ハードスイートホーム お前のサポートのおかげで良い仕事ができたと、上機嫌な十三代目。いやいやお前の裁量と職人たちへの指示が的確だったからだよと、照れる課長。
エルヴィン率いる壁面建設と調査兵団のリヴァイチームが組んだプロジェクトの工事日程が無事に終了。解体前日の現場事務所で乾杯をし、その後数名で居酒屋に移動、さらに二人で梯子酒。お互いに酒豪ではあったがさすがに大小の体を寄せ合いもたれ合い、縺れる様に共に暮らす家に帰れば、エルヴィンはリヴァイの唇をしつこく貪った後、少し緩んだネクタイの結び目に噛みつく。
汗と酒の匂いが充満する玄関でエルヴィンの歯によってシュルリと音を立て解かれたそれは、リヴァイの両手首を拘束した。
「今夜は俺の好きにさせてくれ、課長さん」
「おいおい、いつもだろうが」
赤い顔でケラケラとリヴァイが笑えば「泣き喚くほど良くしてやる」と囁き、リヴァイの体を軽々と肩に担いで寝室へ向かった。
あぁ畜生やってみろ、興奮するじゃねぇか! と受けて立った課長だが、言葉を紡げなくなるのはアッという間だった。