とりあえずやってみる500年前炎神フレンズテノッチがポテチの袋を開ける。
袋は裂け、中身は全て床に散った。
床に落ちたポテチを眺めて、呆然と立ち尽くす。
(テノッチがそばに居るサンハジに目をやると、サンハジはテノッチの失態を鑑賞しながら、袋のギザギザを切って開封したポテチを食べている)
「テノッチ、何やってんだ。あたしが開けてやる」
ここはいつの間にか『ポテチの袋上手く開けられるか選手権』会場になったようだ。テーブルに積み上がったポテチ(誰だこんなにポテチ買い込んだ奴)のひと袋をガサツに掴み、ワンジルは渾身の力で思いっきり横に引っ張った。
爆発でも起こったかのように、ポテチは勢いよく飛散した。そして自由を手に入れたポテチたちは悲惨な結末を辿ることとなった……ポテチたちは壁やサンハジとテノッチの顔面にぶつかり、一瞬で人生…いや、ポテチ生を終えたようだ。ポテチだったものは無惨にも粉々になり、原型を留めているものはほぼいなかった。
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