10歳差五夏/第二部えちえち編導入ソファに腰掛けスマホでニュースチェックをしている悟の背後に忍び寄る。
後ろから肩をとんと叩いて、そのままするっと抱き込むように体を倒すと相手はすぐに頭を上げた。どうしたの傑、聞かれて頬擦りしながら、なんとなくと答える。
私を甘やかすことにかけては右に出る者はいない悟はそっと笑い、おいで、と優しく言ってくれた。お言葉に甘えソファの背もたれを大股一歩で乗り越えて、すぐ横に並ぶとゆっくり抱き合う。
「突然どしたの」
「なんでもないよ。ただ悟とこうしたくなっただけ」
「えーーなにそれかわいい。上おいで、もっとしてあげる」
そう言われたからには断る理由なんてなく、遠慮なく悟の膝の上に跨った。体重はなるべくかけないようにしようとしたところで腰が抱き寄せられて、倒れ込むように悟と真正面から抱き合う。じんわり服越しに伝わる体温、首筋にかかる吐息。大好き。言えば更にきつく抱きしめられて、僕もだよって耳元で呟かれる。
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