呪いを祝福に変えた先まで本編の中で救われる兆しがないと成仏出来ないのだと気づいてしまって。本編時間軸の裏の出来事の考察・解釈という名の創作です。
※多分本当はよく見ると白っぽいパーメット体でも白かったり黄色かったり青かったりするものがありそうと思いつつ見比べる気力がないので、赤と紫じゃないのパーメットは全部データストームと同調してる想定で白パメと記載してます。ご了承ください。　
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◆プロローグ
エリクトのバースデーソングをナディムとエリクトで歌うシーン、エリクトの白パメ覚醒とルブリスのレイヤー33コールバック（誕生）でもあって。終始物語を通じて不穏な扱いを受けてるハピバだけど、ガンダムに関連する覚醒のシーンの歌でもあると捉えている。（一応ハピバはエリクト名だけど、結局ルブリス=エリクトとなるわけで……）


◆1〜6話
4スレいいよね（今回は省略）

◆6話
例の4号の「調整室」追ってクワゼロに「生体コード」が転移されるタイミングがあるわけだがこの時点で肉体が死んでいては成り立たない（詳細は別途プロスペラとベルメリアの会話にて）。
それを踏まえると、「調整室」はパーメットの追加実験室、照射された赤色の何かはパメ跡同様の情報熱学的エントロピー増大的な何か？
パイロットとしての使命を果たした強化人士の次の役割はデータストームと同調する実験台となること仮定（実験台として携わる対象の実験が変更となる）。

こここら先はその後の物語の状況からいくつか追加で推測。
・4号はこのデータストームとの同調実験では奇跡的に同調に成功白パメに至るはず（その後との整合性鑑みここしかない）
・「決闘のデータをフィードバックさせる選択肢だって！」がそもそも出来なくなるような状態になることが想定される処置をする調整室なので……肉体はとてもパイロットはできない昏睡レベル（仮）の可能性が高い。じゃないとその後登場しない理由がないので。


ハピバが重なるの、本当の名前はわからない4号を「dear◯◯」抜きのプロママver の歌詞でスレッタが歌う事で本当の名前の分からないありのままの彼を祝福してるんだな、と。
プロローグのハピバがエリクト白パメとルブリス覚醒と被ったのと同様、このハピバは白パメ4号覚醒の暗示。


◆9話
様とベルの会話、「ファラクト渡せるわけないよなぁ、俺たちのことがバレたらそれこそ大騒ぎだ」との事で、一応エピローグでバレてるけど大騒ぎになってないので一応発言を拾いましょう。


◆14話
（プロスペラがベルと話して協力を仰ぐシーン）
べルメリア、エリクトがモビルスーツになったときいて「うっっ（ありえない）……」となっていたから14話の時点では4号の生体コードを存命4号体内から引っぺがすなんて発想はベルにはまだなかったはず。


◆16話　
（続　プロスペラのベル勧誘のシーン）
プロスペラ発言「エリイの生体コードは完全にデータストームと同調」「私はルブリスを使ってエリイの命を繋ぐと決めたわ」
→生体コードの転移&定着の条件はデータストームと同調&繋げる元の命が生きていることと理解。

生体コードとは？と思ってしまうけど、エリクトを生きている、という設定なので「生体コード=転送可能な魂」と思っている。
また「今のエリイはパーメット粒子と同じ」発言があるので、結局「魂=生体コード=パーメット粒子」であると。（後再登場概念）

ここからベルもクワゼロに協力しはじめるけれど、逆にそれまではベルはクワゼロに全く関与していなかったということ。4号がクワゼロに転移されるのはこの後18話前半までの極めて短期間のうち。
またペイルはベネグル・クワゼロを宇宙議会連合に告発する立場なので、クワゼロに参画しているのはペイル社としてではなくあくまでベル個人（組織的な協力ではない）

さすがにクワゼロに組み込むほどの暴挙を決定・遂行できる立場なので（強化人士事業本部長的な？）6話の調整室で4号が白パメになる追加実験もベルメリアの管轄としましょう。。。


◆17話
エアリアルスコア8の到達に合わせてハピバの着メロ。歌詞はなかったけどやっぱりハピバはガンダム関連の何かしらの覚醒で登場する歌だと再確認（だからやっぱり6話もハピバも調整室で白パメ覚醒したのだと解釈を補強）

◆18話
（スレがデータストームでエリクトと対初対面の場面）
エリクトとカヴン子の話を要約するとカヴンの子はエリクトのリプリチャイルドかつ拡張意識
→同じリプリチャイルドでもスレッタは拡張意識ではない、一人たけ映った赤ちゃんがスレッタと仮定するとカヴンの子は魂が未完成の段階（胎児よりずっと前、リプリチャイルドの、生成過程の初期の細胞状態？）にデータストームに転移された事でエリクトと意識を共有している拡張意識となりえた、と解釈。

リプリチャイルドが現実世界において無条件に拡張意識になるならリプリチャイルドにエリクトの拡張意識入れれば良かったもんね、それが叶わないとと分かるまでの試行錯誤の残骸なんだろうな、リプリチャイルド達。
そう思うときっと現世からデータストームへの生体コードの転送は原則一方通行のみ。
データストームから現世へ戻ってくるには少なくともスコア8で自分で動ける、自分で戻れることが条件（介助してくれる存在や装置が何もないので）という事なのかも、と思ったけど後ほどもう一つ条件が必要そうと判明。

→とりあえず（胎児未満の）未完成の生体コードをデータストームに転移できればリプリ元人格の拡張意識となりえると仮定。

ベルは18話後半から査察官と行動するようにになるので実質クワゼロに4号の生体データを転移できるのは16-18話前半の限られた期間。
その短期間に初見は「うっ……」となったエリクト生体コードin人型モビルスーツ、ですらない、４号生体コードinクワゼロ（not人型）に移すなんて倫理感終わってますけど、きっと善意と罪滅ぼしで良かれと思ってしちゃうんですよね、ベルさん。
この生体コード転移には転送元として生きた４号が必要だという解釈なので少なくともクワゼロに4号を転移できる時点まで4号は肉体を持って生きていた。
→すなわち説①:4号本体が転送された。（転移時点で完全にエリクトと同じ状況、肉体はもうない）

ただし説②:4号の肉体は存命（但し推定昏睡）、クワゼロにいるのは昏睡4号の拡張意識（並行意識？）、もありえる。
説②はベルのあたおか度合いにかかっている、プロママのエリクト（カヴンの子の）話をきいてから速攻で4号の胎児未満のリプリチャイルドを作り、リプの生体コードを転移、データストームと同調中&推定昏睡中の4号の意識と繋いでデータストーム上の拡張意識として稼働させた可能性もあるのかと（※「リプリチャイルドの転移なので後のオルガノイドアーカイブ」）。


◆21話
エアリアルスコア8でクワゼロ起動後、学園のプレハブ？部屋でスレッタがキャリバーンに乗る決意をする部屋でのシーン
スレッタが自分がリプリチャイルドだと打ち明けるときベルさん気遣って「スレッタ（言わなくても大丈夫よ）」的空気出してるのでスレッタの出自知ってますよねこれ。さすがに他のリプリチャイルドの事も知ってると解釈しておきましょう（個人的にベルメリアが4号のリプリチャイルド作った可能性が上がった）
スレッタの発言でも「エリクトが死にそうになっちゃって」なので、死んでからのエアリアルへの転送じゃなく、死ぬ前のエアリアルへの転送と再確定（生体コードは実世界における死の前に転移必須）。
ベル発言「エリクトだけが完全に同調できた」なので、地味に4号の同調は完全ではないorエリクトは群を抜いて特殊という事なんですね。

◆22話
スレッタが5号に例のベンチで4号についてきく例のシーン、地球寮メンバーでスレッタどこ？ってなっていたのでききに言った事すらみんなに内緒。
特にその後4号の顛末について他のみんなに共有した場面もなく。これを踏まえると以降4号関連の事はスレッタは自分の中だけに留める秘め事とすることにしたのかと。（ある種の後悔と罪悪感と独占欲のミックス）

引きこもったミオリネに会いに行ったとこも4号に纏わる後悔は懺悔しなかった、4号案件は継続して秘め事。（とはいえ一般論として自分の婚約者？（てかフェンシングで花婿移ってないかも？もう誕生日過ぎたからホルダーだけかな？）に、他の好きな人の話しないよね、等ここは他の解釈も有効）
　
でも正直このシーンは違和感あって、今生の別れを覚悟して愛するミオリネに会いに行く文脈なら、一般的には心残りが溢れて話しながら涙腺崩壊すると思うけど泣いていないしここはそういう文脈じゃない。
会話の流れ的にこれは身内（プロエリ）の暴走のせいで崩れた友達のミオリネを全力で立ち直らせるためだけににスレッタ喋ってる印象、スレッタが話したい言葉しゃなくて、ミオリネはこの言葉をきいたら立ち上がれるよね、という脚本都合の言葉と話題のセレクト。心残りを現在進行形で棚卸ししている穏やかな終活モード味がある。
スレッタ、度々感動等で目が潤んで中のキラキラがクルンってなる描写はあれど、誰かのために涙を流しているのって4号関連（5号とのベンチ会話、4号との再開）だけな気がする。（これは確認してないので違ったらすみません。。）
エリクトが惑星間送電システムの最大出力で焼かれたときも泣いていなかったし（これはそれどころじゃないだけな可能性も高い）、その人のために泣けるほどの一番の思い入れは結局終始一貫して4号なんだよなと再確認するなど（強火解釈）。


◆23話
（以後4号としているのは、説①:4号肉体消滅クワゼロにいるのがご本人/説②:肉体存命クワゼロにいるのは拡張意識、一旦どちらでも同じ解釈なので便宜的に好きな方で読んで頂ければと思います）　

例のクワゼロ一時停止、エリクトの「邪魔しないでよ」のシーン！これ！4号が自分の意思でクワゼロを止めている！！！
クワゼロ止めた瞬間の追加データストームが虹色！ということでこの時点でクワゼロ内4号もパメスコ8到達してるはずなんですよね。（正直いつの間？）

スコア8は自力で到達できないスコアだったのでもうこれはエリクトがクワゼロを起動してスコアを瞬時的に上げた事により
擬似的にパイロットがエリクト、機体がクワゼロ&4号という組み合わせでスコア8到達、以後4号が自分の意思で動ける状態になったという事かと思っている。

エリクトの鍵がスレッタであるように、4号の鍵がエリクトだった、そしてここからエリクト→4号→スレッタ→エリクトのパメスコを上げる三つ巴が始まるなど。

話は戻り、とりあえず21話時点で「エリクト=エアリアル」であるように「4号=クワゼロ」。
エアリアルの電源が落ちてもエリクトは生きているように、依り代の形がある限りはクワゼロが停止していても4号もそこに生きている、という事だと理解。


◆最終話
プロスペラ曰く「クワゼロに接続して持続コードを再統合すればエリクトは目を覚ます。」
（正直これはダウト、クワゼロ緊急停止中かつエリクトダウンに伴いエリクトによるクワゼロ再起動不可、データストーム消失中の環境下において持続コードをどうやって統合するの？コンセントにつながってない充電ケーブルで充電試みるくらいの心許なさでは！？（何も起ききないよと思ってしまう））

続くスレッタの「クワゼロなんかなくったって（エリクトを復活させたい）！」も正直これ言ってるけど打つ手なし状態だと思っている。

でもスレッタがその流れでキャリバーンでスコアをあげてデータストームを発生させた、するとスレッタの発生させたデータストームを介して4号（=クワゼロ）が姿を表す事ができた。

例の「始めよう、スレッタ・マーキュリー」で指を合わせた時点で虹色データストーム発生させていた件、
その後スレッタがエアリアルに呼びかけてエアリアルを起動できたんですよね。　これ実質呼びかける事によってエリクトはクワゼロ（=4号）にあった持続コードにスレッタのデータストームを介して再統合できた、という事だと思っている。

「スレッタ（データストーム発生担当）+エアリアル」では接続先の持続コードが足りない
「クワゼロ停止中4号（持続コード有）+エアリアル」では繋ぐためのデータストームが足りない

まさにスレッタと4号の2人が揃わなければ出来なかったこと。


なのに！「始めよう」以降4号が画角にいない！エリクト再起動もまるでスレッタ一人でクワゼロの機能を担っていたかのよう。

なのでここで考えられるのは4号は手を合わせた瞬間の虹色データストームでスレッタの中に自身の生体コードを移したのではないか、という説。

4号がスレッタに入る事によってデータストームの発生主体はスレッタからクワゼロ4号にシフト、データストームありのクワゼロにエリクトが繋がった事によるエリクトの再起動。

キャリバーンとクワゼロ起動まわりのデータストームの膨大な負荷はデータストームと同調している白パメ4号が肩代わり、スレッタにかかる負荷はこれまでの蓄積ダメージ+エランさんの魂に相当する新規体内流入パーメット（現実的な生存ライン）なのかと。（以前プロベルの会話から魂=生体コード=パーメット粒子）

ここから休憩がてら生体コード転移の妄想（飛ばして大丈夫です）

◇◆◇
解釈①両者色ボケ
虹パメデータストームを介して4号の生体コードがいきなりスレッタ体内に流れ込んできたんじゃないかと。「エ！エ！エ！エ、エランさん」ってなるくらいもうスレッタびっくりですよ。
てもエランさんに「これが一番成功すると思うけど……嫌？」ときかれたら「エランさんなら……嫌じゃないです。」とか答えちゃうのですんなり4号はクワゼロからスレッタに乗り換えるんですね。
だって、据え膳は食べるし口実は最大限活用するのが4号だもの。
4号は生体コードの転移された経験があるのでやり方も分かるのでしょう、多分。

解釈②「私欲張りだから」
スレッタがエリクトを再起動させたあと「私、欲張りだから、お母さんともみんなともやりたいこといっぱいある！」と言ってる前後ですよ。
だって一度失ったと思った好きな人が目の前にいるんだもの、次失ったら二度と会えないと思ったらエリクト、お母さんと一緒に当然のごとく欲ばっちゃうよね。エアリアルにいるエリクトと違って4号がどこにいるかは曖昧だから、もう見失わないように自ら自分の中に捕まえておいたとか。

解釈③まじめな心情的に
もしかしたらスレッタがクワゼロの機能を担わなくても、4号がクワゼロのデータストームを展開してスレッタが呼びかけるだけでエリクトは再起動できたかもしれない。でも自身が「クワイエットゼロなんかなくったって！」って全否定した（しかも結構危険な）代物に4号がオルガノイドアーカイブなんて良く分からない形でいる事を知れば、依り代は近々破壊されるし4号の先は短い事は当然予見できてしまう、学園テロを通じて至った新境地、助けられる人は助けれたい、出来ることを、とにかくするたけモード。4号はクワゼロと同時の消滅を受け入れていたとしても、人命救助第1優先感覚で4号生体コードをクワゼロからサルベージ。

解釈④愛と償い
スレッタは間接的ではあるものの、「自分との決闘の結果、エランさんは消された」という事実を知っているので、ナチュラルな償いの一貫として自分の人生を分け与える、という事ができてしまうんじゃないかなと思うんですよね。
だから「来て……ください」ってスレッタが4号を招いて、招かれてびっくりしている4号をそのまま自分の中に引き入れちゃいそう。

◇◆◇
（妄想終）

解釈の好みはさておき、スレッタはクワゼロ機能を4号から移管されたからスレッタとエリクトの間で持続コードの再統合が実現できた。

ついでに、「始めよう、スレッタマーキュリー」の虹色データストーム、多分この時点では4号がにしかできない4号の固有スキル状態だと思っている、クワゼロ初回展開時でさえデータストームは青色、4号がクワゼロ一時停止したときのみデータストームが虹色。
最終話除き4号以外が虹色のデータストーム出してる場面もないよねと思うなど。

スレッタにエリクトのガンビットが移った後に初めてスレッタもエアリアルもエリクトも虹色のパーメットスコアになったの、スレッタとエリクトの関係の中に4号が加わることにより奇跡が起きた、という事なのかと。
これまでエリクト→4号スコア8、スレッタ→エリクトスコア8、みたいに鍵が一方的な関係だったのに対し、4号→スレッタって虹データストームの固有スキルか共有された事によりスレッタの鍵が実質4号だったというような状況に。
エリクト→4号=スレッタ→エリクトとお互いスコアを上げる循環が生まれた事により、相乗効果的にスコアをブーストできたのでしょう。また4号とスレッタで共有している虹色データストーム（スキル）の負荷をエリクトが肩代わりできたから今までに無い程高いスコアでキャリバーン&一帯の虹パメまで至れたのかと。
「エリクトだけがデータストームと完全に同調できた（ベル）」なので4号単体では全部の肩代わりはきっと難しかったんでしょうね。4号はスレッタにしか興味ないから、宇宙議会連合止めないととか割りとどうでもよさそうだもんね。

終盤スレッタがエアリアルを介してプロスペラにとっての「みんな」を「よんできた」シーン、
データストーム幻想空間の主催者はスレッタ。
これまでの主催者（エリクト）って自身がデータストーム上の存在なので自分から領域展開的にあの何かを展開すれば主催者になるイメージつくけれど、生身で主催者になるの難しくないか？
実はこれ、スレッタもデータストームの向こう側に自ら行ったから、あの幻想空間の主催者になれたんじゃないかと思うなど。
「お母さんを肯定します」と言うあのシーンの虹パメのスレッタ、平たく言えば生霊そのものですね、一応留守中の体を4号魂が保守してるからそんな事をしてもスレッタ死ななかったんじゃないかとちょっと思ったりしています。

ガンダムしゅわしゅわ消失のときエリクトの生体コードをホッツさんに移せたのは「スレッタにしか出来ないこと」との事だけど要はあの虹色データストーム下でしか出来ない事なのかなと思っています。スコア8で自分で動けてもそれだけで戻ってくる事はできないという事なんですね。
（だから、やっぱりスレッタと始めた4号が出した虹色データストームは生体コードの転移が可能だし、幻想空間主催時にもスレッタは自分で行ったり、戻ったりできたんじゃないかと）

エリクトを移せたのも、4号の生体コード受け入れ経験（ともしかしたら自分もデータストームの向こう側に行って戻ってきたかもしれないの）でなんとなく生体コードとその転移の概念を直感的に理解できたから、とっさに移せたのでしょう。手がかりなしじゃあんなの無理よ。

オルガノイドアーカイブはうんぬんは一旦飛ばしてエピローグ

◆エピローグ
ベルメリア他に参るべきお墓あるよねと思いますけど、4号は死んでないから、と好意的に解釈しましょう。
でもエピローグでは出せないんですね、わかりましたよ。

エピローグ、ミオリネの心情を歌った宝石の日々の挿入歌といい主役がミオリネに変わってるの、4号とスレッタの魂がスレッタの中に同居してる状態をもって、4号とスレッタが「手を取り合って舞台と役から降りた」「理想的な結末」だからという事なのかと。（ドラマCDがまさかの本編暗示！）
スレッタはエランさんとの欲しい人生を手にしたから、もう「機動戦士ガンダム」の活躍の物語からは降りた。だから主役は㈱ガン代表ミオリネに引き継いだんですよね。だからエピローグはミオリネ目線。
ガンダムの呪いも、打ち消す事は出来なかったけど、その呪いのおかげで一番好きな人と生涯を共にする事ができた。
世界を変えることは出来なかったけど、自分たち自身（スレッタ・4号）に魔女（プロママ、ベル）のかけた呪いは、自分たちの手で祝福（共に生きること）に変える事ができた。

プロスペラのパメ跡だって消えてるのにスレッタたけ残ってるの、「あなたと一緒になった証だから残したいの♡」という事であえて残してるという事でよいですね、もう。お労しさ0のただの色ボケだったとは。


エピローグのスレッタがいた麦畑の風景、正直ずっと疑問で。
スレッタとミオリネの明るい未来ならわかりやすく「真夏」「眩しい日差し」「入道雲」「トマト畑」とかでいいじゃないかと。
でもそうじゃない、茶髪の子たちと麦畑。（エモいから以上、以外の理由を探すなら。）
人生の晩秋の象徴で早死の暗示？→△
ライ麦畑で捕まえてがモチーフの進行形モラトリアムの象徴？→△

となると残る解釈はやっぱりスレッタの中の4号に戻ってしまう。
4号の誕生日風景から読み取れる平屋っぽい建物（田舎味）、茶髪のお母さん、ケーキから想定できる麦の文化圏、蝋燭（地球）、ここがその故郷だったとかってあり得るんじゃないかと。
この田舎に対してスレッタが「お母さん『も』ここが気に入ったみたいだから」って言ってるよ、他にここが気に入ったのは語られて無いけど誰？そしてなぜ？　　　


普通にスレッタが気に入ったのだろうけど成育におけるの遺伝子・環境要因ほぼ共有してたエリクトには分からない感性（エリクトはこんな田舎の何がいいんだか、と否定）。
ってことは「スレッタの中の4号と、その4号に感化されたスレッタが」ここを気に入っていて、その上でお母さんもここが好きなんじゃないかと。


そう思うと、ここでこのまま終わるととても箱庭味がある。
4号案件はスレッタの秘め事なので、多分スレッタ、自分の中に4号がいる事周りに言ってないかと。
エリクトと生きる事を悲願としていたお母さんをスレッタは独占（エリクトは主にミオリネと行動）。
ミオリネとスレッタの会話は近況報告と今更な感想なので会話は若干久々と思われる。
都会から遥々運転しないと辿れないような田舎。
みんなが坂の上で大集合してるのはそれが日常だからじゃなくて、あえて集まるための特別な日だから（ニカの出所？）。
基本的にスレッタと母の日常で、毎日エランさんと二人で共有した世界をすごしている。

これだけだと一気にメリバ感が漂ってきてしまった……。



結局最後のメリバとハッピーの分岐、
4号の肉体の有無に帰着するのかと。


クワゼロにいたのが4号本体の魂ならこの麦畑の箱庭で話は終わり。

クワゼロにいたのが4号のリプリチャイルド（拡張意識）なら昏睡4号は生存。



個人的には後者もかなりありえると思っている。
だって「オルガノイドアーカイブ（=臓器もどきの保管庫）」ですよ、ネーミングセンスがグロすぎ。生身の人間の魂を転送した場所にあの偽善的なベルメリアがつけるネーミングじゃないなと。（4号のクワゼロ組み込みはペイル組織的関与じゃない以上ベルメリア独断という想定です、まさか4号自分で名付けないよね？）
4号リプリチャイルドの、生成過程の初期の細胞状態の何かをデータストームに転送し、そこに昏睡4号の意識を繋いだ、といえばオルガノイドアーカイブ（臓器もどきの保管庫）という単語はしっくりくるかなと。
スレッタがリプリチャイルドだと知っていた事、最終話でお参りするべき強化人士達のお墓参りしてない（死んでない）という事とあわせると肉体は存命（昏睡）はとてもアリ。
これはベルメリアさんがちゃんと保身と偽善とヴァナディースの理念と科学者としての狂気を忘れないでいてくれれば成し遂げれるエンディングですね。お願いベルさん、その終わってる倫理感でどうか良いお仕事して♡


スレッタはさらなる回復ののち4号に会いに行けばね、これだけのご都合展開物語だもの、奇跡はきっと起きてエランさんそのとき目覚めて念願の再開を果たせるよ。

そのためには昏睡4号をペイル4元CEOが全力で治療しないとね、「だってバレたら大騒ぎ（9話の様）」だもの。

現実的に、これだけ罪と向き合って償う事を意識しているミオリネが、罪を償っているシャディクやニカを知りつつ4元CEOをそのまま放置するわけ無いと思うなど。
ましてやシャディクの宣誓供述書で告発された議会連合の理事会と裏でつるんでたわけだし。
何かしら主役と準主役を引き継いで行ったミオリネ、グエルあたりが納得しうるだけの密約があったと考えてよいよね。4元CEO密約好きそうだし。
4号回復、5号生活資金援助あたりは当然として、シャディクの罪を軽減に繋がる証言、宇宙に吸上げられる資金の継続的な地球への再還元、その他孤児支援、学校設立、とか。


それでスレッタが完全に回復したら、スレッタは4号に会いに行くんだよね。毎日一緒に4号の拡張意識と話してるけど。
4号が目覚めたら、空気読まずにみんなで会いに行っちゃうよね、きっと。だから４スは5年（仮）ぶりに会えたような茶番をするんだよね、両者妙に大根演技っぽいような。
それで4号をみんなで囲んで、お誕生日おめでとうって祝って。
スレッタの中に残ってる4号の拡張意識は、4号本体が目覚めたあかつきには基本休眠のたまに覚醒するツッコミギャグ要員でよいかな、賑やかで楽しそうだね。

スペアシ格差とか、データストーム負荷とか、根本的に解決されてない問題が山積みであることに変わりはないけど、こんなかんじだったら個人的な許容ラインを超えたハッピーエンドだと思うなど。

ここで祝福が流れて終わり。

◆◇◆
おまけ

４スエンドとは関係ないハッピーエンドに向けて
後は救うならシャディク。本当にハッピーエンドにするにはシャディクがお労しいのを本当はなくしておきたい。一人の究極の自己犠牲の上に成り立ってる世界は美談にすべきものではない。だって犠牲になってるのはまだ子供なんだから。

シャディクの刑期軽減の条件は、シャディクが早生まれであり少年法が存在する世界で少年法の適応年齢に引っかかること、そしてペイル元CEOと証言に関する密約がかわされていること（クワゼロの本当の責任所在（主人公たちのパパママ）とか、あくまで一連のテロ等の企画主導者は議会連合側でシャディクは実は彼らのコマに過ぎなかった、とか。）
だって本来シャディクだって守られるべき年齢では？未熟な子供が生き急ぐほど視野が狭まってたなんて泣けるじゃない。償うべき罪がある事は間違いないけれど、たとえミオリネの箱庭を守るために本人がそれを望んでいたとしても、大人が子どもの偽証を見逃しちゃダメでしょう、としか。
生い立ちも踏まえてもシャディクは情緒酌量の余地ありすぎるとは思っている。

現在の国連で18未満を児童としている定義がこの時代にも存続してるか怪しいけれど、あると仮定しましょう。
どんなにシャディクが賢くったって所詮青臭い高校生なんだからちゃんと本当の責任はやらかしてる大人がとるべき、ペイル証言よろしく。

シャディクも死んででも成し遂げたいと思っただけであえて死にたいわけじゃないだろうから、生きて向き合いながら償って、自分の見えていなかった世界を知って、いつか出所して、今度こそちゃんとミオリネの輪の中に入っていってね、と思うなど。


◆◇◆
2023年11月追記

ここ以下はもはや考察ではなくただの落とし所を見失った願望の書き連ねです。


エリクトinホッツさんのグロさよ。
人工の身体に後付した魂には耐久年数があってほしい。魂=パーメット粒子だもの、そもそもエアリアルの身体がなければエリクトは物理空間では崩壊する性質。科学は生命の神秘には及ばず、人工的に魂を定着させた身体でも少しずつ魂が崩壊していくのが道理では？少しずつ溶けながら輪郭が曖昧になっていって、次第に宇宙と同化していく世界観であってほしい。みんなに先立たれ続ける葬送のエリクトは残酷すぎて見ていられない。


その上でホッツさんなエリクトに五感ある義体を作るのとか究極のガンド医療の目指す先でしょう。
㈱ガン社長ミオミオ、主人公引き継いだし頑張りどころでは？
五感、パーメットリンク介して伝達してくれ。これはなんだか出来そうな気がする。
既にガンドフォーマット通じて動作のシンクロ、視覚触覚を共有するところまで技術の下地はあるはず、エリクト声帯と聴覚的なものも既にありそう（あれは装置を介したテレパシー的なもの？）。
パーメットは神経伝達物質的な？とりあえずそのノリで味覚嗅覚もイケてくれ。パーメットリンク、良く分からなかったけとそれくらい万能なポテンシャルあってもよいよね。

ツギハギだらけでもエリクトが自分の人生を生きられるようにする事がきっとガンド医療の集大成。
火の鳥宇宙編（手塚治虫）で幼児退行牧村が外殻牧村アンドロイドを操縦しているシーン（※私のトラウマ）みたいな、まぁあんなかんじで。


だからエリクトはミオリネといるしミオリネはエリクトが意味わかんないと愚痴るんだよね！？ずっと研究続けてるけどそれは大変だよね、わかるわ。
そんな伏線だと思いたい。


最終的にエリクトにはこの先半世紀くらい？最後の瞬間までつよつよな永遠の爆美女28歳（仮年齢）、最後の魔女とか言われながら強く君臨して生涯を全うしてほしい。道理から外れて老いていく幸せと経験を手放さざるを得なかった事への対価というか、せめて誰よりも華やかな若さを全力で謳歌できればね。