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    fuyukichi

    @fuyu_ha361

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    fuyukichi

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    100日後にくっつくいちじろ86日目


    「一兄、遅くないか?」
    「確かに、もう7時だしな…ちょっとみてくるわ」

     夕飯前。6時半頃まで事務所で仕事をしていると言っていた兄がなかなかリビングに現れない。夕飯の支度はもう出来ているので、あとは一郎を待つだけだ。
     二郎はリビングから事務所へ向かう。コンコンとノックをして静かにゆっくりドアを押し開ける。電話中、来客中の可能性もあるから事務所のドアは静かに開けろと常々言われているからだ。

    「え……寝てる」

     事務所の明かりは点いていた。しかし、一郎はデスクで腕を枕に寝ていた。

    「疲れてんなぁ……」

     二郎は笑いながらそばに行く。一郎はすうすうと静かに寝息を立てて寝ている。我が家は割とリビングやらで兄弟が寝落ちしていることはよくあることだが、事務所で寝落ちははじめてかもしれない。

    「あにきー」

     大きい声で驚かせるのは可哀想で、優しく声をかける。が、起きない。肩に手を置いてゆさゆさと軽く揺すると一郎の黒髪が揺れる。

     寝ていると、いつもより少し幼く見える気がする。唇を少しだけ開けて寝てるからだろうか。

    「………兄貴のこと、可愛いって思うって相当キてるかな」

     ポツリと思ったことが口に出た。そして自然に手が頭に伸びて、その髪をくしゃくしゃと優しく撫でる。もっと触りたい。そんなことまで思った。

    「ん……」

     一郎が身じろぎをした。アッと咄嗟に手を頭から離して引っ込める。一郎はゆっくりと体を起こして目を開いた。

    「うわ……俺寝てたわ……」
    「おはよ」
    「え、今何時?」
    「7時。もう夕飯できたんだけど、来れそう?」
    「うわ、もう7時か!悪い、パソコンだけ閉じたら行くわ」
    「オッケー、じゃあご飯よそっちゃうね」
    「サンキューな」

     ぱたん、後ろ手でドアを閉め、廊下へ出る。妙に忙しない心臓。胸に手をやりながら二郎は足早にリビングへ戻ったのだった。

    2025.1.17
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    ひいさく 💊🌸 ふわふわパンケーキ「あ……」「どうした?」「いや……なんでもねぇ……」💊は🌸の視線の先へと目を向ける。そこには若者の女性や如何にも女子高生が好きそうなお洒落なカフェ。実際、店内も若者の女性から自分たちと同世代の女子で溢れかえっている。💊はそんなところの何がと再度、そのカフェへと視線を向ければふわふわパンケーキと書かれた看板メニューを見つけ、なるほどなと笑みを零した。「あー……その🌸。行ってみるか?」「はぁ!??!な、な、なんであんなお、お、んなばっかりいるとこに別に見てねぇし!!」「いや、喉も乾いたし休憩がてらにオレが寄りたいと思ってな。どうだ?」「……まぁ、お前がそこまでいうなら行ってやってもいい」 💊に誘われるがままカフェへと入店。メニューを開けば、可愛い飲み物からお洒落な食べ物ばかり、🌸は周りの目も相俟って落ち着かないのかそわそわと身体が揺れる。「お前は何にすんだよ」「オレは珈琲だな。🌸は?」 「オレも珈琲…………」「他にも頼んでいい」先程見ていたパンケーキを注文しないのかそういった意味を込め🌸に伝えるもふるふると首を振るのみ。「じゃあ、これ一緒に食べるか?」「!!……、甘いもの食べれんのかお前」 「食べれなくはないが、一人だとキツイ。だから一緒に食べてくれるか?」「……ん」珈琲二つとふわふわパンケーキを一つ注文。運ばれてきたパンケーキはその名の通りふわふわで🌸は瞳をきらきらと輝かせる。「先に食べていいぞ 🌸」 「いいのか?じゃあ、いただきます」 パンケーキを一口サイズに切り口内へと運べば生クリームの甘さとパンケーキの柔らかさに表情が綻ぶ🌸。「美味いか?」「美味い」 「それは良かった」 「……何笑ってんだよ」「美味そうに食べるなと思ってよ」 「……美味いんだから仕方ねぇだろ、お前も食えば分かる」 パンケーキを一口、💊へと差し出す🌸の行動に驚くもふっ、と笑い声を漏らせば優しく🌸の口元を親指で拭いぺろりと生クリームを舐めた。「確かに美味いな」「ばっ……、!も、もうやらねぇからな!!」 顔を真っ赤に染め上げる🌸を珈琲を飲みながら優しく見つめる💊
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