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    sakisaka_kanon

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    sakisaka_kanon

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    付き合ってる銀土で嫉妬する土方さんの話。
    自己完結して暴走していく土方さんが大好きで書き出した話です。本当は先日のイベントで無配にするつもりでしたが未だに終わってません。
    お手すきの際に見てやってください。
    (フォロワー限定にしてありましたが、思い直し誰でもにしました)

    #銀土
    silverEarth

    鬼だって不安になる 女が男の耳に顔を寄せ何やら言葉を吹き込む。
     それを聞いた男が今度は女の耳に顔を寄せ、言葉を返す。
     昼間だというのに薄暗い路地裏で繰り広げられるその光景は、十人見たら十人全員が恋人の逢引だというだろう。少なくとも土方にはそう見える。まるで恋愛映画でも見せられている気分だ。その二人が知らない男女なら『真っ昼間からいちゃつきやがって』などの適当な感想で終わっただろう。正直ここかぶき町ではよく見る光景だ。目くじらを立てるようなことでもない。
     だが、今回はそうもいかなかった。両方顔見知りでしかも片方が自分の恋人なのだ。甘酸っぱい恋愛映画ではなく、ドロドロの胃もたれするような苦さの昼ドラだ。
     しかし、土方にとってこの昼ドラは今までも何度も見たことのあるものだった。恋人になる前もなった後も。いやというほど何度も……。
     だというのになぜ今日はこれほどまでに心がざわめくのだろう。今すぐ飛び出してあの天パを鷲掴みにして張り倒して殴りつけたい気分だ。だが、怒り狂って二人の間に割って入るなど土方には出来るわけもない。

     土方は目をそらすことも怒りを顕にすることもできず、ただ、石像のようにその光景を見つめた。
    「副長どうかしましたか?」
     石像と化していた土方は慣れ親しんだ声で我に返った。やっと頭に焼き付いて離れなくなった光景から目を逸らすことができたことに安堵し、声の出先へと振り返る。
    「……いや、なんでもない。行くぞ」
     山崎の脇をすり抜け、大通りへと足を向けた。去り際に一瞬だけ視線を路地に戻せば、未だにあの光景は続いていた。
     傍から見たらお似合いだ。俺なんかよりずっと……。
     ツキンと胸に走った痛みを誤魔化すように煙草を咥える。歩き煙草に厳しい世の中になってしまい火が付けられないのが残念だ。流石に公僕が制服姿で堂々と違反する訳にはいかないので仕方ない。近くの喫煙所に寄れば今すぐ煙を補充することができるが、今は一刻も早く屯所に戻りたい。足を隣の奴に悟られないようにほんの少しだけ速めた。
     しばらくしてふっと横からの視線に気づき目をやると呆れ顔を晒し、ため息までついていやがる地味顔がこちらわちらちらと見ていた。とりあえず背中に蹴りを入れてやる。これは決して八つ当たりなどではない。職務中にため息など士道不覚悟で切腹ものだが、蹴りで済ませてやったのだ。そうだ。決して八つ当たりではない。
    「副長~ひどいですよ~」
     後ろから地味顔の地味声が聞こえてくるが土方はそれを無視して屯所へと足を進めたのだった。
     
     それが昨日のことだ。それからはまともに仕事が手につかず、今も目の前の書類は朝からほとんど進んでいない。幸い近頃は大きな事件やテロもなく比較的仕事が少ない上、元々仕事中毒の土方は事前に先の先までの仕事を済ませてしまっていたため、当分は問題ない。だが、いつまでもこのままではいられない。
     今日はもう休むか。記憶を消せる薬とかあればな……。
     そんななんの解決にもならないことを考えていた時のこと。掛けてある上着のポケットに入れたままにしていた携帯から振動音が聞こえた。嫌な予感がしつつ、鳴り続ける携帯を手に取るとディスプレイに『スマイル』との文字が憎たらしく光っていた。
     そういえば夕方ごろに出かけてくるねと意気揚々にゴリラが出かけて行ったな。
    「はぁ……はい、土方です」
    「おたくのゴリラがまた脱走していますが?」
     圧の強めの今は二番目に聞きたくない女の声が携帯から響く。
    「すいません」
    「回収に来てくださればそれでいいです」
    「山崎にでも……」
    「いえ、土方さんでお願いします。では。ツーツー」
     有無も言わさず、言いたいことだけ言って切りやがった。しかも名指しで指定までされた。正直今は会いたくない。なぜなら昨日の二人のうちの一人は先程の電話の女だからだ。正直な話こんな電話無視して他の隊士を迎えに行かせたい。だが、そんなことしようものなら近藤さんもろとも迎えに行った隊士までもが屍にされてしまう。それに近藤さんの件でこちらが迷惑をかけまくっているのは承知の事実で、指定されてしまった以上従う以外の選択肢は土方にはない。
     はぁ…。
     再びため息が零れた。重い腰を上げ、隊服から着流しに着替えると必要最低限のものを持ち、部屋を出た。
    「あれ?副長お出かけですか?」
     廊下に出たところで山崎が立っていた。その手にはお盆が握られ、お茶が入っていると思われる湯のみが置いてあった。
    「……ゴリラの回収」
    「あー……俺行きましょうか?」
    「いや、指名されたから行ってくる」
     山崎の脇を通り抜けて廊下を進む。
    「そうですか。お気をつけて」
     その言葉に手を挙げて返事をし、そのまま屯所を出た。スマイルへと重い足をなんとか動かしながらゆっくりと進む。
     その道すがら頭に浮かぶのは昨日見た光景。恋人がいるというのに何であの二人はあんなに仲がいいんだ。仲がいいのはいいことだが、それにしたって距離が近すぎやしないか。
     こんなことで九つも年下の女に嫉妬している自分が情けない。だが、ずっと我慢していたのだ。『俺のに触るな』とあのような光景を見かけるたびにのど元まで出かかったその言葉を必死に飲み込み見ないふりをしてきた。
     今回だって飲み込んだんだから今は道を引き返しても許されるだろうか。だが、回収に行かなければ近藤さんは明日にでも動物園に売り飛ばされるだろう。それは困る。だが……。
     そんなことを考えているうちにスマイルの看板が見えてしまい、店の前で土方を待っていたのだろう店の黒服に気づかれてしまった。もう引き返すことは出来ない。後はあの銀髪がいないことを祈るしかない。
     心の中で祈りながら「こちらです」と案内してくれる黒服に着いていく。賑わう席の脇を通り少し奥まったところにあった席に着くと顔を腫らしたゴリ……じゃなかった近藤さんが床で伸びていた。
     今日はまた一段と凄まじい。大方、原因は屍の隣に落ちている女物の下着だろう。ここの従業員がゴリ……じゃなかった近藤さんに下着をお供えするとは思えない。おそらくこれをお妙さんへプレゼントとして渡し、それに激怒したお妙さんに殴られたといったあたりか。なんでこれが喜ばれると思ってしまったのか人間の土方には理解できない。きっとゴリラの脳内は独自の思考回路になっているのだろう。いつまでもこのまま屍を見下ろしていても何の解決にもならない。
     肺の中から空気がなくなるのではないか思えるほどの空気を吐きだした後、近藤を起こしにかかった。
    「近藤さん起きてくれ」
     ぺちぺちと頬を叩くが身じろぐだけで意識は戻らない。どうしたものか。いくら鍛えているとはいえ、土方一人で意識のない人間いやゴリラを運ぶのは骨が折れる。これは車を呼んでもらって運ぶのも手伝ってもらうか。こんなことなら誰か連れてくれば良かったな。
     再び肺の中を空にして重い腰を上げながら周囲に黒服がいないか見渡した。そこで土方は自身の祈りが届かなかったことを悟った。なぜなら今土方が一番聞きたくない声堂々一位の声が聞こえてきたからだ。
     慌てて身体を引っ込め、ソファーの背に身体を隠しながら、声の方を覗き見た。
     土方からは後頭部しか見えないが、目立つ髪をしているアイツを判別するには十分だった。土方のいる席からさらに二席ほど入口から離れた席に座っているアイツの隣には茶髪を一つ結びした女。おそらくお妙であろう女が座っている。
     万事屋がいるのだからその隣に誰がいるかなんて想像すればすぐに分かる。それでも実際見てしまえば心臓の痛みが凄まじい。今だって二人で内緒話をするかのように顔を近づけて話し、時折何やら大きな声が漏れ聞こえてくる。
     これ以上見ていられない。しかも二人に特に万事屋に気づかれでもしたら、どんな顔を晒してしまうか分かったもんじゃない。もしかしたら飲み込んだはずの言葉が零れ落ちてしまうかもしれない。それだけは避けたかった
     一人で意識のない近藤を運ぶのはしんどいが致し方ない。車は外に出てから呼べばいいだろう。
     そうと決まれば、あちらにばれぬようにほどほどに気配を消して意識のない近藤をなんとか背負い店の外へと向かった。その途中で会った店員に支払いと謝礼は今度本人に持ってこさせると店長への伝言を頼んだので後は帰るだけだ。
     やっとの思いで外に運び出すと目の前に山崎が運転する車がベストタイミングで到着した。
    「手伝いますよ」
     車から出てきた山崎と協力して未だに意識のない近藤を後部座席へと押し込み、山崎は運転席へ、土方は助手席へとそれぞれ乗り込んだ。
    「お疲れ様でした。それにしても今回はまた一段と凄まじいですね」
    「……あぁ、下着渡したみたいだ」
    「あぁ……それはまた……姐さん相当お怒りだったのでは?」
    「……会ってねぇから知らねぇ」
    「? ……姐さんから回収要請されたんですよね? 会ってないんですか?」
    「……万事屋」
     それだけ言うと窓を少し開け煙草に火を付けた。これ以上は聞いてくれるなと意味をこめて。コイツならこれだけで察してくれるはずだ。そのぐらいの信頼はある。
     土方の予想通り山崎はそれ以上は何も聞くことも言うこともなかった。
     
     次の日の夜。なかなか進まぬ書類と格闘していた時、土方の私用の携帯が震えた。手に取った携帯のディスプレイには『万事屋』の文字が表示されている。通話ボタンを押せばアイツの声が聴ける。聴きたい。会いたい。俺だけだって安心させてほしい。だけどもしかしたら終わりだって言われるかもしれない。そんな不安が土方の心を支配する。
     いつの間にか携帯の振動は止まり万事屋からの電話は不在着信になっていた。
     
     それから土方は運よく舞い込んできた書類仕事を言い訳に屯所に引きこもることにした。これ以上はあの二人のあんな光景を見たら何を言ってしまうか自分でも分からなかったから。
     そんなこんなで始まった土方の引きこもり生活。その間毎日最低でも一回多くて二回、私用の携帯はディスプレイに『万事屋』の文字を映し出した。不在着信履歴が『万事屋』で埋め尽くされつつある中、その日は珍しく非通知の文字がディスプレイに浮かんでいた。非通知だろうが、この携帯に電話をかけている時点で相手など分かりきっているはずなのに、土方何も考えずに出てしまった。
    「はい。土方」
    「あ、やっと出てくれた」
     電話の向こうから聞こえてきた声に土方の思考は白く塗りつぶされた。
    「……ねぇそんなに仕事忙しい?」
    「……」
     何も答えない土方にしばらくして電話の向こうからため息が聞こえた。
    「……せめて掛け直して。無視だけはやめて」
    「……わかった」
    「うん。無理しないでね」
     久しぶりに聞いた万事屋の声はあまりにも弱々しく悲しそうで、それから携帯の不在着信に万事屋が更新されることは無くなった。
     毎晩毎晩飽きずにかかってくる電話に出るようになって一週間ほど経った。その間電話では話しているが、会ってはいない。会いたいと毎晩毎晩言われるが忙しいと誤魔化した。たぶん銀時も何かに勘付いているのかもしれないが、忙しいという土方の言葉に無理するなよと返すだけでそれ以外は特に何も言って来ない。そんな万事屋に土方は甘え続けた。
     
     そんな土方の引きこもり生活も始めて三週間ほど過ぎたこの日。ついに終止符が打たれることとなった。引きこもって書類仕事ばかりする土方を心配した近藤から強制非番を言い渡されたからだ。それだけなら、部屋で休むなり、近藤の目を盗んで仕事を進めるなりすればいいのだが、外に行けと屯所からも追い出されてしまった。
     そうして久しぶりに屯所から出ることとなった土方は、急激な寂しさに襲われた。
     自分で避けていたくせに自分勝手にも程がある。だが、毎日震えた携帯はここ三日ほど一度も震えていない。そんな事実も相まって自分勝手なのは重々承知しているが会いたいと思ってしまったのだ。話せなくたっていいから。遠くから一目だけでも、と……。
     そんな自分勝手な願いを胸に銀髪を探すためかぶき町へと足を向けた。夜ほどの活気は無いが賑やかな昼間のかぶき町をゆっくりと歩く。いつもはすぐに見つかる銀髪が今日はなかなか見つからなかった。
     そうこうしているうちに万事屋の看板が見えてきたが、まだアイツを見つけられていない。いつもならもう見つけられているはずなのだが。もしかしたら、かぶき町にはいないのだろうか。
     そんなことを考えていた時、後ろから声をかけられた。
    「あれ? 土方さん? 非番ですか?」
    「おあ⁉︎」
     完全に気を抜いていた土方は声の主の存在に全く気付いていなかった。
    「あ、ああ……新八か……」
    「土方さんがそんなに驚くなんて珍しいですね。あ! もしかして銀さんと仲直りしに来てくれたんですか⁉︎ 銀さんずっと鬱陶しかったのでありがたいです」
     嬉しそうにニコニコと笑う新八の表情に流されそうになったが、一つ引っかかった。
    「え? ちょっと待て……し、知ってんのか?」
    「え?」
    「あ、えっと俺とぎ、万事屋との……」
    「ああ、お二人の関係ですか? 知ってますよ。一年前ぐらいからですよね?」
     交際期間まで当てられてしまい何も言えない。男の俺のことなど家族同然の子供らには口が裂けても言わないと思っていた。
    「あれ? 秘密でした?」
    「あ……いや……そうゆうわけじゃねぇが……」
     小さくもごもごする土方に新八は不思議そうな顔をした後、なにやら思い出したような顔をした。
    「銀さん今病院なんですよ」
     びょういん……。
     自身の身体から血の気が引いていくのを感じた。そんな土方に気づいたのか新八が慌てて訂正した。
    「あ、命に別条はないです! ただ頭を打ったのと色々骨折したりしているので動けませんが……」
    「そ、そうか」
    「あ、もし良かったらこれから一緒にお見舞い行きませんか? ちょうど行こうと思ってたんです」
    「いや……だが……」
    「着流しってことは非番ですよね? 用事でもありました?」
    「いや……そんなことはないが……」
    「なら行きましょう! 銀さん絶対喜びますよ!」
     嬉しそうに笑う少年を前に土方は断ることができなかった。この少年も大人しそうに見えてちゃんと姉と似た強引さがある。
     そんなこんなで新八と病院へ向う道中アイツへの見舞い品の他に新八たちのお菓子もしっかり買わされ、病院へと向かった。
     病院につくと受付をすませ、ナースセンターに用事があるという新八から聞いた部屋まで一人で向かった。病室に近づくにつれ段々と賑やかな声が聞こえてくる。その声の大半が女の声で女の声だけでも何人いるんだよと呆れたくなるほど多い。なんとなく予想はしていたが実際に耳にしてしまうときついものがある。やはり新八とくればよかった。
     だが、今更引き返して新八のもとに行くわけにもいかず、仕方なく病室の前まで足を進めた。
     閉じられた扉に手を掛け深呼吸をしてからゆっくりと扉を開ける。だんだん開かれる扉の隙間から見た光景に土方の足は一歩二歩と後ろに下がり手が離された扉は再びゆっくりと隙間を埋めていき最後にあと数センチというところで閉まり切らず止まった。
     そんな扉を見つめる土方の脳内には先ほど見てしまった光景が映し出された。
     ベッドに横になる万事屋に添い寝し抱きつく元御庭番衆のくノ一。そのくノ一諫めるように怒っているのは吉原の自警団百華の頭領の月詠。万事屋の隣に座りアイツの面倒を見るお妙さん。万事屋への見舞い品を物色する神楽。それ以外にもお登勢や長谷川や変なコスプレをした長髪の人物などなど男やら女やら子供やらここは本当に病院か?と聞きたくなるような人数が銀時の周りにあふれている。
     その真ん中で万事屋は添い寝するくノ一を蹴り飛ばしたり、周囲の奇行にツッコミを入れたりと忙しそうだ。
     こんな光景は日常茶飯事で見慣れているはずなのに土方の心に靄がかかる。
     「銀時」
     不意に誰かがアイツの名を呼んだ。
    「銀時」
    「銀ちゃん」
    「銀さん」
     この病室には万事屋の名を呼ぶ声が溢れている。その中に土方が入ることは決してない。直感でそう感じた。
     気づいた時には見舞い品が入った袋をドアの横に置き逃げ出すように病院を後にした。きっと新八は不審がるだろうし、土方が来たことは万事屋に伝わるだろう。そしたらアイツも不審に思うはずだ。だからといって今から戻ることなどできるはずもない。それになの病室に土方が入る姿が想像もできない。あそこは土方は決して入ることが許されない聖域だ。

     そのまま屯所へ帰り、すれ違い挨拶を送ってくる隊士たちに軽く手をあげて適当にかわし、自室へと飛び込んだ。襖を閉め、そのままずるずると座り込む。
     別に何も衝撃的なものを見たわけでも聞いたわけでもない。万事屋にとってはいつもの光景だ。土方だってあんな風に囲まれる万事屋は今まで何度も見ている。特別なものは何もない。いつもの光景だ。なのになんで己は今こんなにも心が掻き乱れるのか土方にはわからなかった。
     
     懐から取り出した煙草の箱から一本取り出し口に咥え、火をつける。ゆっくり慣れ親しんだ煙を肺に充満させていけば、
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    sakisaka_kanon

    MAIKING⚠️かきかけというよりほぼ殴り書き
    ⚠️沖神、銀土、ふぉっくろ(ほぼ無味無臭)要素があります

    ただ、狐の窓してる神楽ちゃんを書きたかっただけの話。
    銀土は出来上がってるかただ単に仲良し両片想いなのかのどっちかです
    メインは沖神かなって感じです

    この後、ふぉっくろ?(あってる?)時代の2人+他メンバーの話が聞ける流れになります
    続きとか清書とかはするかは分かりません
    私的には書きたか満足です
    狐の窓神楽ちゃんが狐の窓にハマって色んな人を見る(言葉が間違ってるから正しく見えない)
    沖田に間違いを指摘されて、改めて正しい言葉で沖田を見る。
    意識を失い倒れた神楽を沖田が万事屋へと運ぶ

    2日経っても起きない神楽を医者に見せるが異常なし
    沖田から神楽が直前に狐の窓をやってたと聞いた銀時は、ダメ元でアネモネに連絡し、来てもらった。
    「……狐の窓……ね……」
    大きなため息を着いたモネ。
    「これは私達じゃどうすることもできない。だけどこのままだとこの子は一緒目覚めないし、近いうちに居なくなるわ」
    「はぁ?」
    「厄介なのに目をつけられたわね」
    「ど、どうにかなりませんか?」
    「詳しい奴がいることにはいる。ちょっと厄介たけどね。……まぁ、あなたとあなたなら大丈夫じゃない?」
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    sakisaka_kanon

    MAIKING幼児化したとちくんが屯所でお誕生日のお祝いをしてもらってる話です。
    まだ書き終わってません。
    というかここから永遠に進んでません。
    5月ももう終わるのでとりあえずここにかきかけとしてあげます。
    銀さんにアーンしてもらってケーキ食べるかわゆいとちくんが書きたかっただけなんです。
    ケーキアーンしてるシーンは一応あるので、それだけでも見てやってください🙇‍♀️🙇‍♀️
    とちくんとおたんじょうび  「「「としくんお誕生日おめでとう!!!」」」
     普段は鬼の怒号か野郎共のバカ騒ぎばかりが響く真選組屯所に、本日はけたたましいほどのクラッカーの音とほんの少しだけ可愛らしい女性の声が混ざった大合唱が響き渡った。
     その大合唱の中心で可愛らしい小鬼が笑顔で「あ、ありあとう」と幼い特有の拙く可愛らしい言葉を返している。だが、その小鬼の手は自身が座る人物の白い着流しをギュッと掴んでいるところを見るに嬉しい反面照れくさいのだろう。
    「としちゃん!ケーキ食べるアルか?」
    「う、うん!」
    「私が取ってきてあげるネ!」
    「お前がケーキなんか取ってきたら、ぺしゃんこの可哀想なゴミになっちまいまさァ。仕方ねぇから俺が……」
    「黙るアル!お前が取ってきたら甘いケーキが激辛になるネ!」
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    sakisaka_kanon

    MAIKING付き合ってる銀土で嫉妬する土方さんの話。
    自己完結して暴走していく土方さんが大好きで書き出した話です。本当は先日のイベントで無配にするつもりでしたが未だに終わってません。
    お手すきの際に見てやってください。
    (フォロワー限定にしてありましたが、思い直し誰でもにしました)
    鬼だって不安になる 女が男の耳に顔を寄せ何やら言葉を吹き込む。
     それを聞いた男が今度は女の耳に顔を寄せ、言葉を返す。
     昼間だというのに薄暗い路地裏で繰り広げられるその光景は、十人見たら十人全員が恋人の逢引だというだろう。少なくとも土方にはそう見える。まるで恋愛映画でも見せられている気分だ。その二人が知らない男女なら『真っ昼間からいちゃつきやがって』などの適当な感想で終わっただろう。正直ここかぶき町ではよく見る光景だ。目くじらを立てるようなことでもない。
     だが、今回はそうもいかなかった。両方顔見知りでしかも片方が自分の恋人なのだ。甘酸っぱい恋愛映画ではなく、ドロドロの胃もたれするような苦さの昼ドラだ。
     しかし、土方にとってこの昼ドラは今までも何度も見たことのあるものだった。恋人になる前もなった後も。いやというほど何度も……。
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