これは私の命をかけた戦いである侵攻してきた吸血鬼の1人に一目惚れした私は、ヒゲヒゲがドン引きする程なりふり構わず口説くことにした。
まずは手元に引き寄せ、次に手の届く場所を彼の居場所と定め、衣食住を与えた。この場に縛るための方便と、彼が欲する「死んで蘇る」なんて物騒な願望を忘れさせるような娯楽、そして任務の達成を褒めることでの畏怖!スーパーパーフェクトな私による外堀の埋め立てに加え、スーパーキュートな私の献身で、しばらくするとロナルド君が「ドラ公好き好き♡」なんてオーラを出していた。流石私!!
…なのにいっっっくら愛を告げても恋人になることを断られ、それでは伴侶に!と思い指輪を差し出したけれども断られ…思い通りにならない現実に胃と頭を痛めつつ、愛しの吸血鬼を口説いて口説いて口説いて…もうこれは体から行くしかないなんて、ジェントル違反を実行する寸前で彼から「恋人♡」の地位をゲットした。
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