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    メメモリ

    @morimeme_

    思い付きの短文とか進捗(ケツ叩き)とかをここに載せてます。

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    メメモリ

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    抱流抱 CPではないかも
    ほよママとるろうくん
    設定メモ

    流浪はある強い吸血鬼の下で、魔力によって自我を奪われ、召使いとして奴隷のように働かされていた。
    ある日、流浪の主である強い吸血鬼が抱擁にけんかを売り、怒った抱擁によって城を燃やされてしまう。
    城に残された弱い吸血鬼たちもほとんど一緒に燃やされてしまったが、生存力の強かった流浪は生き永らえた。

    主が去り、自我を取り戻した流浪は、わけもわからず抱擁に助けを求めた。
    抱擁は流浪を家にお持ち帰りすることにした。必死に縋るその姿があまりに哀れで可愛かったので。

    抱擁はその弱い吸血鬼に“ノートン”という名前を与えた。

    長い間自我を奪われていたノートンは、外見上は成人男性であるのに情緒はまるで子供で、抱擁はずいぶん手を焼かされた。
    またノートンは、外の世界の知識もほとんど無ければ、狩りの仕方さえ知らなかった。

    抱擁は、ノートンに“吸血鬼として”の生き方ではなく、“人間として”の生き方を教えることにした。
    吸血鬼として長い長い時を生きてきた抱擁が忘れてしまった感情をノートンは未だ持っていて、抱擁にもそれを思い出させたからだ。

    すくすくと育ったノートンは、人間らしく反抗期を迎…自立心を芽生えさせ、抱擁の元を去る。
    抱擁はちょっとだけ寂しく思ったけれど、いつまでも自分の手元においていたいと思うのは自分のわがままでしかないし、それではあのかつての流浪の主と同じになってしまう。これでよかったのだ…と、満足して彼の背中を見送った。

    …はずだったが、その後もノートンは怪しい商人に捕まって売り飛ばされそうになったり、昔の主に見つかって火あぶりにされそうになったりして抱擁は手を焼かされるのだが、それはまた別の話。〈了〉
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    メメモリ

    MOURNING風ピとの追いかけっ子の最中、流浪の逃亡に協力する謎のグランツ族現る————!?☆

    流浪者✕風格のピンク(探配) https://privatter.net/category/22116
     ノートンは追われていた。例の新入りのポストマン、もとい風格のピンクと呼ばれている手袋をしたポストマンに……いや正確には、その彼の配達犬に、いままさに追いかけられている真っ最中である。配達犬が〝飛びかかる〟のは、ゲームでの、ハンターを相手にした時ではなかったか。勿論いまはゲームの時間ではないし、ここは実験場ゲームマップではなく居館の廊下だし、ノートンはハンターではない……そんなことは言うまでもないのだが、何にせよ、ノートンはいま風格のピンクの配達犬に牙を剥いて飛びかからんとする勢いで、追いかけられていた。
     ノートンは犬が苦手だ。とりわけ人間に飼われている犬というやつは、どいつもこいつも自分を見るなり警戒心を顕に吠え立ててきた。だからむしろ、ノートンのほうより先に犬のほうがノートンを嫌っているのである、自分に敵意を向ける存在を好ましく思えというのも無理な話だ。そも、動物に好かれるたちでないのは、ノートン・キャンベル——この荘園における〝探鉱者〟の面々におおよそ共通した性質ではあるのだが、このノートンに至っては、それだけが理由ではないかもしれない。
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