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    mitotte_kazu

    @mitotte_kazu

    自機ルガオスとエタバン相手のヴィエラとかよそよその話とかNPCよその話とか置いとく場所。
    リアクションとても嬉しいですありがとうございます

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    mitotte_kazu

    ☆Тайно следовать

    ナマコちゃんさん(@namakomesi ) が素敵な台詞をくださったのでそこから派生した短い🦍とユウくんのお話

    交流カズ!」
     ウルダハの喧騒の中で背後から名を呼ばれた。慣れたように人混みを上手くすり抜けたルガディン──ユウが元気か?と声をかけてくる。おかげさまでと頷いて答えるとそれは何よりと破顔された。お互いの近況など話してる内に、そうだ、と思い出したかのように手帳から小さなカードを取り出す。
    「この店知ってるか?」
     取り出したショップカードを差し出すと、大きく書かれた店名に彼は首を傾げた。初めて見るなと小さく呟かれ、よかったと頬を緩める。ゴブレットビュートで最近できた店だったのだが、紅茶とケーキが美味しくて紹介しようと貰って来た甲斐があった。
    「友達紹介で何割引、みたいなシステムらしくてな。しるこさんも気に入っていたから、ジャックさんと一緒にどうかと思って」
     地図や割引の説明が書かれた裏面を眺めていた彼に声をかけるとあぁ、と小さく頷かれた。
    「こここの間ジャックが気にしてた店だ。情報と紹介助かる」
     礼を述べた彼の人懐こい笑顔に、教えたくもなると1人頷いて応える。何かお礼でも、と顎に手を添え考え込んだ彼に、慌てて手を振った。そんなつもりじゃなかったと言うと、じゃあ、と意味深に笑いかけられる。
    「美味いベーカリーの情報で、どうだ?」
     等価交換だろうと浮かべられた悪どい笑みはウルダハの商人の真似だろうか。この近くにあると声を潜め、囁かれた。こういうところだろうなと苦笑していると、しかもな、と前置きして彼が周囲の様子を伺う。
    「それなりに美味いコーヒーと買ったパンが楽しめるイートインスペースまである」
     上手い口説き文句に思わず深く頷いてしまった。やった、と天真爛漫に喜んだ彼に、情報のお礼にその店でコーヒー休憩を提案すると、お礼のお礼かと苦笑しながらも快く了承される。
    「いいのか?ジャックの話をし出したら何時間でも語れるぞ?」
    「それを言うならしるこさんの話ならいくらでも付き合える」
     猫舌の自分が飲みやすい温度にコーヒーが冷めるまで付き合ってくれそうだと思いながら、先導する彼の後を追った。
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    mitotte_kazu

    МИМОバレンタインなのでチョコ渡す🐇さんとチョコ食べる🦍の短い話
    片割 この海の街にもイベントの余波が来ているようで、浮ついた雰囲気が漂っていた。幸せそうな人を見るのは嫌いではないが、この空気の中独り歩くルガディンはどこか居た堪れなさを感じていた。
    それでもイベントのおかげで普段ならあまり手を出さないようなチョコレートが並んでいる店頭を眺めるのは楽しいものだった。買ったところで勿体なくて食べられないのは目に見えているし、貧相な自身の舌はどれを食べても美味しく感じるのだろう。折角だからと思いつつ平凡な板チョコレートを手に取る。と、掌からチョコレートが消えた。目線を掌から上げるとルガディンから取り上げたチョコレートを興味深そうに眺めるヴィエラがいた。

    「買うの?」
     握ったチョコレートをひらひら翳しながらヴィエラが首を傾げた。まぁ、とルガディンが頷くとふぅんと数回頷いた彼女がそれを棚に戻す。買うと言ってるのに、と棚のチョコレートに伸ばされた彼の手をヴィエラの手が掴んだ。ルガディンが何なんだと困惑している間に人気の少ない通りまで引っ張り出される。されるがままだったルガディンの離された掌にちょこんと小箱が載せられた。どこか見覚えのあるデザインの小箱をしばらく眺めてから、目の前のヴィエラに視線を向ける。にんまりと意味深に笑った彼女が覚えてる?と首を傾げた。ルガディンが数回頷いて開けても良いか了承を得ると、勿論、と微笑まれた。
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