彩ノ渦とは完全に別の未来if覚え書き出所後に蔵のすぐそこのマンションのワンルーム与えられて「監視もある、制限もある、一応出所しただけ」感漂う鳴さんの、からっぽの部屋が心配なももきさんが、監視カメラがあちこちについた鳴さんちに頻繁に遊びに行くようになって、ばんごはん一緒にして、帰るの面倒になって泊まり始めて、ソファも来客用の布団もないからシングルベッドにふたりでぎゅうぎゅうになって寝て、ほとんど同居みたいになってくる。あんまり距離が近いからなんか変な気持ちになってくるけどお互い言い出せないまま関係がずるずる続いて、ある夜に「俺、気がついちゃったんですけど」「なんだ」「あの一角、監視カメラの死角なんです」「お前な」「いや本当ですって、まずいと思うんで、ほら、明日蔵で確かめてくださいよ〜」とかへらへら言いながらももきさんをキッチンカウンターの陰のはしっこに引っ張っていった鳴さん、不意に抱きしめて顔近づけて様子をうかがって、拒否する様子がないから、息も声も殺したぐちゃぐちゃのキスをして、何分もそのままでいて、それから「……角度、変えるように指示しといたほうがいいですよ」って笑う、
そんな話が読みたいですね……(ここまで書いたなら書けやという話)