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    namidabara

    @namidabara

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    namidabara

    PROGRESS6/6 進捗
    20日目/ 6/3の続き!尾の告白に対する月の返答。結局たたなかったと似たような流れになってしまいましたが、こっちの方が先です。結局~はパクリなので…(誤解を招く発言)
    追加パート書き始めてしまった……。水曜日までに終わらせたい!
    尾月原稿「……お前、営業なのにプレゼン下手くそだな」
    あまりにも拙く、しどろもどろなそれらの言葉が耳から潜り込み、食道を伝って落ちて、そうして腹の奥底にすとりすとりと降り積もっていくような感覚がした。いつもの無数の膜を重ねた言葉ではない、剥き出しの言葉の漣。それらはどこか、幼い子供が一生懸命に紡ぐその響きに似ていた。
    「……自分に価値があって、売り込むことになるなんて想定してなかったので。完全な資料不足ですな」」
    「営業成績一位取ったこともある奴が、聞いて呆れるな」
    「アンタも同じようなもんでしょう」
    自分に、誰かに乞われるような価値があるかと問われれば、多分月島も同じように否と答えるだろう。その上で長所を上げて売り込めなんて言われたら途方に暮れるだろう。欠陥部分は慣れたように指摘し並べ立てられるが、逆をするのは酷く難しい。何よりも、自分にそれだけの価値があると声高々に宣言しているようで恥ずかしくて堪らないのだ。
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    namidabara

    PROGRESS5/28 進捗
    11日目/友達とご飯食べに行ってたから日付変わってしまった!
    短め。明日には005~006を纏めて支部に上げる予定です。モブを嘲笑する尾大好き~♡
    尾月原稿【#006】

     雨上がりのむわりとした不快な空気が、猶更尾形の心をささくれ立たせた。あちこちで聞こえる水滴の音が煩わしい。夏の雨上がりが尾形は一等嫌いだった。
     あの日、暗闇の中で月島の痛々しい表情を見て以来、尾形の考えることは一つだけだった。月島の過去。どうしてわざわざロシア語の子守歌を歌ったのか、あの表情をさせるのは誰なのか。それだけが気になってしまって仕方がなかった。
    ロシア語。ロシア語から連想されるのは鶴見だ。ロシア支社で勤めた経験があり、妻もロシア人。月島に一番近しい人間で、ロシア語に精通している人間と言えば鶴見しか居ない。また鶴見だ。ああ、むしゃくしゃする。
    知ってどうするというのだろう、と冷静な自分が問い正す。仮に月島と鶴見の間に何か関係があったとして、それを知ったところで尾形には一つもメリットがない。精々、まあ随分と泥沼ですなあ、なんて笑って、鶴見への脅しのネタが一つ増えるくらいだろう。そもそも月島を直属の部下に据えているのだから、その揺さぶりさえも効く気はしないが。
    2028

    namidabara

    PROGRESS5/18 進捗
    1日目/初日だから一番幸せ絶頂なパート書いてたけど、この後の事考えるとなんか気が重くなっちゃったな……
    尾月原稿「そんなに気になるならさ、奪ってくればいいじゃん。いつかの三島みたいに」
    宇佐美は頬杖をついたまま言う。おどろおどろしい雰囲気を漂わせて向こうの卓を見つめるだけの尾形にうんざりしてきたようだ。いつかの三島のように。ようするに、腕相撲大会で勝ち抜いて月島を攫ってとっとと帰れ、ということだろう。
    尾形は何を馬鹿な、と顔を顰める。そんなことするなんて柄じゃない。第一、三島にしたように杉元が自分に手加減するとは思えなかった。尾形百之助という男は勝てない勝負には挑まない性質なのだ。腕を痛めて負ける無様な未来は容易に想像できた。だから、そんな馬鹿なことはしない。
    つまんないの~。カクテルを傾けて言う宇佐美に舌打ちをしながら、手元の全く減らないレモンサワーを舐めてちらりと盗み見る。白い肌をすっかり真っ赤にした月島の傍には、様々な人間が入れ替わり立ち代わりやってくる。そのどれもに大口を開けて笑ったり、はにかんで笑ったりして対応しているから、きっとうんと沢山の祝福を受け取っているのだろう。途切れない人影たちは月島の人望をありありと見せつけていた。坊主頭をわしわしと撫でまわす菊田が憎たらしくて仕方がない。
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