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    touka10477

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    touka10477

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    何か突然平然と🐶の指を折る🐺が浮かんでしまって。。
    🐱と🌹は二人揃ってその瞬間目撃したら学生の頃ピアノが好きなのか?って訊ねた時に、言い淀みながらも楽しいって伝わる旋律の曲を聴いてたので激怒しそうだなって。言う妄想です。

    #mirm
    #ナルカル
    #大人組
    adultGroup

    幼い頃の事だ。

    「私と約束をしてくれるか?」
    「やくそく?」
    「そう。私との約束は破ってはいけないよ?破ったら私はお前に罰を与えなくてはいけなくなる」

    兄上はそう言って俺の手をとり指先へキスをした。

    「私はお前を傷付けたくは無いからね」
    「はいっ」

    幼い頃の無知で世界の殆どが兄上で埋まっていたあの頃の俺はただ笑って頷いた。
    成長した俺はそんな頃の話し等記憶の片隅へと追いやっていて、兄上が未だにそれを心に秘めていたことを気付きもしなかった。

    「ぐっ、ぁ」
    「約束しただろう?カルエゴ」

    不意に首を絞められ、簡単に持ち上げられた体。息が出来ず、兄上の手を掴めてもうまく抵抗が出来ない。と言うより力業で兄上に勝てた事は今までだって無かったのだから当然とも言える。

    「約束を破ったら罰を与えると」
    「っ……ぁっく」

    目の前が白くなりだした瞬間兄上の手からは力が抜け、地面へと体は落とされた。えずきそうになるのを堪え息を整えようとした俺の視界は兄上の影で暗く。苦しさが消えない首に触れた手をとられた。

    「私はお前の奏でる音が気に入っているんだがな」

    目元が僅かに細められた。いつもの穏やかな時の兄上と同じ目で、込められた力は本来とは逆の方へと指を折り曲げた。
    外耳と体内に響く骨の曲がった音。痛みであげそうになる声を無理矢理押し込めた。
    声をあげるな。苦しんだ表情を見せるな。この悪魔は相手に苦痛を与える事を生業にしている悪魔だと、自分に言い聞かせ歯を食い縛った。

    「お前が破った約束の分の罰は全て受けて貰わないといけないね?」

    痛み等我慢しろ。食い縛れ。抵抗しろ。兄上との道は違えたのだ。約束等と言う言葉に惑わされるな。

    「イルマにはもう二度と近付くな」
    「……それは、出来ない約束です」

    俺の指を掴んだ兄上の手に再び力が入ったその瞬間、体に巻き付いた蔓と視界の端に映った赤に何故か心が安堵した。
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    💘❤❤
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    Replies from the creator

    touka10477

    SPOILER叔父上滾りすぎたので、ちょっとだけネタバレ込み。ほぼ捏造。

    番犬としてしてはいけない事をした叔父上の所業を🐶期🍲が知ったとして。。
    一人で考えすぎて、もっと勉強して早く番犬にならなきゃって頑張りすぎて悪習期になっちゃう

    ってのをペラ様視点です(何)
    何気にナルカル風味あります。タグつけてないけど。
    裏切り今になって気付いた事が一つだけある。
    あの頃もしかしたら私はカルエゴくんが一人苦しんでいた事に気付かずに居たのかもしれないと言う事だ。

    学生の頃の事。カルエゴくんやバラムくんと過ごす毎日は楽しかった。番長と言う呼び名がついた事もただ面白かった。
    私はただサリバン様の学校を過ごしやすいより良い学校にするためにだけ動いていた。その為に実力もあり不正や不当な事が嫌いな二人と行動を共にしただけの毎日だったが、それはとても充実した毎日だったと今でも言える。
    けれど一度だけ、カルエゴくんの異変に気付けなかった事がある。

    毎日イラついているような舎弟。いつも私に怒っていたけど、実力が少し足りない可愛い後輩。からかい甲斐があって、文句を言いつつも命令に従う。それは彼がナベリウス家の悪魔として誇りを持っているから扱いやすいのだと知っての事。
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    touka10477

    MOURNING仕事中にふと浮かんでしまった話の供養

    カルエゴに悪魔学校を辞めさせよう計画をしているナルニアです←
    この後からナルニアの弱点はカルエゴって矢印が全員の頭に組み込まれるんですけど、カルエゴ自身弱い悪魔じゃないから弱点と言えないのではないか論争もされる。


    膝を折るのはお前にだけ

    ってのと


    「あーあ連れて行かれちゃったね。カルエゴくん」
    「連れて行かれましたね」

    ってのを書きたかっただけ
    ナベリウスの悪魔一族宛に出された書面。そこに記載されていた内容に対し驚いたのはカルエゴだけではなく、一族のもの全てからどう言う事かとの連絡がカルエゴに入った。カルエゴ自身も知らぬ内容のため不明と答えるだけしか出来ず、サリバンの予定からバベルに居るであろうナルニアの元へと急いだ。

    13冠会議が終わり出てきたらナルニアの視界にオペラと言い合いをするカルエゴの姿が映る。いつものようにからかい、からかわれと言うやり取りだが、ナルニアにとっては気分の良いものではなかった。
    サリバンがオペラの名を呼ぶより早く、ナルニアはカルエゴの元へと歩を進める。ナルニアに気付いたオペラはではとカルエゴへ一言告げサリバンの元へと行く。その姿を見つめるナルニアの視線は冷たい。
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