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    ふう。

    @fuu_fwfwnyannko

    翠千アカウント作りました
    小説とか上げるかもしれない
    ※ハマりたてのド新規なのでストーリーなど追えてない部分多いです。ミスがあったらごめんなさい🙏

    翠千/守沢千秋最推し/成人済

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    POIPOI 8

    ふう。

    DONE翠千ワンライより
    お題『イルミネーション』

    翠→千
    クリスマスに守沢先輩と会いたいと思う片思い中の翠の話です。
    夜空を覆い尽くしてしまうほどの輝きが、眼前に広がっている。
    右を見ても左を見ても視界に入るその眩い光は、今の俺には眩しくて、俺はそっと目を細めた。
    凍えるような寒さに身体を震わせて、俺は一つ息を吐く。ため息と一緒に吐き出された鬱は、白く変色して夜空に溶けて消えていった。それでも俺の心は晴れないままで、街を行き交う楽しそうな人々の中、まるで俺だけが違う世界にいるかのようだった。


    かれこれ三時間、俺はベンチに一人座って、ぼうっとイルミネーションを眺めていた。どこまで続いているのかと思わせるほどの並木道が、無数のLEDに彩られ、街を華やかに照らし出している。ライトアップされた木々を見上げる人々の顔は、皆明るく笑顔だ。小さな子供と手を繋いで歩く家族や、肩を寄せあって笑い合う男女、クリスマスケーキを片手にどこか充実した顔で歩いているOLの女性、どこを見ても完成された綺麗な世界に俺は相応しくない気がして、思わず目を閉じる。目を閉じれば、思い浮かべたくもないアレの顔が浮かんできて、俺の鬱を加速させる。振り払うように小さく首を振ったけれど、まぶたの裏に焼き付いて離れないアレの顔は、こんな時でも暑苦しくて、俺はまた一つため息をついた。
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    ふう。

    DONEポッキーの日ということでポッキーゲームする翠千です。本当にそれだけです。かなり甘いです(当社比)。以前書いた守沢の家に押しかける高峯の話のその後というか同じ世界線ですがこれだけでも読めます。

    未来軸
    翠→(←)千
    付き合ってはないけど高峯くんは思春期を脱却して守沢先輩に猛アプローチ中です。
    「守沢先輩、ポッキーゲームって知ってます?」

    今日も今日とて何故か俺の家にさも当然のようにいる後輩からの突然の一言に、俺は頭に疑問符を浮かべた。そういえば今日は11月11日、世間的にはポッキーの日と呼ばれている日だったか。毎年この時期になるとCMなどでよく見かけるからポッキーの日は知っているが……。

    「ポッキーゲーム……?聞いたことがないな」

    手元の流し読みしていた雑誌から顔を上げて高峯の方を見れば、高峯がやけに真剣な顔で俺を見つめていたから思わず面食らってしまった。

    「ふーん……。ねぇ守沢先輩、ポッキーゲームしません?」
    「ずいぶん突然だな?」
    「突然じゃないよ。今日ポッキーの日だから」

    そう真顔で淡々と言い放つ高峯には妙な説得力がある。そういうものなのだろうか。もしかしたら俺が知らないだけで、世間一般的にはポッキーの日というのはポッキーゲームとやらをやる日なのかもしれない。
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    ふう。

    DONEハロウィンの翠千
    浮かれ峯とハロウィンを楽しんでいる千秋
    付き合ってる二人がただただイチャイチャしているだけ

    ※未来軸
    ※高峯が一人暮らししてる
    「守沢先輩は子供の頃、近所の人にお菓子貰いに行ったり、友達とハロウィンパーティーしたりしました?」
    「ん?急にどうしたんだ?」
    「いや……守沢先輩ってどんなふうに子供時代を過ごしたのかなぁって……」

    扉の向こうにいる守沢先輩がすぐに返事を返さなかったことが気になって、扉の近くに寄って耳をそばだてる。聞こえてきた音はシュルシュルという衣擦れの音だけで、俺は早くも自分の軽率な行動を後悔した。


    今日は10月31日、つまりハロウィンの日だ。今ごろ街中を仮装した人たちが歩いているのだろうか。少し前までの俺は浮かれた格好で練り歩く人たちが理解できない側の人間だった。しかし今年の俺は違う。なぜなら、ハロウィンは恋人に違和感を感じさせることなくコスプレをさせることが出来る素敵なイベントだと気づいたからだ。そんなわけで、俺は守沢先輩に頼み込んでハロウィンの仮装を見せてもらうことにした。事前に「俺の好きそうな仮装を選んできてね……♪」と一言添えて。今の俺は去年までの俺が理解出来なかった浮かれきったリア充そのものだが、『俺だけに見せる守沢先輩の仮装』という目先のご褒美のことを考えればそんなことは全く気にならなかった。
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    ふう。

    DONE翠千ワンライより
    お題『偶然のふり』

    翠→千
    個人の仕事が忙しすぎて流星隊メンバーと足並みが揃わない千秋。なんとか追いつこうと無理をするが体がついて行かず……。そんな千秋の元に翠が迎えに来る話。今よりも少しだけ進んだ時間軸のつもり。
    ※Pがちょこっとだけいる
    ※ES分からなさすぎて間違ってたらごめんなさい
    「あ、プロデューサーさん。こんな遅い時間までお疲れ様です。………はい。俺は仕事終わりでこれから帰るところです。………え?俺に頼みたいこと?俺で良ければ聞きますけど……?………え?守沢先輩が……?はぁ……何やってんだかあのひと……。すみません、アレのせいでプロデューサーさんに迷惑をかけてしまって……。………ああ、気にしないでください。アレの対応には慣れてるんで」


    ◇◇◇


    スマホで流していた音楽を止めて、思わず大きく息を吸う。吸っても吸っても体内に酸素が入っていかない感覚に、ぼんやりとした頭では思考もうまくまとまらない。体は鉛のように重く、思うように動いてくれない。

    一体何時間ぶっ通しで踊り続けているのだろうか。脳に酸素が回らない状態ではそれすらも思考するのに労力を使う。いいや、そんなことを考えたってしょうがないか。とにかく時間がない。今は少しでも早く振り付けの精度を高めないと。俺のせいであいつらに迷惑はかけたくない。
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    ふう。

    DONEみどちあ真ん中バースデーおめでとう!ということで即席小説。
    ※翠千
    ※未来軸
    左から右へと流れていく景色を窓からぼんやりと見つめる。時刻は夜の10時を少し過ぎた頃だ。今日は早めに帰れた方だな。家に着いたら、明日のバラエティ番組の台本を読んで、お風呂に入って、ドラマの台本を覚えて…………いや、その前にご飯まだ食べてなかったな。あまりお腹も空いていないし、今日は食べなくてもいいかもしれない。
    そんなことを考えていたらタクシーは目的地に到着したらしい。「ありがとうございます!」と笑顔で運転手さんにお礼を言ってタクシーから降りた。忙しい中でも身近な人への感謝は忘れたくない。ファンのみんなの応援や、俺を支えてくれる多くの人のおかげで俺は頑張れるのだから。



    流星隊がデビューしてから本当に有難いことに多くの仕事を頂いている。夢だった特撮ヒーローになってからは、朝の子供向け番組からドラマ、バラエティと多くのテレビに出させてもらい、ファンの人以外からも「守沢千秋」を知ってもらえることが増えた。それは純粋に嬉しいことだ。俺の仕事が流星隊を知ってもらえるきっかけにもなるかもしれない。仕事は楽しいし、刺激を貰えて、俺の成長にも繋がっていると思う。しかし、いくら仕事が楽しいとはいっても、体まではそうはいかないらしく。連日の寝る暇もない忙しさに体がそろそろキツくなってきた気がする。最近は家に帰ってからソファで寝落ちてしまうこともしょっちゅうだ。良くないことだという自覚はあるが、睡眠を優先した結果、仕事がおざなりになるのは嫌だった。
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    ふう。

    DONE高峯翠誕生日おめでとう!
    ということで40000字超えの翠千小説を書いてしまいました。

    前半、高峯翠兼『みどちあ』オタクのモブ子視点のみどちあラジオ。後半は守沢先輩に振り回されつつ、そんな守沢先輩が大好きな高峯翠の話です。

    これからも君が素敵な仲間たちと共に成長していけますように。
    みどちあ一生一緒にいてくれ「お疲れ様でした〜!お先失礼します!」


    「お疲れ〜」と返すバイトの先輩の声に軽く会釈して、私は早足で従業員通路を通る。今日は何としてでも早く帰りたい。すっかり暗くなった夜道に数メートル間隔で街頭が辺りを照らしている。いつもなら疲れきった足取りで20分はかける帰り道を、今日は早歩きして10分で帰った。帰宅早々、テーブルの上に並べてあった夜ご飯をレンチンする。普段とは違うあまりにもテキパキとした行動に、まるで自分がロボットになってしまったようで思わず少し笑ってしまった。それもこれも推しのためだ。


    レンチンし終わったご飯をタオルを使ってテーブルまで持ち運び、椅子に座る。「いただきます」と小さく呟いてから温めた味噌汁を啜り、一息ついた。時計を見ると、時刻は夜の9時50分。あと10分だ。期待と緊張でドキドキしていて、呼吸が早まる。
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