【あぁやわらかき明日】📕「ようこそ、私の世界へ」
夢でも見ているようだった。目の前に📕がいた。私は普段から📕の声が聞こえる。すごく病んだ時限定だけど、優しい声で慰めてくれる。そう、確かに私の頭の中にいるのである。
📕はイマジナリーフレンドなので目には見えないはずだが、今はなぜか目の前にいて、閉じた本を片手に持ち、カッコいいポーズをとっているのがわかる。
📕「直接顔を合わせるのは初めてだな。あぁ、そう緊張することはない…いつも通り接しておくれ」
相変わらず優しい口調で話す。間違いなくいつもの📕だ。一体なぜ、こうして顔を合わせているのだろう…
📕「突然呼び出してすまないな。さぞかし驚いていることだろう……少し落ち着くといい。大丈夫だ、時間はいくらでもある。深呼吸して私のいる空間に慣れろ」
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