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    hisui0331

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    hisui0331

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    刃穹 応穹 タイムスリップ

    ⚔️と💫が出会ったのは、運命だという話。

    #刃穹
    #応穹

    運命⚔️と付き合ってる💫くん。でも彼氏であるはずの⚔️はいつも素っ気なくて、付き合ってるよな…?って疑問に思うほどドライな関係だったある日、なんやかんやで💫くんが700年前に行ってしまってそこで出会ったオーセーと仲良くなってわちゃわちゃし始める。帰れるか分からないけど多分⚔️は俺がいなくなったこと気付かないだろうしまぁいっか〜って気楽に考えてたけど一方その頃🐺が💫の携帯端末に仕組んでた位置情報をリアルタイムで追跡できるウイルス的なやつの反応が突然消えたことに気付いて🐺経由で⚔️にもその件が伝わって⚔️が珍しく慌ててる。🐺の仕組んだやつが消えたってことは端末が完全に消滅したかめちゃくちゃ遠い所にいるかの2択しかない。心当たりを探しても見つからなくて途方に暮れる⚔️ちゃん。

    ある日、穹はとある時計の奇物を見つける。ヘルタのところへ持っていこうとする。その前に5騎士の講談を聞いていたら700年前のらふか……きになるなぁと呟く。すると奇物が起動してしまい、突然反時計回りに回り出す。1周してカチリと音がし、気がついたら海の真上。そのまま真っ逆さまに落ちていく。海へ落ちるが、💫は泳ぎ方を知らなかった。身体が沈んでいき、焦り始める💫

    助けて、⚔️!って思ってたらたまたま💫を見ていたオーセーに救助される。
    「おい、無事か?」
    「ごほっ、は、ぁ、へへ、ありがと⚔️ちゃ……え、⚔️ちゃ、ん……?」
    「⚔️?誰だそいつ」
    地面に伏せたまま咳き込んでたら、⚔️の声が聞こえた。確かに助けてとは心から願ったけど、まさか本当に来るなんて。と思わず笑いながら顔を上げれば、見知らぬ姿が見えた。
    声は⚔️。服もそう。けれど…纏う雰囲気と、声色と、何より髪色と瞳の色が、💫の知っている⚔️のそれとは違っていた。
    「え、あんた誰……?」
    「俺はオーセーだ」
    「オーセー……」
    🕸から少しだけ聞いたことがある。⚔️の、本当の名前。この名は、700年前に捨てたと聞いているが、まさか。
    「……今、星歴何年だ?」
    「あ?確かーー」
    教えてもらった数字に、💫の予想が当たったと確信。その数字は、現代から700年以上前のものだった。どうやら過去に来てしまったらしい。
    「というか、俺にはお前が突然降ってきたように見えたんだが、どこから来た?」
    「えーーーと……700年後」
    嘘はつけないので事実を言えば驚かれた。それはそう。
    「はぁ!?なんだそりゃ」
    何か証拠は、と思い携帯端末を差し出す
    「これ、今の時代はないよな?」
    「なんだこれ!見たことねぇ」
    携帯端末に興味津々なオーセー。心なしか目が輝いているように見える。分解してもいいか?と聞かれ慌ててだめだめ!と携帯を奪い返す。携帯は圏外で、使えそうにない。
    ⚔️は必ず纏ってた血の匂いがしないのがとても新鮮。

    一方その頃、銀狼が💫くんのスマホに位置特定が出来るウイルスを仕込んでたんだけど、それが反応しなくなったことで銀狼に通知が行く→⚔️に💫が行方不明になったことが伝わる

    オーセーの家に泊めてもらえることになった💫
    「俺が言うのもなんだけどさ、よく俺みたいな怪しい奴家に入れられるな」
    「あ?今すぐ追い出してやろうか?」
    「……すみません、勘弁してください」
    「俺の勘なんだが、お前は悪い奴じゃねぇ気がすんだよ」
    「勘かぁ……」
    「はは、そんな顔すんな。俺の勘はよく当たるんだぞ」

    オーセーかっこいい!笑顔イケメン!→でもこのあと辛いことがあって人が変わっちゃうんだよな→悲しい苦しい
    という負のループに陥る💫。情緒がシーサー

    痛みまくってる⚔️とは違ってちゃんと手入れされてるんだろうなってほどの美しい髪。
    白いのも綺麗だなって泣きそうになる

    奇物を見ると、時計の針が少しずつ戻り始めてる。短い針が一周したら戻れると予測。12日で帰れそうだ。

    お腹がすいてる💫くんのためにご飯作ってくれるおーせー。めちゃくちゃ上手い。⚔️がご飯作ってるところ見たことないけど、今度お願いしてみようかな……帰れたら。とか思ってる。

    ⚔️と同じ顔で豪快に笑ってるところを見る度にときめいちゃう一方でこの笑顔が出来なくなった⚔️の事を思い出して辛くなる

    うっかりお酒飲みすぎて酔っぱらってるオーセー。
    「お前は可愛いやつだな」って笑いながらくしゃくしゃ頭を撫でてくる。
    「オーセー、酔ってるでしょ」
    「馬鹿言うな、こんなんで酔うわけねぇだろ」
    という顔は赤く、説得力はない

    鍛治してる時のオーセーがかっこよすぎてときめいちゃう。鍛治工房でぼーーっとオーセー見てたら暑すぎてぶっ倒れる。
    オーセーが慌てて担いで外に連れ出したらたまたま来てた丹🍁が慌ててるオーセーと顔どころか身体中真っ赤な💫を見て何があったのか察してオーセー諸共ドバーーって水ぶっかける。ワイルド。
    「ぶふっ」
    「おいおいおい!他にやり方あんだろ!」
    「……はぁ、きもちいい……」
    「ふん、童は喜んでいるようだが」
    「ああもう……大丈夫か💫?」

    突然豊穣の忌み物がたくさん湧いたらしく戦いに行ったオーセーの手伝いする💫くん
    オーセーは💫くん細身だし大丈夫か心配してたけど片っ端からバットでぶん殴ってく💫みて「やるじゃねぇか」って笑いながら頭撫でてそう

    短命種もそうだけどしゅぞくの民差別も酷い時代なので💫くんもそこそこにいじめられたり襲われそうになってその度にオーセーが助けてくれたり追い払ってくれる。慰め方が⚔️とそっくり。(安心させるように頭撫でて気にすんなって言う)

    考え方だったり行動の端々が⚔️とそっくりでやっぱり同じ人なんだなぁと思う💫くん。
    どれだけのことがあったらこの明るい人があんなにも苦しむことになるのか、死を渇望することになるのか。どれだけのことが、あったなら。そう思い💫は2人を比べて余りの違いに辛くなってしまう

    自分が笑う度、💫の一瞬動きが止まることに気付くオーセー
    自分を通して違う誰かを見ている💫にモヤモヤする

    オーセーの耳飾りを貰う💫くん。
    「どっちも上手く出来たんでな。どっちも付けてんだ、ひとつずつな。」
    「でもこれ、大切なものだよな」

    ⚔️が時折耳飾りに触れる姿を思い出す。

    「お前に、渡したいと思った。受け取ってくれ」
    「……ありがとう、大切にする」
    2人でお揃い。2人で1つ。受け取ってもらえて喜んでたら、時間になったようで身体が透けていく。
    「まて、穹、俺は…お前が…」
    何かを言うオーセーを遮るように、抱きしめる💫
    「オーセーが、幸せに生きられますように。」
    叶わないとわかっている願いを伝える。少しでも、叶うと信じて。
    目を見開いたオーセーに微笑みかける
    「だいすき!」

    万遍の笑みで伝え、オーセーがおずおずと💫の背中に腕を回した瞬間、💫は消えていなくなる。
    「お前は最後まで……ずるいやつだ。」
    残された男はぽつりと呟いた

    戻ったらまたりんえんきょうの海に落ちる💫くん。前にもあったなこんなこと……と現実逃避しつつ溺れてたら見つけた⚔️ちゃんが助けてくれる。
    あっちでは12日過ごしてたけど、こっちではまだ3日間ほどしか時間が経過していなかった。不思議。

    その間はずっと行方不明扱いになっていたらしく、⚔️は随分心配していたらしい。ずっと離れてくれない⚔️に、嬉しさ半分、恥ずかしさ半分の💫くん。
    「じんちゃ……?」
    「……無事か」
    「う、うん。何ともない。」
    「そうか」

    愛されてないと思っていたけど、思ってたより好かれていたらしい。どこにいたとは聞かれないのは、少し不思議だった

    へるたのところに持って行こうと思ったのに、ポケットに入れていた奇物が綺麗さっぱり消えていた

    離れていた分、その日は夜になってもずっと離して貰えなかった💫。抱き潰され、体力切れで寝落ちてしまった💫の顔を⚔️が優しく撫でる。

    ⚔️が何となくの勘で穹のコートのポケットを探れば、⚔️が身につけているのと全く同じ、耳飾りが現れた。それは⚔️が身につけているものよりもはるかに綺麗だった。⚔️が付けているのは血が染み込んで赤黒くなっている。

    「……やはりか」

    ずっと耳飾りの片方をどこにやったのか忘れていた、大切なもの。
    それを、なぜ💫が持っているのか。答えは簡単で、はるか昔の己が、この子供に渡したのだ。

    ⚔️は💫と初めて会った時の感覚を思い出す。初めて会った。その筈なのに、目が合う度、懐かしさや、泣きたくなるような激情が心に湧き上がった。
    気のせいでは無かった。己は、ずっと、ずっと昔、この少年に出会っていたのだ。

    顔も、声も、もう何もかも覚えていないのに、大切な誰かがいたことは、継ぎ接ぎだらけの⚔️の記憶の中でも残っていた。遠い昔に出会い、惹かれたのに、突然いなくなってしまった大切だった誰か。
    その正体を、⚔️はようやく理解することが出来た。

    「……お前だったのか、穹」

    そう呟いて、💫の柔い頬を撫でる。

    700年前。
    馬鹿な男は、とある少年に恋をしてしまった。
    けれど、思いを伝えるよりも前に、その少年は呆気なく姿を消してしまった。

    そして今、その少年は再び姿を現し、そして自ら手中へと落ちてきた。
    これを運命と呼ばず、何と呼ぶべきだろうか。

    「もう二度と、お前を逃がしたりしない。」

    ⚔️はそう呟くと、眠る💫に口付けるのだった。

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