masasi9991 @masasi9991 妖怪ウォッチとFLOとRMXとSideMなど平和なのと燃えとエロと♡喘ぎとたまにグロとなんかよくわからないもの ☆quiet follow Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 420
masasi9991☆quiet followDONEホラーっぽい雰囲気と大ガマさん ##妖怪ウォッチ うわさ そこは住宅街でも外れの方で、ひと気がない。どこまで行ったってここは現代日本の都市部には違いないのだから、そこは忽然と未開発の野や山になっているわけではなくて、ただ古い住宅がどこまでも続いているだけに過ぎない。しかしひと気が少なく、空き家が多く、街路樹とその植え込みは手入れもされず枯れるか、生い茂って歩道を犯すか、どこから飛んできた種なのだろうか、蔦のように伸びた正体のわからない草が電柱へ絡みついて電線まで腕を伸ばし一つになり、空を見上げればその電線こそが互いに弛み絡まって混雑しながら住宅街の上に蓋をしている。夕暮れともなるとその影が特に濃くなる。街そのものの影だ。街灯が少なく、すぐに街は暗くなるからだ。 この区画は見通しが悪いので、事故や事件の噂が絶えない。あの坂道では十年くらい前から露出狂が出るとか、あそこにあった老人ホームは火事で全部なくなったとか、あの角では交通事故が一昨年起こってそこに住んでいた誰々が亡くなって、その亡くなった幼児の遺体はひどいものだったそうで、遺族は耐えきれず引っ越して空き家となったのが残っているのだが、庭の草や木が好き放題に伸びているのでもう中の家などほとんど見えない。そのはずなのだが、その空き家に誰か昼間に人が入ってやがやと騒いでいるという噂が、小学生とか中学生の間ではあったりする。しかしいくら薄暗い住宅街だからといって、事故や事件が耐えないのではなく、事故や事件の噂が絶えない、というだけだ。本当に事件や事故……少なくとも地元の新聞の片隅にくらいは載るかもしれない、というくらいのものは、年に一度もない。二年とか、三年とかに一度ではないかと思う。 もちろん地元の新聞にも乗りそうもない事故や事件もある。事故も事件もないが、噂だけ、のものもある。 例えばそこの、小さな公園は、刃物を持った不審者が出たとかで……。「公園の名前は?」 第三児童公園、と入り口の柱に書いてある。でも誰もそうとは呼ばない。池の公園と呼ぶ人が多い。「池がある?」 昔は噴水だったらしい。今は水が止まって、中は泥や砂と雨水が溜まっている。夏の暑い晴れの日なんかが続くと乾いて底に泥の山が見えることもあるけど、このあたりは雨が多いから、大抵は濁っている。今週も、今日の朝までは雨だった。「それならきっと池の底だろうな。きみの捜し物は」「捜し物?」 私はぎょっとして、はっきりと口を動かして聞き返した。喉が鳴った。今になってやっと、私の喉は声を出した。では今までは? 私はいったいどうやって、何を喋っていた? ドサリ、とアスファルトの上で音がした。私の手が鞄を落としてしまったのだ。学校指定の無駄に重くて硬い黒い革製のスクールバッグだ。「そいつは拾ってった方が、いいぜ。その中身」 隣を歩いていたはずの男が、そいつがいつから私の隣を歩いていたのか、わからないけれども、私が学校を出たときには、私は一人だったはずだけれども、そいつは私を追い抜いて公園の入り口の段へ立ち、薄暗い夕日を背に、私を少し見下ろした。「け、警察」 私は不格好にしゃがんで落とした鞄を抱き上げるように、慎重に、拾った。が。黒い革の鞄の表面で、手が滑る。落としそうになってまたしゃがむ。制服のスカートの裾が、アスファルトの上の砂利で汚れる。「警察、を? 呼んだの?」「知らねえな。いいから教えてくれよ、そこの池の底に沈めたもののことを。濁った水は好きじゃねえんだ」 逆光で見えない、青白い顔が。さっきまで隣にいて、話しかけていたはずの顔が。どんな顔だった? それは人間、ただの人間、そうは見えない、整った顔立ちで、恐ろしいほど生々しい、生気に満ちた、化け物じみた、顔だった!Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow masasi9991DONEいちゃいちゃしてるだけの道タケ漣何もしていなくても 困ったことに、何もしていなくてもかわいい。 二人とも床にコロンと転がって、先日師匠に資料として渡された雑誌を眺めている。 自分たちが掲載される予定の特集シリーズのページなんかはほぼチェック済みだ。いま二人が眺めているのは、自分たちの仕事とは直接の関係はないレシピのページ。うまそうだ、とかこっちがいいだとか、時々じゃれ合うように言い合いながらページを巡っている。 今度作ってやるためにも後でしっかりチェックさせてもらおう。それはそうとして、こうして何をしているわけでもない瞬間でも……雑誌を読んでいるだけの瞬間でも、タケルと漣がかわいくてしょうがない。 そう思っていると、いつのまにか自分の手元が緩んでいたらしい。開いていた資格本がパタンと音を立ててて閉じた。その音で二人揃ってこちらを向く。 1143 masasi9991DONEキスの日の夜のデググラキスの日「なあ、今日が何の日か知ってたか?」 ベッドマットがズシンと沈む。キミの身体が俺の隣に横たわる。それからキミは大きな身体をもぞもぞ動かして、こちらを向いて転がった。ダブルベッドもキミにとっては窮屈だ。よく磨かれた黒曜石のような目がきょとんとしておれの顔を見た。 「まさか、おれのお誕生日か?」 「ははっ、もしそうだったとしたら、おれが盛大なパーティを開いていないのはおかしいだろ?」 「ウム? それもそうか。ということは今日は……?」 「今日は、『キスの日』だったらしいぜ。先に行っておくが魚じゃないぞ」 「キス!」 キミは一度目を白黒させた後、ガバっとベッドに起き上がった。もう照明も消してしまった暗い部屋で、キミに覆いかぶさられると……何も見えない。キミのキラキラ光る黒い瞳の他は。 953 masasi9991DONEお休みの日の午後の道タケ漣待ってる「オマエ、邪魔だ。……せめて端に寄れ」 「はは。お腹いっぱいで寝ちゃったか? あとは片付けるだけだからタケルもゆっくりしてていいぞ」 「いや、メシ作ってもらっといてそうはいかねぇ。俺は手伝う」 「そうか。ありがとうな、タケル」 台所でらーめん屋が笑ってる。チビはまだごちゃごちゃうるせー。チビの短い足がオレ様の腹を跨いで歩いてった。どこ通ってやがる。ムカついたけど、それより眠ぃ。あくびが出る。 「ふぁ……」 「おい、起きてるんだろ」 「起きてちゃ悪いかよ」 チビがらーめん屋にフキン持たされて戻ってきた。メシ食ってた机を拭いて、部屋の隅へ片付ける。ちまちま動いてるチビを見てるとさらに眠くなってくるが……。 「……寝てんの、もったいねーよな。せっかくオマエも円城寺さんも、オフなんだし……」 746 masasi9991DONE拗ねてる虎牙とごまかす道流さんの道タケ漣円城寺さんはズルい「聞いてンのからーめん屋!」 「うおっ」 漣の顔がぐっと近づいてきた。ちょっと油断していたな……。かなり怒っているようだったから、こんなことしてくれるなんて思っていなかった。 背伸びして眼の前に近付けられた唇がツンと尖っていてかわいい。しばらく見とれていると、さらにぐぐっと背伸びをして、鼻先がぶつかるぐらいの距離で睨まれた。 その目も、きれいだ。 「漣」 「!」 怒ってる。でも漣も、油断してるな。 頬に手を当てる。びっくりして三角になっていた目が丸くなる。そのまま顎を引き寄せて、触れる直前に、 「キスしてもいいか?」 「……ハァ? ンなの……」 無防備にあんぐり開いた唇がかわいい。そのままむしゃぶりつきたい。……最初からそのつもりだ。 1317 masasi9991DONEお昼寝してる虎牙の道タケ漣こしょこしょ くすぐってー……モゾモゾする。そんで熱いのは、ちょうどいい。腹の上をぐりぐりしやがってた手が離れてどっかに行って、ムカついて少し目が覚めた。薄目開けてそっちの方へ転がる。デカい熱いのにぶつかる。手じゃなくて足だ。らーめん屋の、膝。 「漣、起きたか?」 起きてねぇ。顔を覗き込まれる気配がして、うぜェから目を閉じた。らーめん屋は小声で笑った。 手、どこだ。らーめん屋の向こう側にチビが転がっていた。薄目ではっきりとは見えなかったが、チビも腹、撫でられて……。 「円城寺さん、くすぐってぇ」 「タケルも起きちゃったか。悪い悪い」 悪いと思ってなさそーな声だ。適当に言いやがって。 「悪くは、ねぇけど……でも俺もソイツも、猫じゃねぇんだし……」 663 masasi9991DONE酔っぱらってる道流さんといちゃいちゃする道タケ漣寝込みを襲う「ただいまぁ、タケル、れーん。待っててくれたのか?」 「やめろっ、離せらーめん屋ァ! 重いんだよ!」 「んっふふふふふ、布団まで敷いて……」 「寝るとこだっただけだっつー……あ!」 「ンっ……え、円城寺さん?」 上機嫌で覆いかぶさってきた円城寺さんに、キス……でもされるのかと思って、ぎゅっと目を閉じた。……が、思ってたのと違って、瞼の上に熱くて少し濡れた唇が押し当てられる。しかもすぐ離れていく。キスには違いないが……。期待しすぎだ。 それをコイツに見られた。っつーのにも焦って横を見たら、次はソイツが円城寺さんのキスを食らってた。そいつは頬に。 「酒くせェ! 帰ってくんのもおっせーし、こんなんで許すか!」 「そうかそうか、もっとか」 3584 recommended works 102DOODLE #シャドーサイド #妖怪ウォッチ ゴッゴッゲッゴッゲッゴッゲッDOODLEゆきおんななつおんな! ふじ@fuji_fujiFPAST10周年おめでとうだったやつ grass1jackPAST MILKTEADOODLE過去集め 13 虎痔郎DOODLEウィスパーホイホイ 102DOODLEやっておしまいシリーズ落書き #妖怪ウォッチ 6 tukikagematariDOODLE好きなひとが水族館のサメを可愛いと言っていることに嫉妬するシャークくん(元ネタフォロワーさん) 絵溜めめDOODLEモテモテ〜ヌス