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    りんご飴

    快新(広義)と3/4組メインでssを書いています
    大体書きかけをここで供養。
    完成したものは基本支部の方に置いてます!

    支部 りんご飴 https://www.pixiv.net/users/94698855
    (支部の方にはあん🌟のお話があります)

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    りんご飴

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    俳優パロ題:ビジネス!?それともガチ!?

    <注意>
    快斗と新一でダブル主演!付き合ってるかも、ただのビジネスかも?
    左右はご自由解釈で行けると思います。腐っぽいのでそこだけ注意。
    書ききってない。お気をつけて。


    監「シーン12、カット24。よーい、スタート」

    K「スペード様、そのような大切なもの……いただけません。」
    スペ「キッド。君は私の大切な秘書だ。少しの間、私はこの国を離れる。その間、君にこの国と私の部下たち任せたい。だから、そのブローチを持っていて欲しい。」
    K「ですがそのブローチは、スペード様が肌身離さず持っているものでしょう?私なんかが預かるわけにはいきません。」
    スペ「…これはここだけの話だが、もしかしたら行ったっきり戻ってこれないかもしれないんだ。」
    K「え、な、んでですか。」
    スペ「前行った私の部下が敵対組織に捕まったんだ。他にも派遣していたスパイたちも全員同じように……。人質解放の話し合いに行く。極秘だから誰にも話してはならないよ。」
    K「分かっています……だからこのブローチを私に?」
    スペ「そうだ。」
    K「……了解致しました。ですが、約束してください、必ず帰ってくると。」
    スペ「ああ、善処する。」

    監「はい、オッケーです。じゃあみんな休憩入って」

    ◆◇◆

    快「お、つ、か、れ!新一〜!!」
    新「うるせぇ快斗」
    快「どうだった?いい感じだったよな」
    新「まあ及第点じゃねーの」
    快「ひどい!素直に褒めてくれたらいいのに!」

     ドラマ「運命のスート」……10代から20代の有名人を集めて制作されていて、かの人気女優・藤峰有希子の息子である新一、そしてオレのダブル主演ドラマ。2人とも探偵・マジシャンでドラマ経験は無かったけど、母親の血を継いだ新一は当たり前のように演技が上手で結構焦った。でも回を重ねていくうちに新一の上手なところとかを盗んだり、有希子さんにアドバイスしてもらったりして、同じ画角に映って恥ずかしくないぐらいにはなってきた。
     このドラマのストーリーは、黒衣の騎士スペードと、その執事キッド、2人を中心とした敵組織との抗争や味方との信頼を描くお話。さっき撮ったのは、スペードがキッドにブローチを託すシーン。そのブローチはこの国で権力を持つものにしか与えられない“戦士の勲章”を意味していて、キッドにのしかかる重い責任感が鍵。演技というのは難しい、自分が思っているより感情や動きが表せていないことがある。

    監「2人!番組SNSの動画撮るからちょっと来て」

    新・快「はい!」

    ◆◇◆

    新「前と同じでアドリブ多めにしてもいいですか?」
    監「うん、次回予告ちゃんとしてればあとは好きにしてもらって大丈夫」
    新「分かりました」
    快「前の動画、トレンド入るぐらい伸びたよな〜」
    新「快斗のアドリブ多すぎんだよ」

     前の宣伝動画……ありがたいことにこのドラマはSNSでの予告や宣伝も相まってか今シーズンのドラマの視聴率top3にランクインしているらしい。最終回まで気は抜けないものの、その人気の理由はオレたちにあるみたいだった。
     ドラマ内では常に敬語、そして緊迫感のあるお芝居をしているため普段のとのギャップが大きい。そこに目をつけたディレクターが休憩中のオレたちの姿を動画にしてSNSに投稿。最近の若い子達はイケメンやら、そのイケメンたちの絡みに目がないからすぐ「スペK…?」だの「Kスペ!」だの「リバじゃね?」だの「禁断の恋だよ!」だの勝手な憶測により謎に爆発的に人気が出た。
     それに乗っかってアドリブを付け加えた、前の宣伝動画がこれ。

    新「ドラマ『運命のスート』4話、ご視聴いただきありがとうございます!」
    快「今回の見所はズバリ!キッドのティータイムだよね?」
    新「んなわけねーだろ、スペード様が1人で剣技の腕を磨いてるシーン一択!」
    快「え〜そうかな?見てくださった皆さんはどのシーンが一番好きかな?ぜひ、ハッシュタグ『運命のスート』を付けてSNSに投稿してくれると嬉しいな!」
    新「休憩時間たくさんエゴサしてるから、質問とかあったら投稿してくれたら読み上げる、かも?」
    快「ちょっと調べてみる?……あ、質問あるぞ」
    新「なになに?『黒羽くんのファンブックでエゴサしてるとお聞きしたので、これも見てくれてるかな?質問です、今SNSでは『禁断の恋』などと騒がれていますが、そこのところぶっちゃけどうなんですか?答えられそうなら、お2人の関係がとても気になります…!ドラマ撮影頑張ってください!』だってさ。」
    快「おもしれ〜質問じゃん!ぶっちゃけちゃっていいの?」
    新「ぶっちゃけるも何も無いじゃん。」
    快「夢ねぇな新一は。あるかもだよ?ほら、こうやって…ん」
    新「へ、ちょっと!?何キスしてんだ、恥じらいとかねーのかよ」
    快「手の甲にキスとか練習で何回もやったろ?ね?」
    新「まぁ、やった、けど……」
    快「赤くなっちゃって〜びっくりした?」
    新「びっくり、した」
    快「……っはい!ここからはカメラ禁止〜!締めの挨拶するよ!改めて、4話ご視聴いただきありがとうございました!」
    新「来週は、スペードとキッドの苦渋の決断とか、敵組織の幹部が明らかになったりならなかったりとか…ご期待あれ!」
    快「それじゃ、ばいば〜い!」

    快「…これホントにアップできんのかよ」
    新「さぁな」
    快「つーか、頬染めんのも演技とかつれねーなぁ」
    新「オレに不意打ちとか100年早い」

     と、このような感じ。
     なぜオッケーが出たのか分からないが、まあ撮り直しするほどのものでも無かったし、このまま動画はアップ。当然の如く万バズ。「距離が近い」「仲良し、仲良しで良かった」「私たちは何を見せられたんだ」「なんでこれオッケー出たの」「【速報】Kスペじゃなくて快新だった」「くどしん・くろかいガチ勢爆散」などなど。
     そして今回の宣伝。前回は国民の前で挨拶をするシーンの後での撮影だったから、新一もオレもキラキラした衣装を着ていたが今日は正装。やっぱり白のスーツの方が落ち着くかもしれない。

    新「じゃあ今回は快斗が最初に喋って」
    快「分かった。質問いい感じに探すから答えてね」
    新「変なの選ぶんじゃねーぞ」
    快「善処する!」
    新「スペード様の台詞パクんな」

    D「それじゃカメラ回しますんで」

    新「はーい」
    D「3、2、1、スタート!」

    快「ドラマ『運命のスート』5話、ご視聴ありがとうございました!」
    新「今回は盛り沢山回ってことで……。台本貰ったときも凄く驚いてしまって……」
    快「そうそう…「そっち!?」とか「え!急展開じゃん!」ってなったよな…それじゃ恒例のお気に入りシーンの発表と行きましょう!どこですか!」
    新「うーん選べねえけど……強いて言うなら、スペード様とキッドが寝室的な場所で会話してるシーンかな、やっと心打ち明けたって言うかさぁ」
    快「オレも同じだな!寝室で会話って…もっと他の表し方あったろ?それじゃいつものオレらと変わんねーじゃん」
    新「その言い方の方が語弊あると思うけど…ま、いいや。そして前回に引き続き、視聴者さんからの質問読み上げていこうか」
    快「どれにしようかね~、じゃあこれで!『これがお二人の目に入りますように…!質問です!4話の予告にて手の甲にキスをしていましたが、あれは快斗くんのアドリブですか?また、普段からあんなに距離近いんですか?答えられる範囲で教えて欲しいです!』だって!」
    新「また際どいの選ぶねぇ快斗は」
    快「いいだろ~?次回予告オレたちに任せてる側に責任あっから!」
    新「はぁ~その他責思考押し付けられる側の気持ちにもなれよな」
    快「え~ん新一厳しいよ、んで、まず1つ目について!あれは快斗様の完全アドリブだよ♡」
    新「そもそもこのコーナー、打ち合わせとか全然ないから。あれはマジでアドリブ。」
    快「そんで2つ目!『普段から距離近いんですか?』そんなに距離近く見えた?いつもあんな感じだけどな」
    新「キスとかはしねぇけど。常にあんな感じ」
    快「そもそもスペードとキッドって親密な関係だし、まだ放送されてないけど6話とか7話とかだと、キス以上のコトしてたりしてなかったり~!?だから、キス程度じゃ驚くにはまだ早いの!」
    新「恒例の壁ドンシーンも増えるし」
    快「壁ドンなんて甘い言葉でまとめられちゃ困るな?鬼上司スペード様によるスパルタ壁ドンぐらい言ってくれないと~キッドちゃん涙目なんだからぁ」
    新「あのシーン演じるの最近ご褒美になりつつある」
    快「ご褒美って言い方さあ…」

    ◆◇◆

    追記:足ドンとかキスマとかさせる予定でした。
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