Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    DuzB1b

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 49

    DuzB1b

    ☆quiet follow

    Δドラロナ
    大人だからこそ欲を抱くんですよ

    きっと純愛というのは
    相手をめちゃくちゃにしてやりたくなる気持ちだろうな

    なんて歌詞の歌があったなぁ・・なんてベッドに横たわりながらも思ってしまうのは
    目の前数センチ先には無防備にスースーと健やかな寝息を立てている、最近になってやっと備品から恋人にジョブチェンジした愛しい愛しい吸血鬼の姿。

    苦節3年

    物覚えも良く、思考回路だって理路整然としているのに、クソ兄の所為で情緒面が壊滅的に遅延していた子が持つ綺麗な容姿も、無垢な心も、不器用な優しさも、そして私とは阿吽の呼吸で会話ができるというところも、すべてがすべて離しがたいと思い当たってしまえば、ドロッとした執着を抱いたそれが恋だと間と理解してしまえば、そこからはもう奈落に落ちるが如くとしか言いようがないし、そこで私は恋に殉教できる性質ではないので、『いっそ私が落ちるなら、君も落ちたまえ』と言わんばかりに行動した


    まず最初はバナナケーキもジョンも同胞も、アルカイックスマイルで『みんな好きだぜ!』なんて言っちゃう子に、まずは好物と家族愛と親愛と友情の違いを教えつつ
    その一方で魅惑を使えないこの子なのに誘蛾灯のように厄介な連中ばかりに目を付けられるのを阻止したり。

    次に私の好意が向いていることを、私の好意が尽きる事はないと、ことあるごとに教え込んだり

    最終的には好きにも違いがあると理解した子が『怖い』と逃げそうになるのを、必死で追いかけたし、逃げ道なんてつぶして回ったり

    本当に手に入れるためなら、何でもやったし何でもやれた
    それが髭に頭を下げる事であっても、だ。

    そんな愛しい愛しい相手!が同じベッド!!で寝てるんですよ!!!
    しかも気持ちよさそうにふにゃふにゃしてるし

    思わずふにゃふにゃしている頬に触れれば、タイミングよくなのか野生の勘なのか
    「どらこー」なんて名前を呼ぶし!
    しかもね、その「ドラコー」がさぁ、これまた甘ったるい呼び方に
    思わず喉が鳴るよね
    鳴らしてもいいよね
    むしろ男だったら!って鱗滝さんも言ってたしね!


    そこで当初の歌に行きつくわけですがね

    そうワルド・ドラルク(40)はこの子をめちゃめちゃ大切にしたい半面
    めちゃめちゃドロドロのぐちゃぐちゃのべろべろにしたいわけですよ!

    40歳にもなってなんて私自身が思うし、分かっている
    この子の情緒がやっと花咲き始めたからと言っても、まだ中2レベルだという事すら私はちゃ~~~~んと分かっている。
    分かってしまっているんだよ
    分かってなきゃ手を出すに決まってんだろオラァ(怒)

    8か月前の冬のさなか、雪が降るのを言い訳にして手をつないだあの子は可愛かった
    はわわわって真っ赤になるから『手をつなぐのは嫌?嫌なら離すよ』と多少の意地悪を混ぜつつお伺いを立ててやれば、うつむいた頭を振って、緩くつないでいた指に少しだけ力を込めて『手、つなげるの嬉しい』っていう子なんだよ

    4か月前の春のさなか、なんとかかんとか初めてのハグに漕ぎつけたときなんて
    私の胸に額を当てながら『心臓爆発しちゃいそう』なんて言うんですよ!


    そして昨日初めてのキスなんてさあ
    唇をただただ押し当てるだけのソレなのに、顔を真っ赤にして眼を潤ませて息を乱して
    『死んじゃいそう・・』なんて言うからさぁ

    可愛いです
    全部全部可愛いです
    可愛くてかわいくてしょうがないのに

    可愛くてかわいい分だけ欲がたまっていく
    欲ダムというものがあれば、昨日決壊寸前だった

    あの子があそこで『俺からもしていい?』なんて私の欲を受け止めてくれていなければ
    いっそ押し倒して合わせた唇から舌を差し込んであの子の口腔内を全部を埋め尽くしてやりたかった

    ・・・・・ごめんちょっと嘘です

    『俺からもしていい?』って言われて、『どうぞ』なんて余裕の顔をしながらも
    あの子が顔を寄せてきて唇が重なった瞬間、その顔を両方の掌で動かさないように固定した動きに驚いたあの子が口を開けたのを見計らって舌までは入れました
    もうぐっちゃぐっちゃと、ねっちょねっちょと。
    あの子の口腔内を埋め尽くしたい、嘗め尽くしたいと沸いた頭がそれだけになった

    もっともっともっともっと
    もっと乱れて
    もっと欲しがって
    もっと与えて
    もっともっともっともっと

    頭の中でシミュレーションが起こって、ソレにさえ煽られて焚きつけられて


    そうして
    どうなったかだって?

    ベッドに押し倒して離れた唇であの子が言ったんだよ
    『何????』って
    乱れた息とうるんだ瞳、お互いの唾液で濡れた唇の、どうやっても煽情的な姿なのに
    無垢な瞳で疑問を投げかけてこられたんだもん

    ・・・・・悪い大人だって気が削がれるでしょ!
    むしろ何も分かっていないこの子に、行為をしても意味がないしね

    だから昨日はここまででお仕舞なんだけれど

    ふにゃりと夢の中にいる愛しい子が笑う
    ただただ無垢に
    ただただ柔らかく
    何も怖くありませんよなんて姿を晒す


    「・・・・まだまだ、君には教える事が沢山だなぁ」
    ーまずは保体からかなー


    ぐちゃぐちゃもめちゃめちゃにするのは、それからでいい









    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works