そうして更けていく夜まさ子
「うさぎって性欲強いらしいわね」

しげ子
「そうなのぉ〜可愛くってえっちで、アタシ達にピッタリじゃない？」

てる子
「同じにしないで」

しげ子
「相変わらずノリ悪いわねぇ」

てる子
「……うさぎは年中発情期なの。行為時間は約2秒。ほぼ確実に妊娠出来るし、妊娠中に他のオスとヤッても問題ない。何ならそのオスとの子も妊娠可能。妊娠期間は約1ヶ月」

まさ子
「あらやだ、何よ急に」

てる子
「種の存続に重きを置いて進化した結果、性欲が強くなったのよ。より多くの子孫を残すためにね」

しげ子
「そんな事情があったのね……可愛いって罪だわァ」

まさ子
「だったら しげ子はうさぎって感じじゃあないわね。うさ耳つけてても」

しげ子
「ちょっとソレどういう意味よ」

☆てる子の小ネタ・アレがデカイ
太さはそんなでもないけど長い。もはや凶器。
同僚たちには「第3の足」とからかわれる。
事故の後遺症？により感度が低い。不全ではない。

・性欲が無いに等しい
性欲なにそれ美味しいの？系。
誘わないし、誘われても乗らないし、ひとり遊びもしない。
「そんな感覚、とうに忘れてしまったわ」byてる子

・すっぴんは普通。言うなればモブ。
薄っすら傷跡が残ってるので、極力鏡は見ない。体毛は薄いので自己処理派。
下の毛は全剃り。

・実家に住んでる。
二階建ての一軒家。庭付き。
両親と弟の部屋はそのまま。置いてあるものは動かさずに、週に一度のペースで掃除してる。

・自分の部屋は派手。
照明は赤だったり青だったり、華美なドレッサー、ファンシーなベッド、豪華なクローゼット。色の無い てる子。

☆しげ子の小ネタ・アレがデカイ
　長さは普通だけど太い。1.5〜2倍くらい。興奮度合いによる。

・人より少し性欲強め。遊びたい時は遊ぶし、スイッチが入ると結構な雄になる。
　相手が見つからない時はひとり遊びも辞さない。愉快な人。

・メイクを落とした しげ子は中の下の下くらいの顔面偏差値。
　髭脱毛してるよ！すね毛は考え中。脇毛はある。
　下の毛は整えてる。好みの形があるらしい。

・しげ子の住まいは少し広めの1DK。簡単なものなら気分次第で自炊もする。
　冷蔵庫の中身は食材よりアルコール飲料の方が多い。

・部屋は乱雑。綺麗とも散らかってるとも言い難い。
　掃除が得意ではなく、物を右から左に動かしただけで整理した気になるタイプ。

例のあの古代魚「ナジーンさん見てください！」
　楽しげに声を弾ませながら現れたのは大魔王の少女だった。その手には釣り糸が握られている。
　魚特有の生臭い臭いに共に居たユシュカは思わず鼻をつまんだ。
　少女の持つ釣り糸の先には不思議な魚がぶら下がっている。目と口が正面についた間抜けとも言える地味な色合いの魚だ。
「サカバンバスピスって魚らしいです！」
　楽しくなったのかぴょこぴょこ跳ねながら少女はナジーンに嬉しそうに報告をする。まるではしゃぐ子どもだ。
「っぷ、ど、どこでそんな魚釣ってきたんだ？　えーっと、サバカンバ……？」
　そのユニークな魚にウケたらしいユシュカが笑いながら魚の名前を口にする。
「サカバンバスピスですよ。あなたヒッピャペの時も言えませんでしたね」