ハグの日のルク遊8/9。その語呂合わせから、誰が言ったかハグの日といわれているらしいのだが…
「まあ、アンタたちには関係のない話だったわね」
「そうだろう、そうだろう!」
はっはっはと高らかに笑うルークと、その腕にすっぽりとおさまってる遊我。遊我はハハ…と失笑している。
2年前、小学5年生の頃からこの2人は距離感がおかしいとは思っていたロミンだったが、中学生になった現在、それはさらに拍車がかかっている気がする。
ま、せいぜい仲良くやりなさいよと言葉を残し、ロミンはその場を後にした。
そしてそれを見送ったルークと遊我は。
「ハグの日か。オレたちには関係ないな!どんな日であろうとなんの日であろうと…遊我、オレはお前と絶対に、ずっと一緒に居るからな」
遊我を抱きしめる腕に力が入る。
「うん、そうだね」
ルークの様子に目を細める遊我だったが、ルークがそれの意味に気づくことはなかった。