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    はいんのいん

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    はいんのいん

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    遊園地に来たハイノイ

    #ノイハイ

    1RPされたら書く 「好きなようにやれ。俺はお前の願いを叶えるだけだ」です1RPされたら書く
    「好きなようにやれ。俺はお前の願いを叶えるだけだ」です
    (主役がアルバートなのでアーノルドの言葉の語尾が若干変わってます)


    遊園地にて

    「うれしいですね。アーニィが私を誘ってくれるなんて」
    「アルバート、あなたが言ったんでしょう、地球にある遊園地に行きたいって」
    「今日俺はあなたのお付きですから。好きなようにどうぞ。俺はあなたの願いを叶えるだけです」
    ここはオーブ、ヤラファスの郊外にある遊園地。
    今日は久しぶりに2人揃っての休暇だ。

    「ええ、プラントにも、もちろんあるんですけど、土地の関係上乗り物が少ない上にジェットコースターとかも距離が短い。小さな時にパンフレットを見て、いつか行ってみたいと思ってたんです。王様ゲームで勝ったの私ですからね。私の言う通りに従ってもらえますよ」
    はいはい。お前は子供か。俺は苦笑いする。

    「アーニィ、最初は軽いやつから。コーヒーカップに乗りましょう。あれ真ん中のテーブルを回すとスピードが増すんですよね。小さい頃、回しすぎて父に怒られましたよ」
    そういうとアルバートはうれしそうにカップをぐるぐると回し始めた。 
    コーヒーカップ から降りてもまだ少しめまいがする。
    「次はお化け屋敷。昔、張り切って入ったんですけど途中で怖くて非常口からで来てしまいました」
    まるで子供のように次々とアルバートは俺を引きずり回した。
    「次はジェットコースターに乗りませんか ?」
    「俺はジェットコースターは苦手です」
    俺はポツリと言うと
    「何言ってるんですかアーニィ。これに乗らずして私は帰れません!ひょっとしてアーニィはジェットコースターが怖いんですか? 」
    「そんなことはない!」
    俺は言い切ってしまい、怖いのを我慢して乗るはめになってしまった。
    歯車の音がガタンガタンというとあっという間に地上から100mぐらいのところまで来てしまった。俺は何の囲いもなく風とGを感じるのは恐ろしい。
    バーを持つ手が震える。
    すると暖かい手が俺の手を覆った。
    「私が手を握ってますから大丈夫ですよ」
    そう言ってアルバートは俺に微笑みかけた。
    アルバートの手が俺の手に重ねられると少し緊張がほぐれた。
    いきなりの急降下からのループ。
    「ほら!ここでバンザイですよ!」
    アルバートの言葉に俺たちは手が繋がったまま万歳していた。
    後ろに座っている若いカップルからすると前のおっさん達は何なんだろうと思われてるかもしれないな。
    コースターから降りると俺はヘロヘロになってベンチに座り込んでしまった。
    「情けないですね。私より若いのに」
    そう言うとアルバートは俺に飲み物を渡してくれた。
    そろそろ日が西に傾き始め辺りが少し暗くなってきた。
    「そろそろ帰りましょうか」
    俺が言うと
    「もう一つ。あれだけお願いします!」
    そう言って「鏡の家」というアクティビティを指指した。
    中が迷路になっていて四方八方が鏡に囲まれているあれだ。
    仕方ないな。
    「分かりました。じゃあ、あれだけですよ」
    なんでこんなものに入りたいんだろう?不思議に思いながらも中に入ってみる。
    どこを向いても俺たち二人の姿が写っている。
    するとアルバートがいきなり顔を近づけてきた。
    俺は目を閉じると鏡に押し付けられたままアルバートを受け入れていた。
    最中に眼を開く。
    四方八方に俺たち2人のキスをしている姿が映し出されている。
    それは不思議な感覚だった。
    途中、同じように眼を開けたアルバートが
    「どうですか?興奮するでしょう」
    と言った。
    確かに。まるで異次元にいるようななんだか心もとないような不思議な気分だ。
    「もう一度しても?」
    「好きなようにどうぞ。俺はあなたの願いを叶えるだけです」
    そう言うとアルバートは眼を開けたままこの空間を楽しみましょうと言って口付けてきた。
    他に客も入ってくる気配もなく俺たちは存分にこの場を楽しんだ。
    すると閉園を告げる音楽が鳴り出した。
    「さあ、そろそろ帰りましょうか」
    俺たちは余韻を楽しみながら遊園地を去った。

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    447_yoshi

    DOODLEちっぱいハイ♀︎のお話
    まだ何も始まっていない。ハイの1人語りが長すぎて1万字超えるとこだった💦
    過去と家族を捏造。ノイとハイの口調がどっちも「私+敬語」で私が混乱🤣
    その内続き書きます。書きたいシーンまで全然行き着いてない
    ノイハイ♀︎のお話その1 私の名前はアルバート・ハインライン。プラントにあるハインライン設計局は私の一族の物だ。
     父は優秀な技術者で、母はハインライン直系の一人っ子だ。そして彼女もまた優秀な技術者だ。だった。2人は婚姻統制によりマッチングされ結婚を機に母は一線を退いたという。夫婦仲は悪くなく程なくして私を身ごもった。直系の子供という事で懐妊はたいそう喜ばれた。産まれた私を見て父と母は「大切な私達の子」と喜んで慈しんで愛して育ててくれた。 しかし他の者は違った。「なぜ男児ではないのか。女が跡を継げるわけないだろう」と。両親は「性別で跡を継げるか継げないかは決まらないだろう、時代錯誤でナンセンスだ」と言い、私に出来る限りの教育と教養と愛情をくれた。私自身も2人の能力を継ぎ優秀だった。教えてくれた事は全て吸収し彼らの期待に応えようとした。しかし、私の運命はある日一変する。
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