白い部屋目を覚ませば私と日帝さんはほぼ何も無い、白い部屋に居た。
一つのドアの前には一つの紙…「椿の事を殺せば100万人が助かる、だ椿の事を生かせば100万人が死ぬ。制限時間は30分だ。」という事が書かれている。
「面白い部屋ですね。」
いつのまにか後ろにいた椿さんがふっと笑う。
「私1人如きで100万人が生きるのなら死ねますよ。」
椿さんはそんな事を言う。「…椿さんなら、言うと思いました。」そう言うと日帝さんは自分の刀を私に渡す。
「椿さん…これは…?」
「わからないのか?菊が私を殺して下さい。…いえ、殺して欲しいのです…ほら、もう時間がありません。」
…覚悟を決める。刀を握る。椿さんに近づく。そして椿さんの心臓あたりに刀を刺す…
椿さんが倒れる。私はその椿さんの遺体を抱きしめ、泣く。ドアが開いた音も無視して。
「独りは…いやです…椿さん…」
そうだ、この刀で、私も…
そう思った私は、自分自身の心臓部に刀を刺した。