Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    さむです

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 2

    さむです

    ☆quiet follow

    ngro/凪玲 オメガバース
    あまりにおもんなさすぎて自分で読み返すのが苦痛なレベルだったので供養します
    殴り書いたきり読み返せてないので誤字脱字だらけで日本語おかしいところもいっぱいだと思う いつか同じテーマで書き直したいな...

    #ngro
    #凪玲
    #なぎれお
    lookingHoarse

    「ただいまー...」
     小声でそう呟き靴を脱ぐ。時計の針はとうにてっぺんを過ぎていた。ここ最近、手がけているプロジェクトが大詰めを迎えており、帰宅するのが0時を超えることも珍しくはない。同居しているパートナーともすれ違いの日々が続いており、疲労はもう限界を迎えようとしていた。今日も起きてる凪には会えないんだろう、そう思っていたのだが、廊下の先の扉から明かりが漏れていることに気がついた。もしかして、凪が帰りを待ってくれているのだろうか。少しばかりの期待に胸が高まるのを感じ、リビングへと繋がる扉を開けた。
     聞き慣れた音楽が聞こえる。凪が毎日続けているゲームのBGMだ。「おかえり」の一言がないことに疑問を覚えながら音のする方へ近づくと、ソファにうつ伏せに寝転がった凪を見つけた。どうやらゲームをしながら眠ってしまったらしい。いつもならこの時間にはベッドの上だから、本当に玲王のことを待っていてくれたのだろう。そわそわと玲王の帰りを待つ凪の姿を想像して、思わず笑みが溢れた。凪の頭側に回ってしゃがみ込み、すぅすぅと寝息を立てる彼の頬をつつく。するとふがっと情けない声を出しつつも起きる気配はない。疲れた体に凪の寝顔が沁みる。重だるかった気分も吹き飛んだ心地がした。暫く寝顔を堪能し、俺もさっさと寝る支度して、終わったら凪起こして一緒に寝よ!そう思い立ちあがろうとしたその瞬間、凪のスマホにある通知が届いた。
    『お前今度の週末暇か?』
    『蜂楽達と遊び行こうぜって話してるんだけど』
     ぽこぽこと送られてきたのは潔からのメッセージだった。
     
    (こいつらわりと仲良いよなー)
     U20戦後の休暇で渋谷に遊びに行った際のことを思い出す。あの時凪は潔達に誘われていたはずだ。寝坊して遅刻した上に途中でゲーセンに寄り道するという自由人ぶりを発揮していたが。U20の面々とボウリング対決をしたのもいい思い出だなーと過去を懐かしむ。大人になって各々の進路に進み始めてからは、あのように大勢で集まって遊ぶなんてことはめっきりと減ってしまった。しかしサッカー選手を引退する者もちらほらと出始めた今、現役真っ盛りだった頃よりは集まりやすいのかもしれない。そしてその誘いが凪に来るのは当然のようでもあった。
     凪は少し前に電撃引退をし日本に帰ってきたばかりだ。早すぎる天才の引退に引き留める声も多かったそうだが、凪の意志は固かった。俺はと言うと凪より一足先に引退して、今は御影コーポレーションの会社員として働いている。そんな俺としては凪が引退するという話を聞いた時、宝物である凪のサッカーがもう見られなくなってしまう寂しさと、ずっと凪と一緒にいられるという嬉しさで複雑な感情になったのを覚えている。
     とまあそんな話は置いておいて、引退した凪は頻繁に来るサッカー関連の仕事を気が向いたら受ける、という生活をしていて、それ以外はほとんど家で過ごしている。「早期リタイアしてのんびり暮らすのが夢」と語っていた凪にとってはこれ以上ない幸せな生活なのだろうが、ずっと家にいるだけでは健康に悪い。だが仕事が忙しいせいで外に連れ出すことが難しかった俺にとって、この誘いはもってこいのものだった。
     スマホには、潔達が行こうとしている場所と、泊まるホテルのリンクが送られてきていた。そういえばその辺にこのあいだ御影の傘下のホテルができたばかりだったような。どうせ泊まるならこんな安っぽいホテルじゃなくていいランクのホテルに泊まったらいい。俺が頼めばすぐに手配してもらえるだろうし。そこまで考えて、そういえばまだ風呂にも入っていないことに気がついた。明日も早いのだ。早く寝る支度を済ませないと。急いで思考を切り替えて風呂場に向かった。
     
    ◇◇◇
     
     翌朝目覚めた時にはまだ凪は眠っていて、寝顔に「行ってきます」と告げるといつも通り静かに家を出た。結局昨日の夜はゆっくり話す暇もなくソファで眠る凪を叩き起こしてベッドに移動して寝てしまった。直接話ができないのは寂しいが、仕方がないからメッセージで伝えておくことにした。なんだか頭が痛むような気もするし、今日の夜は早めに帰ろう。そう決めて業務に取り掛かった。

    「ただいまー」
    「レオ、おかえり」
     ご飯できてるよ、と凪が出迎えてくれた。起きている凪とゆっくり話ができるのはいつぶりだろうか。嬉しさに頬が緩む。

    「飯用意してくれたのか!サンキュ!」
     凪の頭をわしゃわしゃと掻き混ぜると、うにゃ〜と変な声をあげてされるがままの凪。このやり取りも久しぶりで、溜まっていた疲れも吹き飛んだ心地がする。朝感じた頭痛も気づけばどこかへ行っていて、これも凪のおかげかななんて考える。
     ふわふわの手触りをずっと楽しんでいたいのは山々だが、冷めないうちに凪の作ったご飯を食べなければならない。最後に一際強くぐしゃぐしゃと撫で回すと、凪の背を押しながらリビングへと向かった。
    「うま!」
     凪の作ったカレーはごく一般的なのものなはずだが、凪が作ったというだけで一際美味く感じられた。恐らく今の俺の目はキラキラと輝いている。そんな俺の反応を見てほっとしたような顔をした凪は、
    「ご飯作ったから疲れたー。食べさせてー」
     なんて甘えてくる。そんな様子も可愛いと思ってしまう。スプーンを凪の口元に運びつつ、凪としなければいけない話があったのを思い出す。
    「そういえば凪、メッセージ見たか?」
    「あぁ、見たけど。」
    「どうだよあのホテル!すっげぇよさそうじゃね!?」
     うーんそうねーなんて凪は緩い返事を寄越す。
    「なんだよ気に入らなかったか?」
    「いやそんなことないけど…」
     旅行とかめんどくさい、そう言って机に突っ伏してしまった。
    「なんだよ、潔達にも最近全然会えてなかったろ?」
    「うーん、そうだけど…」
     凪がやけに渋ることに違和感を覚えつつも俺は続けた。
    「久々に羽伸ばしてこいよ!俺も忙しくて最近全然構ってやれてないしさ」
    「そうねぇ……」
    「このホテル、割と評判良いっぽいんだよ。周りに観光施設も多いし、もし凪が試してみて良い感じだったら今度一緒に行こうぜ」
     そう言って凪を見つめると、突っ伏していた凪もこちらを見て、少し考える仕草をした後「レオがそう言うなら」と承諾した。潔達に連絡すんの忘れんなよと小突くと、うにゃと顔を顰めた。そうと決まれば早速手配に取り掛からなければ。さっと食事を摂ると食器洗いを済ませ、ばあやに連絡する為スマホを取り出した。

    ◇◇◇

    「忘れ物ないか?」
    「うん、ダイジョーブ」
    「潔達によろしく頼むな!」
    「分かったー」
    「凪が帰るまでに仕事終わらせとくから!」
     楽しんでこいよ!と額にキスを落とすと、お返しと言わんばかりに唇に吸い付かれた。意外とこういうこと平気でするんだよなこいつ。手を振って見送るとピースサインを返して家を出ていった。
    「ふぅ…………」
     凪の気配が消えたのを確認して一つため息を落とす。上手く隠し通せていただろうか。前から感じていた体調不良が日に日に酷くなっているような気がし最初は体の怠さだけだったのが頭痛や寒気もするようになっていた。だが休むほどではないし、そもそもプロジェクトが大詰めの今、チーフである俺が休むわけにはいかなかった。だが凪に体調不良がバレてしまったら無理にでも休ませようとしてくるだろうし、ちょうど旅行に行ったのはラッキーだったかもしれない。なんてことを考えているのを凪に知られたら怒られるだろうな、心の中で舌を出して肩をすくめる。さあ、今日も仕事だ。さっと支度を済ませると家を出た。

     ーーーーーー疲れた。バタバタと音を立てながら部屋に傾れ込む。ngが家にいないのをいいことに、会社に缶詰になって作業を進めてしまった。その結果思ったよりずっと早く作業が終わったのは良かったが、食事も睡眠もまともに取らずに1日中パソコンに向き合っていたせいか、体の怠さが最高潮だ。それでも何か腹に入れなければと冷蔵庫を漁ると、凪お得意の飲料ゼリーを見つけた。いつもなら絶対にこんなものには頼らないが、今日はもう眠気も限界だ。ちゅーっとゼリーを吸い込み、パッとシャワーを浴びるとバタンとベッドに倒れ込んだ。起きる頃にはこの怠さがなくなっているといいなと考え、徐々に朧げになる意識を手放した。

     暑い。いや、熱い。あまりの体の熱さに目が覚める。熱でも出たか?と体を起こすために腹筋に力を入れると、体の奥の方が疼く感覚。
    「……っ…………?」
     この感覚には覚えがあった。Ωに一定間隔で起こるもの。ヒートだ。それに気がついた瞬間、さっと血の気が引いた。なんで、どうして。だってまだヒートは一ヶ月以上先のはずだ。俺のヒートの周期はかなり安定している方で、今までこんなに大幅に予定がズレたことはなかった。
     こんなことを考えている間も体の熱は高まっていくばかり。
    「ぅっ…………んんぅ………………」
     本格的なヒートがもうすぐそこまで迫っているのを感じる。しかし番である凪はいない。今は凪が出かけて2日目の夕方だから、あと1日しないと帰ってこない。軽い気持ちで旅行の提案をした自分を恨む。凪とのトーク画面を開くと、『今日のお昼』というシンプルな言葉とおいしそうな料理の写真、それに楽しそうな潔達の写真も送られてきていた。旅行を楽しんでいるであろう凪を呼び戻す気にはなれなかった。それに返信する気力もなくスマホを放り投げる。とにかく凪の匂いが欲しい。なんでもいい。凪の匂いのついたものが。
     朦朧とする意識の中で番のフェロモンを求めて部屋を彷徨う。不幸中の幸いというべきか、最近忙しくて家事を疎かにしていたおかげで凪の服は洗濯籠から回収できた。とは言っても1日前に脱いだ服では匂いが薄くなっている。これでは足りない。もっと。もっと欲しい。
     本能のまま手当たり次第に凪の匂いがついたものを掻き集める。凪の枕。凪の靴。凪のお気に入りの帽子。これらを全部ベッドの上に敷き詰めた。材料が足りないながらもなんとか自分を囲うように巣を作ると、真ん中に開けたスペースに寝転がった。もう限界だった。
    「はぁっ………………あっ……あぅ…………」
     自分からブワッとフェロモンが溢れ出たのが分かった。一晩だ。一晩待てば凪は帰ってくる。それまでの辛抱だ。

     おかしい。玲王から返信が来ない。玲王は普段どれだけ忙しくても俺がメッセージを送って数時間もすれば返信をくれる。既読スルーをするなんてことも滅多になく、どうでもいいことに対してもスタンプなどで反応を返してくれる。今朝はおはようラインをして、ちゃんと旅行楽しんでるかー?などと数度のやり取りをして。その玲王が、俺が昼に送ったメッセージに既読をつけたきり、返信をくれていない。もう夜だというのに。何かあったんだろうか。嫌な胸騒ぎがする。しかし大事なプロジェクトが大詰めだと頑張っていたのを知っていたし、あの玲王のことだ。俺がいないのをいいことに仕事三昧の1日を過ごしていることは容易に想像がついた。ここで下手に帰ったりしたら玲王に怒られてしまうかもしれない。どうせ明日には帰るのだ。モヤモヤする気持ちを抑えつつ、もう寝てしまおうとふかふかのベッドに入った。
     やはりおかしい。朝起きてから確認してもやはり返信は来ていなくて、おはようとラインをしても既読がつかない。いつもならこの時間は起きて支度をしているはずだ。この違和感をどうしても見過ごすことができなくて、潔達には断って1人先に帰らせてもらうことにした。玲王と連絡が取れないことを話したら「またなんか怒らせることでもしたんだろ」って言われて不服だ。俺は今回は何もしていない。はず。とりあえず潔の前髪は毟っておいて、荷物を片手に帰路を急いだ。
     ガタガタと音を立てて家に入ると、途端に香る甘くて官能的な匂い。嘘だ。今するはずのない匂い。でもこの匂いを俺が間違えるはずがなかった。理性が焼き切れそうになるのをなんとか宥めすかしながら匂いがする方へ近づいていく。寝室のドアを開けると、ブワッと広がる番いの香り。玲王のフェロモンだ。部屋の真ん中に置かれた大きなベッドに目をやると、まあ酷い有様だった。服や靴なんかが乱雑に置かれ、シーツはぐしゃぐしゃ。その真ん中には一糸纏わぬ紫色。慌てて駆け寄ると、菫色をシーツに散らして熱った顔の玲王がいた。その瞳は涙に濡れていて、吐く息は荒い。俺が帰ってきたことに気がついていない様子で、譫言のように「凪、凪」と呼ぶ姿が痛々しい。どうして今ヒートがとか、なんで俺に教えてくれなかったのとか、聞きたいことは色々あるけど今はそれじゃない。自慰に耽る玲王の肩を叩くとそれすら刺激になるようで身を震わせる。「玲王」と名前を呼ぶと視線がようやくこちらを向いて、涙に濡れて宝石のように煌めく瞳と目が合った。
    「凪」
     ふわりと花が綻ぶように笑う玲王は美しく、そんな場合じゃないってわかってるはずなのに、思わず見惚れてしまった。
    「なぎ、おかえり」
     涙をボロボロこぼしながらそう言う玲王を衝動のままに抱きしめる。そんな行動一つにも色のついた声をあげる玲王を慈しむように撫で、
    「ただいま。ごめんね、苦しかったね。待たせてごめんね」
     と声をかける。
    「凪、はやくお前の、ちょうだい」
     そう言って腕を伸ばす玲王を前に喉を鳴らすと、早急に服を脱いで唇に噛み付いた。

     カーテンの隙間から刺す光が眩しくて目を覚ます。いつの間にか体の熱はどこかへ去っていた。凪のいない半日を埋めるかのように体を貪り合って、知らないうちに気絶してしまって、それからの記憶がない。体は綺麗になっているしシーツも新しいものに変えられている。俺が巣材にした凪の私物達は元の場所に戻ったのだろう。この全ての片付けを凪がしてくれたのかと思うと自然と口角が緩む。タイミングよくガチャリとドアが空き、凪が姿を覗かせた。
    「起きたんだ。体大丈夫?」
    「ああ、ちょっと腰が痛えけどまあ大丈夫。片付けサンキュな。」
     そう言いながら体を起こそうとすると、「まだ寝てなよ」と肩を押されベッドに逆戻りする。甲斐甲斐しく俺の世話を焼こうとする凪がかわいくて手を伸ばすも、頭に届く前にガシッと掴まれてしまった。
    「玲王」
     そう呼ぶ凪の声はいつもより一段と低い。玲王は焦った。これは凪が本気で怒っている時の声色だ。
    「いつ」
    「……なにが?」
    「ヒートきたの、いつ」
     有無を言わさぬようなオーラを纏いながら凪が尋ねる。さすがに嘘をつくわけにもいかず素直に答えると、「半日も1人で……どうりで連絡がつかないわけだ…」
     と項垂れている。顔を上げじとっとした目で俺を見つめると、
    「どうして教えてくれなかったの」
     と問うてくる。その目はいかにも”不満です”と言っていて、思わず苦笑いした。
    「いやあ、旅行の邪魔しちゃ悪いかなって……それにどうせすぐ凪帰ってくるし、大丈夫かなって………」
     しどろもどろになりながらの俺の返答を聞くや否や、大きなため息をこぼした凪は俺の両頬をガッと掴むと
    「次もしこういうことがあったらすぐ言って。絶対に。」
     その目が真っ黒だったのが恐ろしく、顔を引き攣らせながらも了承した。どうやら余計な心配を掛けてしまったみたいだ。凪の負担にならないようにと思って軽い気持ちでしたことだったけど、逆効果だったみたいだ。俺たちはいつまでもこうやってすれ違ってしまう。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    ☺☺
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    さむです

    MOURNINGngro/凪玲 オメガバース
    あまりにおもんなさすぎて自分で読み返すのが苦痛なレベルだったので供養します
    殴り書いたきり読み返せてないので誤字脱字だらけで日本語おかしいところもいっぱいだと思う いつか同じテーマで書き直したいな...
    「ただいまー...」
     小声でそう呟き靴を脱ぐ。時計の針はとうにてっぺんを過ぎていた。ここ最近、手がけているプロジェクトが大詰めを迎えており、帰宅するのが0時を超えることも珍しくはない。同居しているパートナーともすれ違いの日々が続いており、疲労はもう限界を迎えようとしていた。今日も起きてる凪には会えないんだろう、そう思っていたのだが、廊下の先の扉から明かりが漏れていることに気がついた。もしかして、凪が帰りを待ってくれているのだろうか。少しばかりの期待に胸が高まるのを感じ、リビングへと繋がる扉を開けた。
     聞き慣れた音楽が聞こえる。凪が毎日続けているゲームのBGMだ。「おかえり」の一言がないことに疑問を覚えながら音のする方へ近づくと、ソファにうつ伏せに寝転がった凪を見つけた。どうやらゲームをしながら眠ってしまったらしい。いつもならこの時間にはベッドの上だから、本当に玲王のことを待っていてくれたのだろう。そわそわと玲王の帰りを待つ凪の姿を想像して、思わず笑みが溢れた。凪の頭側に回ってしゃがみ込み、すぅすぅと寝息を立てる彼の頬をつつく。するとふがっと情けない声を出しつつも起きる気配はない。疲れた体に凪の寝顔が沁みる。重だるかった気分も吹き飛んだ心地がした。暫く寝顔を堪能し、俺もさっさと寝る支度して、終わったら凪起こして一緒に寝よ!そう思い立ちあがろうとしたその瞬間、凪のスマホにある通知が届いた。
    6355

    related works

    recommended works