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    猫子(ねこ)

    @ndy_14cols

    14色の日常(プチ会話集)を投稿していきます。
    タイトルに◇◆がついているものは今より少し前の話(過去編)
    毎週水曜日更新

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    猫子(ねこ)

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    ◈14色の日常◈
    【特別編】買い出し
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    #14色の稀石

    紫音「あ!花依斗くんおはよ〜!」
    花依斗「…やけにテンション高ぇな」
    紫音「うふふ。だって花依斗くんとお買い物いるんだよ?僕、すっごく楽しみにしてたの!」
    梓白「残念ながら花依斗2人きりではございませんがね」
    花依斗「お前も行くのか?」
    梓白「あれ?そんなに意外?」
    紫音「実力最強バディさんはいつも依頼沢山抱えてるでしょ?」
    梓白「だからこそこうやって何もない日はみんなと過ごすんだよ」
    梓紗「あ〜!しろだ!おはよ〜!!」
    梓白「ごきげんよう、梓紗。そんなに俺に会いたかったの?」
    梓紗「うん!だってしろとお出かけ行くことあんまないじゃん?」
    紫音「ふふ、みんなして同じこと言ってる」
    陽「あ、もうみんな揃ってるね。おはよう。遅くなってごめんね?」
    花依斗「あいつはちゃんと起きてんのか」
    成星「ああ。準備もできている」
    梓紗「あ、なるせがちゃんとシャキッとしてる」
    陽「ついさっきスイッチ入ったところだよ。これでみんなで出かけられるね?」
    紫音「君はいつも成星の寝起きに苦労させれてるねぇ」
    陽「ふふ、でもだんだんコツも掴んできたよ?」
    梓白「さてさて。それじゃあみんなで仲良くお出かけといきますか」


    梓紗「えへへ、こういう準備もクリスマス!って感じでいいよね」
    陽「ふふ、そうだね。買うものもいつもと違うもんね」
    成星「こんなに大人数で行くのか?」
    梓白「目的地が2箇所あってね。3人ずつならいいんじゃない?」
    紫音「あ、じゃあ僕花依斗くんと一緒の方行きたーい」
    花依斗「なぜ休日までお前に時間を費やすことになる」
    紫音「もー、いいじゃーん。もう1人は花依斗くんが決めていいからさぁ」
    花依斗「チッ…梓紗、行くぞ」
    梓紗「えへへ〜、僕がいいの?」
    梓白「あら、俺じゃないんだね。残念」
    花依斗「分かれるのであればお前みたいな“意外と”まともなやつは俺以外にも必要とされる場面が多いだろ」
    梓白「ちょっと、“意外と”って何?俺は常日頃から真面目でしょ?」
    陽「ふふ、そうだよ?梓白はいつでも頼りになるんだから」
    紫音「そうそう。なんだかんだ言ってちゃんとしてるんだから」
    成星「普段まともじゃないやつらしか擁護してないな」
    花依斗「ふん、それだけでも程度が知れるな」
    梓紗「ねーねー、かいと?一緒に行くの僕でいいの?なるせとかじゃなくていいの?」
    花依斗「なんだ、俺と行くのは不服か?」
    梓紗「ううん!僕もかいとと行きたい!」
    花依斗「ふん、なら黙って黙ってついてこい」
    梓紗「えへへ!かいととしおんとお買い物するの楽しみ!」
    陽「じゃあ僕たち3人ってことでいいよね?」
    成星「ああ」
    梓白「もちろん」
    紫音「それで?何買いに行けばいいんだっけ」
    梓紗「お部屋の飾り付けはもう大丈夫なんでしょ?」
    梓白「うん。残ってるメンバーがやってくれる」
    陽「あと必要なものは食材?」
    梓白「そ。ただ食材って言っても量が多くてね。メインの料理とデザートで分かれようと思ってる」
    紫音「もちろん僕たちはデザート班だよね?」
    花依斗「ふん、当然だ」
    紫音「あずも食べられるような甘さ控えめなのも作ってもらうための材料も確保しなきゃね」
    梓紗「うん!」
    成星「俺たちはメインの料理か」
    梓白「そうだね。さ、さっそく行きましょうか」
    紫音「買い物終わったら連絡すればいい?」
    梓白「そうだね。終わったらまたこの場所に集合しようか」
    紫音「はーい。じゃ、またね」


    梓白「お魚は君に任せますよ」
    陽「うん。お肉はよろしくね?」
    梓白「ふふん、任せなさいな」
    成星「俺は?」
    梓白「君、樹から美味しい野菜の見分け方とか習ってないの?」
    陽「あ、たしかに樹さんならそういうのも分かりそうだよね」
    成星「そういうのは習っていないが食べ頃の野菜を見分ける魔法なら知っている」
    梓白「さっすが〜」
    陽「そういう珍しい魔法よく見つけられるね?」
    成星「自分の知らないものを学んでいくのが好きなだけだ」
    陽「でも覚えるだけじゃなくて普段から使っているんでしょう?」
    成星「魔法も使わないことには上達もしないからな。機会があれば使うようにしている」
    梓白「相変わらず真面目だねぇ」
    成星「そういえば果物はあっちの班に任せていいのか?」
    陽「あ、そういえばそうだね。果物もよろしくって伝えとくね」


    梓紗「ねーねー、かいとは甘いものなら何でも好きなの?」
    花依斗「基本的にはな」
    紫音「その中でも1番好きなのはやっぱりケーキ?」
    花依斗「そうだな」
    梓紗「えへへ、じゃあじゃあ、ケーキの中でも1番好き!っていうのは?」
    花依斗「ショートケーキ」
    紫音「わ、即答だね」
    花依斗「霧里はどのくらいの量を作るんだ?」
    紫音「さぁ?君が頼めばいくらでも作ってくれるんじゃない?」
    梓紗「かいとはいっぱい食べたいの?」
    花依斗「…いや。お前みたいな甘いものが苦手なやつでも食えるケーキもあった方がいいって言ってただろ」
    紫音「ふふ、花依斗くんやっさしー」
    梓紗「えへへ…ありがと!」
    紫音「それで?あずはこのケーキならいけるとか、これは食べられるっていうのある?」
    梓紗「うーん…チョコなら食べられるかも?」
    花依斗「チョコケーキも悪くないな。たしか泉も好きだっただろ」
    梓紗「あ!うんうん!きょうもチョコケーキ好きなの!」
    紫音「へぇ、花依斗くんすごいね?…もしかして全員の好きなスイーツ知ってる?」
    花依斗「ふん、さぁな」
    梓紗「なるせは?」
    花依斗「あいつはプリン」
    紫音「わ、すごーい。じゃあ陽と梓白は?」
    花依斗「七瀬はシュークリーム。夕凪はあまり甘いものは好まないみたいだがスフレとバームクーヘンは好きらしいな」
    紫音「…この人本当に全員の知ってない?」
    梓紗「すごーい!かいとの新しい特技だ!」
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