Recent Search

    Dochi_Kochi28

    @Dochi_Kochi28
    習作も完成品もワンドロもごっちゃごっちゃ 自家発電が6割です
    各イラスト並びにSSに解釈違いの可能性あり +一部BL+R18ありご容赦ください

    当アカウントのイラスト・小説の無断転載・ほかの方への二次配布・改変・模写作品のSNS投稿+グッズ化しての第三者販売はご遠慮ください。(個人の範囲でのみお楽しみください。)
    Please do not reprint, modify, or post any copy without permission.

    当アカウントが制作した、二次創作・オリジナル問わず、イラストをAI学習サービスで利用するのはご遠慮願います。
    (※個人利用でも不可

    わたしが かいた イラストを
    AI に 学習させることは ぜったいに しないでください

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 459

    Dochi_Kochi28

    DONE(文字書き)
    喰種ワンライ。(題材とストーリー作りで苦労したので文字少な目)
    お題 「夢」
    アキラさんと亜門さん。まっすぐに喰種捜査官を目指した二人が、コーヒーを飲みながら考える話
    「なぁ。アキラの将来の夢って何だったんだ」
    何気なく、晴れた青空を眺めて、いつものコーヒーを口にしながら彼はそういった。
    「無論、喰種捜査官だな。いったいどうしたんだ」
    少し彼は黙ってから、返事をした。
    「・・・眼帯の娘に聞かれた。俺が子供の時、何になりたかった?と。」
    なるほど。彼女らしい質問だな、と思った。
    「君は、なんて答えたんだ」
    「同じだな。喰種捜査官になりたくて、たくさん勉強した、と。ただ、なぁ。」
    「ただ?」
    「ただ?」
    しばらく口ごもり、頭を掻きながら渋い顔をして口を開く。
    「今の6歳児に言う話だっただろうか?と思ってな。なんというか、もう少し平和な・・・。」
    そこまで聞いて、私の頭の中に、目の前の男が野球帽をかぶって金属バットを手にする姿やら、白いヘルメットをかぶってバイクに乗る姿やらが思い浮かんで、危うく口にしたコーヒーを吹き出しそうになった。
    「・・・お前、何を想像した」
    「とりあえず、君がパティシエというのは、ないな。うん。」
    「なんでだ。」
    自分のマグカップを口につけながら、怪訝な顔をする。
    「君が細かい飴細工やデコレーションケーキを作る姿が想像できな 700

    Dochi_Kochi28

    DONE喰種の「ワンライ」
    お題 「家族」

    アキラさん亜門さんの家族写真の話。
    多分アキラさんは写真とか大事にしてるけども、亜門さんの家族とか孤児院時代の写真は残ってないだろう、と考えてこんな流れにしました。

    「○○のプリクラにイケメンとめっちゃきれいな人はいってったんだけど」となんとカッターに軽く騒ぎになってたとかどうとか
    お題 「家族」
    部屋の片づけを手伝っていた時のことだった。かつての上司と一緒に写った、あいつの幼い時の写真を見つけた。アルバムを探し、空いているポケットはないか、とパラパラと写真を眺める。
    こんなに柔らかい笑顔をしているあの人も、アイツも初めて見たかもしれない。入学式や卒業式。誕生日。何気ない散歩のときに撮ったであろうと思われるようなありふれた写真まで。
    なんだか、眺めていてついついにやけてしまう。

    「おい。何をにやけている…む、懐かしいものを見ているな。」
    背後から写真の主であるアキラがのぞき込んでくる。つい、写真の中のアキラと目の前のアキラを見比べてしまう俺の考えを見透かすように彼女は微笑んだ。
    「どうだ。幼いころの私は。」
    「まぁ。な。 ・・・」
    そのあと、いくばくかの沈黙の後。
    「そういえば、君には・・・」
    そう。俺には。
    「あぁ。こういう頃の写真はないな。」
    「ふむ」

    ふむ、と口にした後、彼女がもってきたのは携帯電話だった。
    「撮るか」
    「べ、別に俺は・・・」
    言いかけた俺の左腕を素早くつかみ、ソファに引きずり込まれた。
    「もう少し頭を寄せてくれ・・・」
    「首が痛い。 801

    Dochi_Kochi28

    MAIKING瓜江君のお話
    あまくない卵焼き  の草案
    後日談コメディ

    「目標、佐々木ハイセの部屋。捜索対象はここにあるはずだ。徹底的に探すぞ。」

    「おうさ!」
    「了解!」

    「では・・・捜索開始…対象、佐々木ハイセのレシピ本!!」
    「佐々木めし完全再現のために!」

    何気ない、というか、自分にはどうということはない、と思えばそれで済む話だったのだが。自分のために甘くないように味付けされた卵焼きがふと、今になって食べたくなった捜査官が一人。

    新しくシャトーに入ったクインクスの若者に、自分が味わった絶品飯を一口でいいから食べさせてやりたい、というオカン心を持つ捜査官が一人。

    あのカフェで、いつも自分たちを気遣って作ってくれたたくさんの料理。いつも温かくって、美味しい愛情たっぷりの料理。それを自分も作れるのなら、作ってみたい。そう思った青年が一人。

    この部屋は彼が去ったそのままになっていたはずだ。
    であれば、あの膨大なレシピはここにあるはずだ。
    それさえあれば。

    そう思い、見つけ出したレシピをもとに作ってみた味は、自分たちの思い出とははるかに遠いものだった。

    ぴーんぽーん。
    材料を片手に、瓜江は、かつての上司の家を訪ねていた 497