『空腹で飢える頃に』夕方6時頃、ダイヤとレイジの部屋にて。
食卓に突っ伏している2人がいた。
「お腹空いたね~レイジくん~」
空腹を知らせる音がぎゅるるるるるっとレオンのお腹から鳴る。
その直後、後を追うかのようにレイジからもぐるるるるぅぅと鳴った。
「ああ……もうそろそろダイヤ、帰ってくる頃じゃね?」
「せやね~、早くダイヤさんのご飯食べたいなぁ~」
「てめぇはホンッット遠慮ないよな!」
「ええやん~、ダイヤさんも食事はみんなで食べると美味いって言ってたしぃ~」
レオンは溶けたバターのようなふにゃっとした笑顔を浮かべた。
レオンはダイヤからなにか連絡来ていないかとスマートフォンをいじる。
すると1件、新しい通知が来ていた。
「ダイヤさんからだぁ! えぇ?!そうなん?!」
1256