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    namidabara

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    ツイッターで言ってた転生鯉月♀の書きたいところだけ
    こういうキレちらかしながらアンタのこと好きですけど?!っていう鯉月劇場に巻き込まれる皆が好きです。

    #鯉月♀

    TLマソガ鯉月♀あらすじ:合コンしたら鯉と月♀が出会った。ついでに白と杉とモブもいる。繰り広げられる鯉月劇場。


    「そもそもね、少尉殿と比べたら、そこらへんの男なんて皆ゴボウですよ。教養は無いし作法もなってない、肉体も精神も脆弱で根性がまるでない。器も小さいし覚悟の一つもない、そんな腑抜けた輩しかいませんよ。そりゃ魅力なんて感じられる訳ないでしょうが」
    「ぐんそぉ~、現代人に軍人並みの精神力求めるのは酷じゃなあい?」
    「うるさい黙ってろ覚悟ガンギマリバーサーカー」
    「クーン」
    かつての陸軍中将と比較される現代の日本男児を哀れに思った杉元が、横から口を挟んでみたものの、据わった目の月島に一喝されてしまった。杉元は悲しい顔をして大人しく料理を突くことへ戻っていく。

    「全部ね、ぜーんぶ比べてしまうんですよ。閣下ならこうだった、中将ならああだった、鯉登さんならこうしてくれた。どんな男と一緒に居ても全部そう思ってしまって駄目ですよ、それもこれも全部アンタが最高の男すぎるせいだ。いい加減にしてくれ、いつまで俺の人生めちゃくちゃにすれば気が済むんだ」
    「まて、待て月島、私は今理解が追い付いていない」
    目をかっ開いた鯉登は浅黒い肌を耳まで真っ赤にして待ったをかける。にやにやと注がれる白石の視線が五月蠅くって堪らなかった。他の合コン参加者はもう唖然だ。喋るのも忘れて、ただただ交わされる月島と鯉登のやり取りを呆然と見つめる他ない。
    酒が回り切った月島はそれでも止まらない。

    「もうホンットに、ああクソ、少尉殿見つけるのが遅いんですよ。手遅れですよ。俺が死ぬ直前びゃーびゃー泣いて『次も必ず貴様を見つける』なんて言ったくせに。だから待ってたのに。待てど暮らせど全ッッ然迎えに来ないじゃないですか!私だって探したのに見つかんないし」
    「ヒュウ!鯉登ちゃんったら熱烈ゥ!」
    「白石由竹、うるさいぞ黙っていろ!月島、見つけるのが遅くなったのは謝る。でも私にもいろいろ事情があってな、」
    口笛を吹いてヤジを飛ばしてくる白石を押さえて、来いとは焦ったような口ぶりでしどろもどろに弁明する。

    あの月島係長があんなに感情を露わにするなんて。あの鯉登課長がこんなに百面相をするなんて。上司の知らない一面をまざまざと見せつけられて、どちらの部下もぽかんと口を開けたまま見つめていた。鯉登狙いの女性も最早割り込むのを諦めたようだ。遠い目で猫かぶりの為に頼んだカシオレをがぶ飲みしていた。

    「なぁ~にが事情ですか、この嘘吐きが。あんまり来るのが遅いんで、諦めてテキトーな男に処女あげちゃいましたよ」
    「キエエエエ?!まこち?!!?」
    「まこちですよ」
    耳を劈くほどの猿叫を発したかと思えば、座敷に倒れ込んでじたばたと思いっきり暴れ出す。もう訳が分からない、阿鼻叫喚だ。これが本当にあの鯉登課長なのか?率先して仕事に取組み、厳しく叱責する反面褒める時は盛大に褒めてくれる、上司の鑑のようなあのカリスマエリート薩摩隼人と、今ここで初対面の女性の前で変な声を発してぐにゃぐにゃと暴れまくる駄々っ子のようなこの男が?
    「おいは童貞守りきっちょるのに!??!!」
    (鯉登課長童貞なんだ……)
    第七商事側のメンツは全員そう思った。知りたくなかった、社内で女性に噂されているあの氷の薩摩隼人が拗らせた童貞などと。
    「あなたそのスペックでよく守り切りましたね?!」
    「必死で守ったのだぞ!それなのに貴様……誰にやったのだ!」
    「いや……新歓の時よく知らない先輩に……」
    「最悪なタイプの喪失の仕方じゃなか!諦めるの早!!」
    「女は成長も早けりゃ擦れるのも早いんですよ」
    「クソ~!急に女ぶるな貴様~!」



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    DOODLE貴族令息尾形×護衛月島
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    なんちゃって異世界ものです。
    細かいことは気にしない方向け。
    謎のノリで書いてます。
    俺が護衛する貴族令息に夜伽を命じられ、溺愛された件月島は護衛対象の尾形から言われたことが理解出来ず、聞き返した。どうか聞き間違いであってくれと願いながら。
    「なん、て仰い、ました…?」
    「聞いてないフリがお上手ですね。必死に口説いてるのに、つれない人だ」
    「口説…?」
    「ええ、今晩湯浴みの後に俺の寝所にと」
    「…はい…?」
    「俺が何を望んでいるのか分かるでしょう?月島さん」
    「えっ、と…?夜伽をお望みなら、そういう方を手配致しますので」
    「…」
    「ああ、ご心配なく。ちゃんと口が堅いものを」
    必死に最適案を提案する月島だったが、尾形は無情にもそれを遮った。
    「月島さん」
    「…はい」
    「別に男に抱かれるのは初めてではないんでしょう?アンタは絶対花沢の醜聞になることを吹聴しませんし、丁度いい」
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