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    comeco

    @happyota2

    字書き。
    銃三が主。たまにさまさぶ、帝独、D4

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    comeco

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    銃三
    キスの日

    くちづけ「銃兎!チェスやろ!」
    「チェス?今からか?」
     すでにまあまあ深い時間。そろそろ零時に近い。
    「だって眠くない。銃兎明日休みだしいいだろ」
    「まあ、一戦だけな」
    「やったあ!負けたら罰ゲームね」
    「また罰ゲームか」
     三郎はにこにこしながらセッティングしている。戦績は五分。他のゲームは三郎の方が強いのだが、チェスは俺も元々出来るからなんとかくらいつける。しかも夜中は勝率が高い。これは多分普段の生活の差だ。三郎は基本夜更かしはあまりしない。昼間学校だけでなく萬屋の手伝いをする事が多い。「山田一郎に迷惑をかけない」をモットーに生きている三郎は普段この時間はベッドにいる事が多いらしい。故に今元気にしているけど勝負がつく頃にはうとうとしている可能性が高いし、今までも途中でやめて盤をそのままにして朝に持ち越すこともある。
    「罰ゲーム何してもらおうかなー」
     三郎は罰ゲームがどうやら好きらしい。負ける事の多い俺は何度もさせられている。大体くだらない写真を撮らされたり、ちょっと高めの食事をねだられたりと罰にもならない他愛無い罰ゲームが多い。
    「さて、コーヒーでも飲むか」
    「あ、僕も」
    「珍しいな」
    「眠くなんないように。今日は勝つ!」
    「なるほど。無駄な抵抗だな」
    「なんだと!」
     コーヒーを二人分淹れる。ただし三郎のは牛乳多めのミルクコーヒー。カフェイン云々もあるが、単純に小腹を満たさせるため。
    「なんで僕のだけカフェオレなの?」
    「これ以上起きてると腹減るからな」
    「そんなもん?」
    「そんなもんだよ」
     ふーん。と言いながらカフェオレを口に含む。
     
     カフェインが功を奏してかそれから一時間は思考が停止することもなく一進一退の攻防が続いていた。しかしそれを過ぎたくらいから次第に三郎の欠伸が多くなり始める。俺は仕事柄全くノーダメージだがゲームの性質上会話もなく進むこともあり三郎は目を擦ったり頬をぺちぺち叩いたりしてなんとか思考を保っている。その様子を見ながらも正常に働く脳に従い有利に展開していく。三郎はほとんど逃げにしか展開出来なくなってくる。なんとか逃げてはいるがもう時間の問題だろうなと思っていたところで三郎の頭がカクンと落ちる。ハッと直後頭を上げたところで
    「もう、むり。負け」
     眠気で戦況の立て直しができないと三郎が判断して試合が終わった。
     
     ベッドに二人で入る。もうほとんど夢の中にいる三郎が「じゅーとー、ばつゲームかんがえた?」と俺に問う。
     微睡みの淵にいる三郎ならしてくれるかもと淡い期待を込めて
    「おやすみのキスして下さい」
    「ん」
     俺の襟元を両手でギュッと握って俺の顔を三郎にぐっと近づけられ、柔らかい唇が俺のそれに重なる。
    「ふふ、おやすみ」
     そう言うとすぐに寝息が聞こえてきた。
     
     ほっぺにチュッくらいの可愛いキスをして心穏やかに寝ようと軽い気持ちでいた俺の心臓は初めての三郎からのくちづけにバクバクと音を立てている。
     
     今夜は眠れないかもしれない。
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    comeco

    DOODLEじゅうさぶ
    鳥が嫌いなじゅーとが可愛いフクロウと出会う話
    ※フクロウはさぶちゃんです。
    ぜんぶ全部妄想です。
    闇夜に出会うは森の賢者「お母さん、この鳥知ってる?」
    「どれ?梟?」
    「魔法使いの男の子と一緒にいるんだ。ペットなんだよ。」
    「へー。梟は幸せを呼ぶのよ。あと賢さの象徴ね。」
    「でも鳥だよね……」
    「そうね。銃兎は鳥嫌いだもんね。」
    「嫌いじゃなくて苦手なの!鳥なんて可愛いのかなあ。」
    「そうね。お母さんも飼ったことないけど愛情があれば苦手でも可愛く見えるかもしれないわね。」
     
     目が覚める。懐かしい夢。母が出てくる夢なんて何年振りだろう。子供の頃読んだ魔法使いの男の子は梟を飼っていた。本で見るイラストの梟は飛ばないし、鳴かないのでこれなら可愛いかもと思っていた。
    「理鶯、交代しますよ。」
     このところ野営地が騒がしく理鶯から睡眠を少し取りたいという申し出がありキャンプに来ている。食事をご馳走すると言われたが左馬刻は今忙しくしていて一緒に来られないと言われ生贄なしで理鶯の食事は摂取出来ないので仕事中に食事を済ませているからすぐに仮眠だけさせて欲しいと食事だけは丁重に断った。仮眠を取った後理鶯を休ませた。
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