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    ゆきんこ

    @yukiya_komcon

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    ゆきんこ

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    ✌さんのお誕生日という事で、みゆれおに挑戦してみました!2人が買い物に向かうまでのお話です。文量は少ないかつ低クオリティですが、楽しんで貰えれば…。(タイトルはいいのが浮かばなかった)

    照れ隠しうだるような暑さが続く外とは違い、冷房のおかげでひんやりとした食堂で礼音は1人、相手が来るのを待っていた。
    授業が終わる時刻からしばらくして、その相手は食堂にやってきた。
    「礼音くん、お疲れ様」
    「あ、深幸さんお疲れ様。今日は遅かったな」
    「いやぁ、教授の話が長引いちゃってさ……。折角一緒に帰れるってのに待たせちゃってごめんな」
    「それは仕方ないし、別にいいけど……。買い物行かないとなんだからそろそろ行った方がいいんじゃないか?」
    「それもそうだね、じゃあ、行きますか!」
    そう言って2人は買い物に向かうことにした。


    「いやぁ、やっぱ外は暑いなぁ」
    「教室が涼しかった分、余計にそう感じるよな」
    「確かに、建物内は結構冷房効いてるからね」
    車を停めている駐車場に向かってたわいも無い話をしていると急に礼音が静かになった。

    「……深幸さん」
    「どうした?礼音くん?」
    礼音は手を繋いでみようかとも思ったが、何となく恥ずかしかったので、彼から目をそむけている状態のまま彼のトートバッグの端を掴み、その端を少し引っ張った。

    「え、ちょっ礼音くん」
    「今ならこの辺に人がいないし。……少しくらいいいだろ、こんなことしてたって」
    彼は振り向きながら返事をしたが、驚きのあまり声が少し裏返ってしまっていた。自分の愛しい人が顔を真っ赤にしてあんな可愛らしい事をしてくると思わなかったのだ。

    「それにしたってなんでまた……」
    「……別になんだっていいだろ。それよりも早く車乗ろうぜ、あまり長いことここに居ると熱中症になるし」
    深幸は彼にどのようなお返しをしようかと思考をめぐらせながら車の鍵を開けた。聞き出すことができたら1番いいが、彼が中々口を割らないことは分かっている。なので彼にこちらからお返しができればそれで彼は十分満足するのだ。

    「さて、これからスーパーに行ってからシェアハウスに帰る訳だけど。礼音くん、シェアハウスに着いたら覚悟しといてね」
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    ゆきんこ

    DONE大遅刻ですが、りおわたが付き合って初めてのバレンタインです。
    特別な人へ「もうそんな時期か……」
     食料品の買い出しに来ていた凜生はそう呟いた。
     買出しに行ったスーパーではバレンタインが近いこともあり、沢山のチョコレートが売られていた。このところ大学での定期試験やレポートに追われていたため、もうバレンタインの時期が近づいていることに気が付いていなかったのだ。
     
    「折角だし、的場に何か用意してやるか。しばらくはバンド活動に専念できるしな」
     そう言って凛生は頼まれていたものだけを購入し、航海に何を渡すのかを考えるため早々と店を出た。

     *

    「それにしても的場は自分でも何か色々と買うだろうからできればそれと被らないようにしないとな」
     夕食を終えた後、自室に戻った凛生はそう言って航海にどのようなものを渡したらよいか参考にするため、スマートフォンで調べ始めた。話題になっている製品やレシピ、ラッピング……航海がより喜んでくれそうかつ、彼の買うであろうスイーツと被らなそうなものは何かについての答えを模索していた。学生の身である為あまり高価なものを渡す訳にはいかないし、万浬に知られた日にはいくらプレゼントとは言え流石に怒られてしまうだろう。それに有名な品を選ぶと航海自身が購入したものと被る可能性が高くなってしまう……。
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