Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    romitomi2

    雑多な落書きや作文用。シティーハンターとダイの大冒険がメイン。絵はアナログ派で色鉛筆で風景画を描いてます。
    主人公とヒロインのCPやコンビが大体好き。あとブロマンス派。

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 7

    romitomi2

    ☆quiet follow

    ダイレオ2回目のイラストの前の話です。

    #2回目なダイレオ祭り
    #ダイレオ
    dileo

    かみさまのまえのまえ何年も何年も待ってようやく会えた。
    抱きしめられたときのぬくもりとやさしい匂い。
    涙声で聴こえた「おかえり」そして返した「ただいま」
    大好きなみんなに歓迎されて地上に再び戻ることができた。

    それから少ししてやっと普段の日常がやってきて、島に帰ったり、パプニカやカール、魔界を行ったりきたりしている。パプニカには好きなときに使っていいと一室を与えられた。

    レオナは相変わらず忙しそうで、同じ城にいてもなかなか顔を合わせることはできない。なんでも復興や世界の国とのつながりを維持していくためにはいろいろな「リガイカンケイ」の調整も必要で・・・とかアポロさんが言ってたっけ。
    ほんの少しの時間、会えるときはお茶をしたり、どこかへルーラで連れ出したりすることはできた。

    それでちょっと変わったことがある。
    レオナに会うとドキドキする。相変わらずキレイでかわいい、笑い顔も怒った顔もいたずら好きでくるくる変わる表情も見てて楽しい。ずっと前からドキドキはしていて、会えると嬉しいけど、なんかそれに加えて触れたい、って気持ちがどんどん増していく。

    あと、もうひとつ変わったことがある。
    レオナはおれがどこかへ出かけるとなると、少し不安そうな顔をする。
    やっぱりあのときの爆発でおれがいなくなったことが原因だろう。何年も待たせて、他のみんなもそうだけどとてもとても悲しませた。
    だから、旅に出るときは必ず帰ってくる、そういえば微笑んでくれるんだ。
    でもやっぱりおれがいなくなった不安な気持ちは消えない、そんなことを本人も、アポロさんもマリンさんも言っていた。おれがレオナに植え付けてしまったトラウマというやつらしい。

    だからおれは考えている。必ず帰ってくるっていうなにかの証明ができないかなって。
    おれはレオナが大好きだ。
    いつかおれのお嫁さんになってほしい。
    ケッコンってずっと番になることみたいだから、結論、それができればいいのかなって思う。
    でも色々おれたちには難しい問題がある。簡単にはいかない。
    でもおれはそれを誓いたい。必ず帰るって約束を証明したい。

    「神様の前で誓うことですよ、まあ私は誓わ【され】ましたけど、アハハ」
    アバン先生は苦笑いしながらそう言った。
    フローラ様に半ば強制的に、らしいがまんざらでもない感じだ。
    「そうすれば、レオナも安心してくれるかな」
    おれの問いにアバン先生はこんどはすごく幸せそうな顔で笑った。
    「きっとそうだと思いますよ」
    そうしよう、次のレオナの休みのときだ、二人になったときに誓おう、おれは決心した。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    💒💒💒💒💒❤❤❤❤❤💒💒💒💒💒💒💒💒💒💒💙💛💒✨🙏💗💞👍👏👏💒💒👏👏❤👏💙💛
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works

    かほる(輝海)

    DONEシティーハンター
    冴羽獠×槇村香
    原作レベルでも原作以上でも。

    例のマフラーについての捏造話。
    『……これ、お前にやるよ』
     遡ること数週間前、あたしはリビングで突然、獠に紙袋を押し付けられた。中を覗くと、黄色いマフラーが入っていた。これってまさか、獠からのプレゼント……? でも、その日はあたしの誕生日でもなければ、クリスマスでもなかった。
    『どうしたの、これ……』
    『キャバレーの福引で当たったんだ。どうせ俺は使わねぇしな。気に入らないなら捨ててくれ』
     獠はそう言い残して、リビングを出ていった。

     あたしのために選んでくれたわけでもなく、邪魔なものを押し付けられただけ。ほんの数十秒前までは、喜びで満ちていたあたしの心が、急激に冷えていった。それでも、獠がくれたものだし、捨てるのも忍びなく……。なんだかんだ言って、獠があたしへ初めてくれたプレゼントでもあったし、あたしはそのマフラーを大切に使うことにした。

     しばらくして、あたしはそのマフラーを身に着け、キャバレーへツケを払いに行った。ママへ直接マフラーのお礼を伝えたら、怪訝な顔をされた。
    『そんな福引、うちの店ではやってないわよ。よその店の間違いじゃない……?』
     いや、聞き間違いは無いはずで、獠は確かにここの店だと言ってい 1560