ばかわいいお頭の話 ハロウィン、というイベントの説明を聞いたときに山鳥毛がどういう行動をするのか、は予想がついていた。
識と黒獣の住んでいる世界でも似たようなイベントはあるが、やはり同じようなことをする輩はいるので。
去年はそれでも、まぁ普通といえば普通だった。
恋仲になった直後でもあったし。
それから1年が経ち、覚えなくてもいいような知識をさらに増やした山鳥毛。
識に対する欲、はエスカレートする一方だった。
山鳥毛には黙っているが、翌日の予定を入れず空けておく。
識と山鳥毛がいなくても、滞りなく運用が回るように調整も忘れない。
この本丸の山鳥毛は主の識が絡むとぽんこつになる、というのを顕現半年未満で嫌というほど学習した日光はとても頼りになる。
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