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    結月(ゆづき)

    @22Yuzuki22

    主に小説しか書きません。(絵は見せられるものは書けません)のんびりまったり上げたりしてます。

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    結月(ゆづき)

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    #イザキラ_ワンドロ
    8/8イザーク誕生日。遅刻しました!

    運命後ザフトでの話。付き合い出して1週間後のイザキラです。

    I just found out


    職務中、嫌に外がばたばたと騒がしいと思ったら、いきなり執務室の扉が開いた。
    イザークの副官として仕事をしていたディアッカも驚いた顔をして入り口を見た。

    「⋯⋯なんなんだ騒々しい」
    書類から視線を外し入ってきた人物を見る。
    「あー⋯⋯キラ? どうしたんだよ」
    まじでびっくりしたとディアッカが気さくに声掛ける。
    「イ、イザーク、さんっ!」
    息切れした様に荒く息を吐くキラは珍しい。
    思わずディアッカを見ると、俺も分かんねぇよと言わんばかりに首を横に振られた。
    「なんなんだいきなり。それに、いつになったら⋯⋯」
    「今日、誕生日って、本当なんですか!?」
    「あ、あぁ、そうだが⋯⋯」
    キラの珍しい剣幕に驚き目を見開く。
    「⋯⋯僕、知らなかったんですけど⋯⋯なんで、教えてくれなかったんですか?」
    少し泣きそうな顔をしたキラを見た後、チラッとディアッカを見る。すると肩を竦めてはいはいと言いながらいくつか資料を手に持ってディアッカが入口に向かう。

    「あれディアッカ、どこ行くの?」
    キラの立つ入り口に向かってきたディアッカに、キラは首を傾げる。
    「俺はこの資料出してくる。たぶんイザークの奴も仕事のキリが良いみたいだからゆっくりしていけ」
    ポンとキラの頭を軽く叩いて、ディアッカは笑いながら執務室から出て行った。

    残された2人の間に沈黙が流れる。

    「⋯⋯で? お前は誰からそれを聞いたんだ?」
    「⋯⋯シンとルナマリアが話してるのを聞いて⋯⋯」
    今の時刻はまだ勤務時間内という事を確認する。
    「⋯⋯仕事を放棄してわざわざここへ来たと言う事か?」
    「うっ⋯⋯そ、の⋯⋯」
    流石にマズいと思ったのか視線を泳がすキラにはぁーと深く溜息をつきながら、椅子から立ってキラに近付いていくと、ビクッとその身体が跳ねたのを見逃さなかった。
    「⋯⋯キラ、俺の顔をきちんと見ろ」
    「⋯⋯ご、ごめんなさい⋯⋯」
    「⋯⋯仕事に関してはあいつらがどうとでもするだろう。それよりも、お前は俺の誕生日だと言うのに祝いの言葉もくれんのか?」
    「あ、えと、誕生日おめでとう、イザーク⋯⋯さん」
    恥ずかしそうに言ったキラは愛らしいと感じる。だが不満もある。
    「⋯⋯キラ、いつになったらちゃんと名前を呼んでくれるんだ? イザークでいいと言っているだろう。おまえと付き合い出して1週間だが、未だにさん付けなのが気に食わん」
    キラからイザークに告白してきて恋人関係になったが、キラはずっとイザークに対して遠慮している所があった。その一つがさん付けだ。

    「うっ⋯⋯イ、イザーク⋯⋯」
    やっと名前を呼んだキラに満足する。
    「ふっ、それでいい。で? お前は俺に何かプレゼントをくれると言うことでいいんだな?」
    「えーと、イザークの、欲しいものとか分からなくて、まだ準備が⋯⋯」
    「⋯⋯なら、俺に付き合え。言っとくが、お前に拒否権はないからな」
    「え?」
    「⋯⋯いい加減俺も我慢の限界という事だ」
    付き合い出して1週間。未だにキスすらしておらず、恋人らしい事も出来ていなかったのだ。
    キラもイザークの言葉の意味を理解したのか、かああっと顔を赤くした。
    「⋯⋯ぼ、くも⋯⋯限界、かも⋯⋯」
    凄まじい破壊力のあるキラの発言に、イザークは頭を抑える。
    「⋯⋯いい度胸だなキラ。手加減出来るか分からんぞ」
    「⋯⋯いいよ。イザークの誕生プレゼントになるし⋯⋯」
    「⋯⋯さっさと仕事を終わらせるから、お前はそこに座っていろ」
    イザークは再び机に向かい、仕事をあっという間に片付けると、ディアッカに連絡を入れ早上がりをする事を伝える。
    面白そうに了解と言ったディアッカはきっとニヤニヤしているのだろう。通信を切る前にシン達と話している声が聞こえた為、あっちのフォローもしてくれていたのだろう。
    仕事を片付けるとキラを連れて軍施設を出る。用意したホテルに向かいそこで誕生日の祝いをたっぷり堪能させて貰ったのだった。

    後日ニマニマしたディアッカに色々聞かれたが、五月蝿いと一喝したのは言うまでもない。
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