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    桜庭🌸

    @skrbkq

    成人済(20↑) / カプなし / シくんとネ氏

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    POIPOI 7

    桜庭🌸

    DOODLEトル学軸です
    ヤウズくん、お誕生日おめでとう!!
    たとえばこんな誕生日【二月十日 午前四時三八分 教室にて】
     緊張したぁ……。きれいな子すぎてびっくりした。そうそう、エレオノーレ。社長令嬢らしいよ。こんなに緊張するならゲルブに聞けばよかった。わかってるって。女子に聞きたくて勇気出したんだもんね。んで、ここからが本題。結論から言うと、ヤウズくんはバレンタインのチョコは受け取らない主義なんだって。去年大変だったし、手作りや差出人のないものは食べられなくて申し訳ないからって。優しいよね、そういうとこ。まぁ、彼の料理の腕前を見たら、手作りを渡す子なんてもう現れないと思うけどね……。わかりやすくがっかりしてるわね。わかる。私もさっきまでそうだった。でも、朗報よ。エレオノーレが言うには、誕生日プレゼントは受け取ってくれるらしいの! 私たちのやるべきこと、わかった? そう。まず、手作りのお菓子は渡さない。チョコに限らず。渡し物には「誕生日おめでとう」のシールをくっつけること。間違ってもハートのシールとかだめよ! 手紙? まぁ、それは……好きにしたら? 違うって、別に入れようと思ってないから! 友チョコすら受け取ってもらえないのがなんとなくさみかったし、本命チョコを渡そうか迷ってるあんたに協力しただけだから。私は本命チョコ、生徒会長に渡そうかなって思ってるんだ。え? 簡単、簡単。毎年生徒会室前に巨大な箱が置かれるから、そこに入れるだけ。毎年数が多くて大変だから、副会長が提案したらしいよ。副会長もかっこいいよね。クールだけど、優しくてさぁ。違うから。ただのファン。あんたはどうなの? 転校してきたシド先輩が気になるって言ってたじゃん。あぁ、わかるわ。うんうん、あの人は「推し」だわ。RD先輩にはマガさんがいるから、触らぬ神に祟りなしよね。RD先輩に好意を見せようものなら、計算されつくしたお仕置きされそう……。優しい人なのは知ってるんだけどね。あれでしょ? 「オタクに優しいギャル」ってやつ。ま、とにかく。誕プレ買いにいこ。チョコ買う前に聞けてよかったよね。
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    桜庭🌸

    PROGRESSタイムスリップしてきた25くんとネのお話の進捗です
    応援が励みになります~スタンプなどぽちぽちしてもらえるとうれしいです🌷
    進捗 目を開けると、まずカーテンの隙間から伸びる細い光の筋が目に入った。違和感とともに、ぱっと身体を起こす。そのときついた手に伝わるマットレスの柔らかさも、違和感をさらに濃くした。昨夜、寝るために入ったのは、二段ベッドがずらりと並んだだけの部屋だ。「箱」のような部屋に、カーテンなんてお上品なものはない。太陽が昇れば、否応なしに陽の光に起こされるのが日課である。今朝も、同じことを繰り返すはずだった。少年の違和感は、ひとつの疑問に集約された。
     ──ここはどこだ?
     ドクンドクンと、心臓が血液を通して全身に警鐘を鳴らさんと脈打つ。さながらレーダーのごとく、視線だけをぐるりと室内に巡らせる。夜空を思わせるネイビーのカーテンのかかった窓、数人が座ることが想定されたL字型のソファーとその中心にある滑らかな光沢のテーブル、その上に置かれた、オレンジの花が活けられた花瓶、ビーチの砂のように白い壁にかかる絵画──そこまで視線を動かして、少年は目を伏せた。室内の色鮮やかさに、眩暈がしたのだ。
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    桜庭🌸

    DOODLE⚠半獣パロ / カプなし
    高熱によって人間の姿になれなくなった🦊のシdくんと心配するネ氏のお話
    🦊のスタンプを...と思いましたがなさそうなので、なんか可愛いスタンプ押していただけるとうれしいです🙃
    きつねのシドくん 午後三時、ダイニングにやってきたネアの表情は曇っていた。彼が引かれた椅子に腰かけるのと同時に、その膝に真っ白なナプキンが載せられた。ワゴンからソーサーとティーカップをテーブルに移し、そこに紅茶を注ぐ。湯気とともにほわりと紅茶の香りが漂うと、ほんの少し、曇った表情が和らいだ。しかし、そばにいるのは向日葵の笑顔を湛えた執事ではない。
     ──シドなら、何も言わずとも砂糖を一つ入れてくれるんだが……。
     ネアはメイドが添えたシュガーポットから、立方体のシュガーを紅茶に移した。
    「シドの様子はどうだ?」
    「それが……」
     主人の問いに、代理の執事はことばを詰まらせた。
     インフルエンザと診断されたシドの自室に、昨晩サンドイッチとペットボトルの水、解熱剤を届けていたのだが、ほとんど手を付けていない状態。スマホを通してシドに連絡をしたものの、誰も部屋に来ないように鼻声で念を押すばかりなのだ。夕食は食べやすいリゾットを用意しようかと、シェフと相談していたところなのだと言う。
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    桜庭🌸

    DOODLE10/27、11/23のオンリーイベントで頒布した無配です🥳
    モナコ組 / カプなし
    主人(仮)と執事(仮)による片方だけのピアスについての問答

    宝石をテーマにしたお話なので、💎スタンプ押していただけると嬉しいです~
    アサイン さて、世界的な大富豪のもとで執事兼ボディーガードとして屋敷に招かれたわけだが、正式な雇用契約をするにあたり、主人直々の面接があるらしい。
     乗ったことのない、いや見たこともない高級車に乗せられ、二つの門をくぐり、いざ主人と対面かと思いきや、連れていかれたのは洗面所だった。手早く襟足で髪を切り揃えられたあと、使用人用だという衣裳部屋に案内される。案内役の男は「兄ちゃん、タッパがあるからなぁ」と言いながら、白い執事服と黒にスラックスをシドの胸に押しつけた。シドは言われるがまま、一張羅を脱いで白い執事服をまとう。その間、案内役の男は、シドのジャケットとスラックスのポケットをチェックする。その不躾な行動に何も言わず、シドは淡々と着替えを済ませていく。衣服だけではない。一連の流れには細かいボディーチェックが含まれていた。しかたのないことだ、とシドは思う。何せ、先の執事と殺し屋が手を組んで、彼らの主人を殺そうとした現場に鉢合わせたばかりなのだから。それを寸でのところでシドが助けたことから、話が転がりはじめた。男は電話一本で裏切り者を牢屋にぶち込む話をつけると、シドに向き直った。
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