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    alcxdeepred

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    alcxdeepred

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    🦌🌈
    睡魔と闘いながら脳死で書いてしまった自分でもよく分からないシチュのアラチャです。
    本当にねむたいので全く何も考えずに書きました…あとは皆様の脳内補完でよろしくお願いします🙏

    #アラチャ
    aracha

    アラチャ「やめて、アラスター」

     それはまさに悲痛な叫びであった。かたかたと震える己の身体を抱き、必死に絞り出された声がアラスターの耳を撫でる。アラスターにはその怯えきった声がまるで甘い囁きのように思えて、胸が高鳴るのを感じていた。怒った声も、泣いた声も、笑い声も、優しい声も。そして、自分の名を呼ぶ声も。チャーリーから紡がれる声は美しい響きとなってアラスターを愉しませた。こんなにも心地よいと感じたのは初めてだったのだ。生前にも様々な人間と出会い、個性的なものからありふれたものまで色んな声音を聴いてきたが、どれもチャーリーの足元にも及ばぬものであった。自分が今まで手にかけてきた者達の浴びるように聞いてきた断末魔、恐怖に染まった震える声、必死に命乞いをする醜い声。どれも遠い昔に聴いていた日常の音達だ。
     懐かしい記憶の奥底を覗き込んでいると、耳心地のよい声がアラスターを現実へと引き戻した。

    「アラスター。……ねぇ、お願いだからもうこんなことはやめて」

     甘やかな響きに思わずうっとりしてしまう。ああ、どうして彼女という存在はこんなにも自分を狂わせるのだろうか。アラスターは無意識に笑みを深める。
     チャーリーの大きな瞳からひとつ、またひとつと雫がこぼれ落ちていく。それが勿体ないと感じたアラスターはチャーリーの頬に手を添えて、ぽろぽろと頬を伝う雫を舌で掬った。彼女の涙が己の舌を濡らし、唾液と共に喉の奥へと流れていく。その感覚だけで目眩がしそうな程興奮を覚える自分はもう、彼女という存在に堕ちているのだろう。
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    Replies from the creator

    alcxdeepred

    DONE夜食を作る🦌🌈
    🍙さんへ。
    もしかするとちょいちょい推敲するかもしれません…!
    料理のチョイスとか調理時間とか諸々適当です…!雰囲気を楽しんでいただけますと幸いです;;
    🦌🌈というか、かなり+よりな感じになっちゃいました🥺
    夜ふかしは厨房にて。 深夜。明かりが落とされた真っ暗なラウンジのソファに、ぐったりと身を預ける地獄のプリンセスこと、チャーリー・モーニングスターの姿があった。壁には色とりどりのペンで書かれたいくつものメモ紙がピンで留められ、その傍にあるテーブルの上にはホテルの運営に関する書類が乱雑に置かれており、床にも数枚書類が散らばっていた。そんな無数にある紙たちを横目に、疲労を溜め込んだような顔をしたチャーリーがゆっくりと深い溜息を吐き出した。

     今後のホテルの運営について。どうすれば罪人達がこのホテルに興味を持ってくれるのか。もっと良い宣伝方法は無いのか。探せばきっと、自分に出来ることが沢山ある筈なのに。ぐるぐると思考を巡らせてみたものの良い案は一向に浮かんできてはくれず、かれこれ数時間は経過している状況である。数時間前までやる気に満ち溢れていた姿は何処へやら、今じゃすっかり消え失せていた。
    10311

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