をしまってください…!」
姫花「んふっ、物理的に消そうとしてんじゃん」
紺碧「笑いごとじゃねーからな!?」
紫音「ちょっとなんで止めるの?雪の美しい顔が…」
雪音「ふ、ふふふ…」
樹「ゆ、雪音くん…?」
雪音「ふふ…悪い。こんなことされたの初めてだったから。おもしろくなってしまった」
雪音以外「…」
雪音「うん…?なぜみんな俺の顔をじっと見ているんだ?…もしかして今のは笑うタイミングではなかったか…?」
紫音「…ほら、みんな見た?こんな笑顔見たら誰だって時止まるでしょ?」
樹「そう…ですね…いつ見てもそう思います」
姫花「…うん。さすがに紫音が話盛ってると思ってたけどマジで時止まった」
紺碧「なんつーか…本当に美人だな」
京「えへへ、俺、ゆっきーが笑った顔好き!」
梓紗「僕も好き〜!」
雪音「そうか。俺の笑顔でよければいくらでも見せよう」
紫音「ダメだよそんな簡単に見せちゃ。僕にならいいけど」
姫花「てか、ほっぺむにむにされても顔がいいのずるくね」
紺碧「お前のつっこむとこそこかよ…」
京「えへへ〜、ゆっきー楽しかった?」
雪音「ふふ…ああ、そうだな」
梓紗「じゃあもっとやってあげる!」
雪音「ふ、そこはくすぐったいからやめてくれ」
梓紗「やめないもーん」
雪音「なら俺もやり返していいのか?」
梓紗「あはは!くすぐったーい!」
京「いいな〜!俺も混ぜて〜!」
紺碧「…止めなくていいのか?」
紫音「…うん、止めなくていい。最高」
雪音「紫音。お前にもしてやろうか?」
紫音「遠慮しておくよ。雪の笑顔見たいもん」
姫花「超清々しい笑顔…」
樹「あは…こんな紫音くんの満面の笑み初めて見たなぁ…」
紫音「さ、君たち。もっと雪にやっていいよ」
梓紗京「やった〜!!」
雪音「おい…!どうしてそうなったんだ…!?」
姫花「へへ、雪、たまにはああいうのもいいかもね」
樹「ふふ、そうですね。なんだか楽しそうだし」
姫花「じゃ、ついでに」
樹「いたた…!?もう…僕にはやらなくていいです!!」
姫花「ダーメ。樹だってこういうの、味わっといた方がいいよ?紺碧手伝って」
紺碧「ああ、わかった」
樹「わからないでください!?!?」
姫花「さぁ樹〜?俺と紺碧からは逃げられないからね?」
紺碧「ふん、覚悟してくださいね?」
樹「い、命だけはお助けを…」