Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    前世に失望

    メモ帳、ミヒャエル・カイザーに蹴られたい

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 10

    前世に失望

    ☆quiet follow

    ひとりかくれんぼ ボツ
    中途半端で場面がよく変わる

    一人かくれんぼ 数時間前、山の中にあった祠を開けて、そこに置いてあった箱を無意識に開けてしまった。中には宝玉が入っていたみたいで、それを探せと猫又であるカイザーというこの祠の管理者?猫又だから管理猫?に言われた。なんでも町を滅ぼせるぐらいなヤバイ代物らしく、俺のせいで世界崩壊なんてそんなものは嫌なので散らばった宝玉を回収することに決めた。
    まあ、これから夏休みだし、学校生活と共にしなくて良かったのは安心した。テストや授業等できっとそれどころじゃないだろうと目に見えている。きっと俺の夏休みが潰れてしまうことは、なんとかなるだろうと思っていたが、すぐに終わると思っていた。そう軽い気持ちで考えていた。
    家になぜか、カイザーもついてくることになった。どうやら1人じゃ無理だとこれが本当の疲れた人 一人暮らしでよかったら と思う 何かと一緒に暮らしていたら 説明するの面倒だ と思って 特に何か気にすることもなく家へと帰宅した 扉を開けようとした瞬間に 何かが落ちてきた ぬいぐるみみたいなものだった それも クマ こんなもの 持ってた記憶がない 不審に思ってそれを手に持ち上げた すると後ろからカイザーが声をかけてきた。今まで一人暮らしをしてきたので、話しかけられるのには慣れてないからびびる。
    ほう、1人かくれんぼか
    そう カイザーは言った それかくれんぼ 話ぐらいだったら聞いたことある。何でも家の中で ぬいぐるみを使って行う儀式。みたいなものだろうか?詳しいことはよく知らない。大学の友達もやらない方がいいと言っていたから 特に気にすることもなかった でぬいぐるみが一体どうしたんだろう 大きさはちょうど 両手 ぐらいの 可愛らしいサイズでやった こんなもうのが家にあるとはとても思えないのでまあさっきのあれが原因なんだろうなと思った なあ これってもしかして 北極ってやつであってる そうだよ ケラケラ と 笑った じゃあ もしかしてこれで解決 と思っていたら 急に ぬいぐるみが動き出した 俺を動かしていないので 勝手に動いている 話して欲しい そうだぞ と言われて 握りしめていた 手の力を緩めた すると手のひらにスタント 降り立って こちらをじーっと眺めていた これから何か始まるのだろうかと思ってそのままに行ったが何も起こらない なあ カイザー これって 一体何があるんだ と尋ねてみた 聞いてみた 様子で あーそうかそうか 良い位置にはこいつの声が聞こえないんだな これから こうからまだあと 6件もこういう こんな出来事が続くのだから 不便なことだ。
    「えっ、えっ、なになに?」
    戸惑いながら目の前のことをなんとか理解しようとするも結局

    「なっ。なに、したの?」
    「何って、接吻だが?」
    「俺が聞きたいのはそうじゃなくて、なんでしたのかってことなんだけど………」
    俺のファーストキスはレモンの味とかイチゴの味とか甘酸っぱいものなどではなかった。柔らかい唇が触れて、
    戸惑っているとぬいぐるみが横からキックをしてきた。小さいサイズだからそんなに痛いわけないと思っていたが、実際にはとても痛い。

    「クビヲ、アラッテマッテロ」
    それから何処かへと消えていった。ひとつ先程のカムイそっくりなぬいぐるみが落ちていた。
    「よか」

    「ソコニ、アルダロ?」
    机に目を向けると米と赤い糸、更に爪切りまでご丁寧に用意されていた。ひとりかくれんぼの手順は知ってしまった、手足のついたぬいぐるみもある。材料も道具も全部揃っている。
    「うげぇ、」
    「良かったな、これで作れるぞ?」
    嫌そうな顔をしている俺と対照的に、カイザーが笑いながら言っていた。ツボかなにかにハマったのか腹を抱えながら爆笑してやがる。こちらとしてはなんにも良くも嬉しくないんだが、何処を見てそう思ったのか、人とは違った感性を持っているのかもしれない。殴りたい気持ちを抑えた俺に感謝して欲しい。

    「あっ、待てよ!」
    「ケッケッケ!ワザワザ、マツワケナイダロ!」
    るはやに分かっていた。同じ場所をぐるぐると巡っていた気がしていたが、なにも考えられなかった。何度目かの廊下に入った直後、時間があと10分だとモニターから音声が聞こえた。
      あぁ、どうしようか早くしなければ俺は死ぬ。手に掴んだペットボトルがバシャバシャと音を立てていた、これをアイツにかけなければならないのに狙いは定まらないどころか足を緩めてしまえば、追い付けなくなる。どうしようかと思っていると、何処からかボールが転がってきた。カムイはそれに気づかずに先に進んだ、その時足が勝手に動いていた。他の人から見ればきれいなフォームだったと言われるぐらい、軽やかだった気がする。
    「いっけええええ!」
    Tap to full screen .Repost is prohibited

    recommended works