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    asoso9353

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    asoso9353

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    イサスミ(イサルイ)ですでに出来上がっている設定(謎時空)
    5話視聴済み
    5~6話間の、日本到着前夜の話
    カッコいいタイトルですが、戦前のおセセなんて常識ですよねっていう話で、最終的にはR18展開になるはず
    (あの5話見た後だとなんかもうなんでもアリかなって思えます)

    決戦前夜①「しゅみしゅー!」
     奪還作戦を翌朝に控えた夕方、スミスはルルと相も変わらず一緒にいた。自分が出撃することはよほどのことがない限りはないだろうとは内々に聞いていたスミスだが、入隊してから初めての大規模な作戦を前にして、緊張しないわけにはいかなかった。
    「しゅみしゅ?」
    「ああ、ルル、すまない。何でもない。大丈夫だ」
     反応がなかった自分を不思議そうに見上げるルルに、スミスは安心させるように頭を撫でる。何者なのかはっきりしない少女を拾ってからまだ数日しか経ていないのに、もうすっかり慣れてしまった。
     明日、朝日が昇る前に東京へ出発する。特にイサミとブレイバーンは先行するため、他の兵士よりも先の出発となる。話が出来るとすればこのタイミングしかないかもしれない、とスミスは彼に会いに行こうかどうしようか迷っていた。
    「あ、ルルちゃーん! スミス少尉も!」
     その時前方から見知った顔――日本のヒビキ・リオウ3尉とミユ・カトウ3曹がやってきた。ヒビキは同じく明日出発する兵士だ。最後の夜を親しい友人と過ごしているのだろう。2人はよく一緒にいたのを覚えている。
    「やあ2人とも」
    「ヒビキ! ミユ! ガガピー!」
     ルルも今ではすっかり女性陣に慣れたようで、嬉しそうに2人に駆け寄る。そして不思議そうに2人に訊ねた。
    「イサミ、いない?」
     ルルがイサミを探すように周りを見渡す。ミユがルルの頭を撫でながら説明した。
    「イサミさんはブレイバーンさんと一緒に、明日の最終確認をしてるんですよ」
    「そうか。彼らが先陣を切るからな。重要な役目だ」
    「ええ……」
     ヒビキが表情を曇らせる。自分も出撃するが、それ以上に明日何が起こるか分からない不安から、イサミのことを案じずにはいられないのだ。それは同じ兵士のスミスも理解できる。
    「ねえスミス。アンタにお願いがあるの」
     ヒビキが小声でスミスに話しかけた。ルルに聞こえないようにとの配慮なのか、ミユがルルの気を引くように彼女に話しかけている。
    「お願い? What?」
    「イサミの様子を見てきてほしいの。平気そうな顔してるけど、アイツも今回みたいな大規模な作戦は初めてで、多分、いろいろ緊張してると思う」
     それはここにいるすべての兵士が感じていることだが、ブレイバーンに乗って戦場に向かうイサミの心情は、恐らく誰も理解は出来ないとヒビキは感じている。
    「アイツが他人に弱い所見せたがらないのは、アンタも分かってるでしょ? あの時あんな風にイサミの内心を吐き出させられたアンタなら、弱い所見せられるんじゃないかなって思うの」
     少し前にかなり大掛かりにイサミの抱えてる気持ちを白日の下に曝け出させ、自分の気持ちも突き付けたスミスなら、とヒビキは頼む。
    「アタシとミユでルルちゃんを見てるから……ねえルルちゃん、少しだけスミスをイサミに貸してあげてくれない?」
     ヒビキは少し離れたところにいたルルの傍に寄る。
    「ガガピー? イサミ、元気ない?」
    「そう! イサミ、いまちょっと元気ないから、スミスが元気づければきっと大丈夫だから、どうかな?」
    「しゅみしゅ?」
    「ああ、行ってきていいかいルル?」
    「……」
     ルルは少し考えて、コクと小さく頷いた。だいぶ聞き分けが良くなってきていて、スミスも安堵する。
    「ブレイバーンとまだ話してたから、あと15分くらい後ならきっと話せると思う。お願い」
    「All right。行ってくるよ」
     ルルを連れ立ってヒビキとミユは食堂へ向かっていった。その後ろ姿を見送りながら、スミスは頭の中で計算をする。恐らく自分が傍にいなくてルルがぐずり始めるまで、60分から90分が限界だろう。15分後に行けとのことだから、45分からおよそ1時間。
    (……念のため、準備した方がいいかな……)
     話だけでももちろんいいが、そういう雰囲気にならないとも限らない。明日、何が起こるのか全く分からないのだ。後悔はしたくない。
     そうと決まれば、とスミスはイサミの部屋で待とうと、駆け足で向かうのだった。
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    asoso9353

    MOURNING3人で一緒に(イサルイルル家族)

    最終回視聴後
    本編終了後のイサルイ(イサスミ)というよりはイサルイルル家族小話
    別の話の導入として書いてたんですが、なかなかエッな展開に持って行けず断念したので供養
    「3人と見守る周りの人」っていうシチュは大好物なので何度だって書きたい

    スミは軍人思考+自己肯定低い系 ブレバンが使ってたハック機能やらクー様が使ってた空間転移も使える設定(ほぼ使わない
    3人で一緒に(イサルイルル家族)「だいぶ身体の調子も戻ってきたようだし、そろそろ通常食にしても大丈夫でしょう」
     ニーナ・コワルスキー中尉がカルテを眺めながらルイス・スミス中尉に本日の診断結果を話す。スミスの体調の経過はすこぶる良好だ。スミス本人はもちろんだが、一緒に聞いていてたイサミ・アオ3尉もルルも喜びを隠せない。3人で喜び合うその様子はどう見ても家族だ。ニーナは微笑ましい気持ちで3人に話しを続ける。
    「もうちょっとしたら、今の特別病棟から出られると思うわ」
    「あの、それでしたら1つ相談があるのですが」
     手を挙げたのはスミス本人ではなく、イサミだった。イサミは真面目な表情でニーナに質問した。
    「もう少し広い病室はありませんか?」
     診察結果ではなく、病室の広さについて質問されるとは予想外の出来事で、ニーナはイサミに問い返した。
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    asoso9353

    DONE叶うなら、ずっと一緒に(イサルイ)

    最終回視聴後
    本編終了後のイサルイ(イサスミ)で、8話前からすでに出来上がって経験済みな設定(謎時空)
    離れようとするルイとそれを止めるイサとルル
    みんなで幸せになってほしい(願望)
    できればイサとルイとルルは本編後も一緒にいてほしいですが果たして
    追い込まれたら変な風に振り切れるのはイサの方だと思っています
    叶うなら、ずっと一緒に(イサルイ) デスドライヴズとの戦いが終わった後、奇跡的に生還を果たしたスミスとの再会を喜ぶイサミとルルだったが、それからすぐにスミスはATFの上層部の手によって連れて行かれてしまった。状況から考えて、メティカルチェックを受けさせられているのだろうということは想像に難くなかった(ルルがスミスに助けられた時もそうだった)。
     しかしほどなくルルがスミスに会いたいと涙ながらに訴えて来て、イサミはひとまず直属の上司に質問に行った。実際、イサミ自身も我慢の限界だった。いくらメディカルチェックをしているとは言え、全く面会が出来ないというのが納得できない。
     不機嫌さを全く隠さずにイサミがサタケに質問をするが、上司も全く状況が分からないという。
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    asoso9353

    DONEあなたに感謝の言葉を(CPなし)
    最終回視聴後
    本編終了後
    特にCPはありませんが、イサルイ工場の作品なので風味はあります
    戦い終わったあと、生還したルイって普通に考えると不審じゃないかい?と思い前半はちょっとだけ不穏。でもあの世界の倫理観はそんなにおかしくないので、このくらいはやってほしいなという気持ちを込めて
    ルイはクー様の能力全部引き継いでたらいいなぁと思ってます(緑目だからあるよね)
    あなたに感謝の言葉を(CPなし) デスドライヴズとの戦場に駆け付けたATFの面々は、TSに乗っていた者が真っ先にその場に到着した。イサミ・ルルに加えて戦死したはずのスミスまでその場にいて、驚きと喜びで迎えられた。3人は大きめなタオルをもらい、とりあえずはそれを身に着けた。
     イサミもルルもスミスの側を離れなかったが、ATFのハイデマリー少将達が近づいてきたのが見えると、スミスはルルの手を自分の身体から離した。途端にルルが不安げな顔になる。
    「スミス? どうしたの?」
    「ルル。キミはイサミと一緒に戻るんだ。イサミ、ルルのことをよろしく頼む」
     子供のことを頼むような口調で、スミスはイサミにルルのことを託す。ルルは本能的にスミスが自分から離れることを察し、恐怖した。
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