しげと
ひま子
DOODLE※クロスオーバーシゲ水の概念娘を花柳香子だと思っている女のらくがき
そもそもトレセンでのシゲ水のアレソレって、シゲは水野に「怨みのレヴュー(わがままハイウェイ)」をしているつもりだったのに、水野にはシゲの「皆殺しのレヴュー」に見えた
水野はシゲと「魂のレヴュー」がしたかったってすれ違いだと思ってる 2
ぽけ🐥
DOODLEキツネうどん シゲルがそれを喰う理由ちょっとだけそっち側へ繋げるように方向性調整
そっち側とはサトゴウとシゲトキ
ケモ耳尻尾のバカ騒ぎどうやってシゲルを引き込むか。
考えたけれど、正直嘘や小細工は嫌いだし、何より経過を追いたいならば、被験者の協力は必須だ。
「というわけで、一緒に食べて欲しい」
「いやいやいや、おかしいって」
"シゲル君"と書かれたカップ麺が、俺とシゲルの間を往き来する。
もっと具体的に言うなら、ケモ耳発生のパターンを知りたい俺と、いきなり持ち込まれた曰くありげなカップ麺と依頼に難色を示すシゲルの間をという構図だ。
「カップ麺でケモ耳が生えるなんて、オタクに都合のいい漫画じゃあるまいし」
「でも、実際にトキオもサトシも現状、これだぞ」
俺の言葉に促されて、トキオがサトシの帽子を取った。クセの強いドングリ色の髪の間から、ひょこりと黄金色の耳が覗き、内側から炎と見まがう朱色がふわふわと繊細な動きを見せる。トキオ自身の頭部にもまた、白い三角耳が顔を出しており、こちらも子細聞き逃すまいと目まぐるしく角度を変えていた。
1277考えたけれど、正直嘘や小細工は嫌いだし、何より経過を追いたいならば、被験者の協力は必須だ。
「というわけで、一緒に食べて欲しい」
「いやいやいや、おかしいって」
"シゲル君"と書かれたカップ麺が、俺とシゲルの間を往き来する。
もっと具体的に言うなら、ケモ耳発生のパターンを知りたい俺と、いきなり持ち込まれた曰くありげなカップ麺と依頼に難色を示すシゲルの間をという構図だ。
「カップ麺でケモ耳が生えるなんて、オタクに都合のいい漫画じゃあるまいし」
「でも、実際にトキオもサトシも現状、これだぞ」
俺の言葉に促されて、トキオがサトシの帽子を取った。クセの強いドングリ色の髪の間から、ひょこりと黄金色の耳が覗き、内側から炎と見まがう朱色がふわふわと繊細な動きを見せる。トキオ自身の頭部にもまた、白い三角耳が顔を出しており、こちらも子細聞き逃すまいと目まぐるしく角度を変えていた。
ぽけ🐥
DOODLEシゲトキシガーキス
研究所をでて数歩先、青空の下屋根と灰皿を設置しただけの簡易的な喫煙スペースには先客がいた。
「意外だな」
僕が呟くと、トキオは杏色の瞳を忙しくしばたたかせた。咥えていた煙草を細い指先でつまんで、自由になった口元に柔和な笑顔を浮かべてみせる。
「そう?」
変声期を経てもなお透明感の残る清々しい声で答えて、地面へと息を吐きだした。白い煙は彼の意図を汲まず、空へと昇っていく。
「むしろ、煙草なんて嫌がるものかと思ってたよ」
僕の言葉に、トキオが笑う。
「そうでもないよ。息詰まるときには、外に出る口実にもなるしね。…っと、禁句だった?」
「いや、うん、まあ」
論文の作成が思わしくない。現状を言い当てられた気がして、一瞬顔が強ばってしまった。めざとく気づいたトキオの言葉に、上手く応えられない。
613「意外だな」
僕が呟くと、トキオは杏色の瞳を忙しくしばたたかせた。咥えていた煙草を細い指先でつまんで、自由になった口元に柔和な笑顔を浮かべてみせる。
「そう?」
変声期を経てもなお透明感の残る清々しい声で答えて、地面へと息を吐きだした。白い煙は彼の意図を汲まず、空へと昇っていく。
「むしろ、煙草なんて嫌がるものかと思ってたよ」
僕の言葉に、トキオが笑う。
「そうでもないよ。息詰まるときには、外に出る口実にもなるしね。…っと、禁句だった?」
「いや、うん、まあ」
論文の作成が思わしくない。現状を言い当てられた気がして、一瞬顔が強ばってしまった。めざとく気づいたトキオの言葉に、上手く応えられない。
ぽけ🐥
TRAININGツイッターの お題箱 144文字チャレンジをまとめました。 シゲトキの既出のみ2件自分だけが知っていればいい
僕の半分
ーーーーー自分だけが知っていればいいーーーーー
「好きな子っているの?」
突然の質問に対して、シゲル君はいるよと早々に白状した。痛みに目を閉じたまま無邪気さを装って誰なのと聞くとその内わかると笑顔がかえる。
「誰にも言わないから教えてよ」
「僕だけの秘密にするつもりだったんだけど」
食い下がる僕に、嬉しそうな笑顔の君が僕の名を呼んだ。
ーーーーー僕の半分ーーーーー
壊れてしまったモンスターボールをシゲル君の机に見つけて、これは何の呪(まじな)いだろうと首をかしげた。
「もう半分はサトシが持っているんだよ」
由来を話してくれたシゲル君が妬かないの?と僕を揶揄う。
妬かないよ。僕自身が既に君の半分を占拠してるって知ってるんだから。
319「好きな子っているの?」
突然の質問に対して、シゲル君はいるよと早々に白状した。痛みに目を閉じたまま無邪気さを装って誰なのと聞くとその内わかると笑顔がかえる。
「誰にも言わないから教えてよ」
「僕だけの秘密にするつもりだったんだけど」
食い下がる僕に、嬉しそうな笑顔の君が僕の名を呼んだ。
ーーーーー僕の半分ーーーーー
壊れてしまったモンスターボールをシゲル君の机に見つけて、これは何の呪(まじな)いだろうと首をかしげた。
「もう半分はサトシが持っているんだよ」
由来を話してくれたシゲル君が妬かないの?と僕を揶揄う。
妬かないよ。僕自身が既に君の半分を占拠してるって知ってるんだから。