きみのとなり（僕もサニーの隣に行きたいなあ。この並び会社から決められてるから仕方ないんだろうけど）

収録中、楽しく会話をしていてもちらちらと気にして見てしまう眩しい金髪にまた目を向ける。
自分との間にいる浮奇に近寄ったりすりすりしたりと楽しそうな姿が視界に入り、誰にも知られないように少し眉を下げた。

（隣にいれば肩を触れ合わせたり、あんな風にすりすりしたりできるのにな。…でもサニーは何も気にしてないみたいだ。まあ、会話はできるもんね。仕方ない、仕方ない…）

自分に言い聞かせながら口に含んだ水は先ほどより苦い気がしたが、ふる、と頭を振ってアルバーンは再び会話に参加したのだった。





冷房が効いた店内は、人が話す声と厨房から聞こえる調理の音で騒がしい。個室にいても声が大きい人間が何人もいるためか小声で何か言っても聞こえなさそうだなとぼんやり考えながらサニーは手元の炭酸水をあおった。

絡まったその糸もきっと願った赤になる「サニー」
「………………」
　窓から柔らかい月の光が差し込む夜半前。
　そっと呼び掛ければ、コアラのようにひっついていたその人に頭をぐりぐりと擦り付けられた。
　ついでにお腹の少し上に回された腕の圧も強くなる。
「僕、明日早いんだ。だからもうそろそろ寝なくちゃいけないんだけど……」
　何とか穏便にこの腕を解いてもらおうともう三度目になる呼び掛けをするも、一向にその願いは叶わないばかりか、また抱き締められる力だけが強くなっていく。
　本来なら願ってもない状況の筈なのだが、アルバーンはそんな今に密かなため息をついた。
　今日は平日のとある日。
　かけがえのない愛しい恋人はここ暫く連勤で、なんでもすばしっこい犯人を捕まえるのに相当苦労していたみたいだ。

嘆嗟嘆願サニーが未来に帰った。


元々僕達は偶然未来からきて出会った5人だった。
何がどうして、どうやってここにきたのか何も分からない。
気付いたら居たこの時代で、帰る手段も分からないなか僕達は家族のように、みんなどこかしら欠けた所を補うようにして幸せに過ごしていた。
そしてこの時代の人達と出会って、繋がりを深くして…それがどんなに不安定で薄氷の上の幸せなのか、みんな心の何処かで分かってはいても見て見ないふりをしていたんだ。




サニーが未来に帰ったと皆は言うけれど、本当に帰ったのかどうかは分からない。
過去ならいざ知らず、未来を知る術はないのだから。
でもあのサニーがなんの連絡もないまま消息を断つとは誰も思わなかった。VSFとして鍛えられた彼なら多少のトラブルくらいなんてことないだろうし、僕ら4人と先輩たち5人が全力で探しても何の手がかりひとつ見つけられないなんて、それしか考えられなかったのだ。

【albonny】Peeping Tom偷窺 (3)9. 陽光

一雙不敢完全睜開的細長眼睛從長凳椅背上探出，他的手指死死捏著橘子汽水，凹陷的鋁罐流了一點汁出來，滴到蜷縮在地的男孩頭上，棕色的毛髮被糖水沾濕成深色。

天空湛藍的沒有一片雲朵，純淨的像被刷洗過一樣。
他亮眼的金黃色外衣彷彿才是該高掛在上的向陽。
溫暖的光線照射在剛睡醒的貓咪身上。

好刺眼，但很美。

這大概是Alban成功從”那裡”逃走之後第一次見過這麼美的東西，他抬手在眼處附近遮掩，不知道是羞於自己受傷的臉還是在躲避光線。

或許都有。

What
Sonny看到渾身是傷的男孩嚇得不輕，眼睛瞬間睜大。
「你怎麼了！」他幾乎是用叫的說出口，激動的整個身子差點翻過長凳。

Hey
金髮男孩在他面前揮了揮手掌。