煮詰めて絡めて飲み込んで「あ〜!あべんちゅりんだぁ!」
一仕事を終え、酒でも飲もうかとバーにやって来ると、何やら自分の名を呼ぶ声が聞こえた。
声の飛んできた方向に目を向ければ、何故か話題に事欠かないかの星核を宿した開拓者がへべれけになりながらこちらに手を振っている。
何故こんなところに居るのだろうか。彼は自分で未成年だと言っていたはずなのだけれど。
そんなことを考えながら歩いていくと、最近ピノコニーの大英雄となった開拓者ーーー穹がにこにこと笑みを向けてくる。
アベンチュリンは勝手に穹の前に座り、サングラスを外した。
「やぁ、マイフレンド。随分と出来上がっているようだね。もしかして酒を飲んだのかい?」
「えぇ?おれ、モクテルしかのんでない」
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