ぱれっと
uruha_T
DONEPEACH-PIT先生、画業20周年おめでとうございます!!!先生方がずっと大好きです。
先生方に届け、この愛。
プリズムパレット、みずたま、DearS、ZOMBIE、しゅごキャラ、ローゼン、クギ子ちゃん、金魚坂、ワワワ、二科てすら、暁のヴァンピレス、清少納言……皆さんのイチオシは何ですか?
kikurukurukuru
DONE青井さん【@blueeeee_aoi】のワードパレットに感動して勢いのまま描かせてください!!!とお願いしたら快くOKしてくださったので描かせていただきました。青井さんの素敵な小説はこちらです!!↓
https://twitter.com/blueeeee_aoi/status/1292796770238398464?s=20
描いて大丈夫ですよとOKくださった青井さん、ありがとうございます! 17
YuzukRam
DOODLE11/23でいい兄さんってことでカラパレ番号だけもらって描きました~8番12時の魔法で三成さん。
3番氷の王子で五月。
カラーパレットはこちらからお借りしました
https://twitter.com/ore_to_tatakae/status/1262019295204139009?s=20 3
おいなりさん
DOODLEお借りしたワードパレットより4.春分
香り、あくび、横顔
真スミ春麗かな陽気に誘われて、こくり、こくりと船を漕ぐ。
窓際の、一等暖かいその場所にいるその人は、少し、猫に似ている気がした。
「カスミ」
名前を呼んでみたけれど、反応は無く。
「ねぇ、カスミ」
読みかけの本が、少しだけ開いた窓の隙間から吹き込む風に、ぱらりぱらりと捲れていく。
柔らかな光の当たる横顔。
すっと鼻筋が通ったその顔は、胸の奥がきゅんと疼くくらいには好きな顔だった。
「……むずかしそうな本」
椅子に座る彼の足元に座り込み、本の中を覗いてみたけれど、漢字だらけの活字の大群は、真珠にとって催眠術にも近いものがあった。
顔を見上げると、すぅ、すぅ、と寝息が漏れる。
穏やかなその空気に包まれて、真珠は口を開けるとくぁりと欠伸を一つ、また一つ。
カスミの膝の上に頭を乗せて、とろんと蕩ける瞼を抵抗もせず閉じて。
「カスミの……匂いがする……」
甘い香りは、桜の匂いか、ドーナツの匂いか。
お腹の辺りに抱き着いて、真珠はゆっくりと意識を微睡の中に溶かして行った。
end. 440
ユズだったり味噌だったり
DOODLE【表情練習】1RT・笑顔表情なので、空き時間とか休憩のやりたい感じ!\(^o^)/
今までもカラーパレットに使う色は登録してたんだけど、サブビュー用のカラーチャート作ったら更に楽になったのでカラーに!\(^p^)/
かほる(輝海)
DONEシティーハンター冴羽獠×槇村香
原作以上の関係
ワードパレット
20.海王星
貝がら/いつもの/面影「じゃじゃーん!」
獠がそんな変な掛け声とともに取り出したのは、小さな水着だった。それも面積の小さな水着じゃない。
「なによそれ」
「見たことあんだろぉ? 貝がらビキニだよ」
そうね。グラビア写真か何かで、見たことはあるわ。帆立貝みたいな大きな貝がらで両胸と下腹部を隠してあるやつよね。それはわかるわ。でも、あんたが手にしているその水着は、そんなレベルじゃない。その貝がら、普通の帆立貝どころかベビー帆立ぐらいのサイズよね?
「そうかそうか。言葉も出ないぐらい嬉しいか!」
呆れているあたしを余所にして、獠は水着を握り締め感動の涙を流していた。
あたしは、右手を握り締めた。いつの間にか、使い慣れた相棒が召喚されている。
「こんな水着、誰が着るかぁぁぁあ!」
あたしは全力でハンマーを振り下ろし、奴と水着を一緒くたに叩き潰した。いつもの面影も無いぐらいに潰された獠は、紐だけになったビキニを見て、今度は悔し涙を流していた。
了 422
かほる(輝海)
DONEシティーハンター冴羽獠×槇村香
原作以上の関係
ワードパレット
13.水星
目線/薬/水曜日今日、水曜日はドラッグストアの特売日。あたしはチラシの隅々にまで目線を走らせ、買うものをピックアップしていった。消毒薬、ガーゼ、包帯、綿球、絆創膏……。あってもあっても、足りやしない。だから、安いときにまとめて買いだめをしなきゃ。使用期限なんて気にしない。だって、ほとんど使い切っちゃうもの。
目星をつけたものをメモして、チラシを畳もうとしたら、ある商品にあたしの目が釘付けとなった。
「ロー、ション……? 潤いを、補う……?」
使ったことが、ないわけじゃない。獠がどこかから仕入れてきて、お風呂場で使ったの。……後の掃除がとっても大変だったから、使用禁止にしたけれどね。
確かにあれはぬるぬるしているけれど、潤いとは少し違う気がする。獠の使い方は、正しい使い方とは違うのかしら……?
「おまぁにはいらねぇだろ? いっつもシーツがお漏らししたみたいに……ぐへぁ!」
いきなり背後霊のように現れた同居人を、あたしは黙ってハンマーで叩き潰した。結局その後も、ローションの正しい使い方はわからず仕舞いだった。
了 461
かほる(輝海)
DONEシティーハンター冴羽獠×槇村香
原作以上の関係
【注意】女モブが出てきます。
ワードパレット
3.双子座
真逆/列車/一緒に大ガードの上を、何本もの列車が行き交う。あのうちのどれかに、依頼人が乗っているはず。
『どうして貴方なの⁉ 冴羽さんを思う気持ちは貴方に負けないのに……!』
今回の依頼人は、獠がいないときにあたしへそんな言葉のナイフを投げてきた。
『あなたは、獠と一緒にいられるだけで幸せだと思ってない?』
あたしが穏やかに告げたら、依頼人は不思議そうな顔をしていた。あたしはそれ以上、何も言わなかった。それがわからないようじゃ、獠のパートナーになる以前に、アシスタントも務まらないわ。あなたの思う幸せと、獠と生きていく現実は、真逆なのよ。
あなた、自分の身を守ることができるの? 不測の事態でも、自分で考えて獠の望むように動けるの? 相手を生け捕りにするため、殺さないよう火薬の量を調整して、トラップを仕掛けることができるの? あなた、獠のために人を殺せるの……?
獠と一緒に生きていくことって、そう言うことなのよ。
了 411
かほる(輝海)
DONEシティーハンター冴羽獠×槇村香
原作以上の関係
ワードパレット
22.北極星
幾星霜/ひとり/導く悩みに悩み、想い続けて幾星霜。常に考えていたのは、お前の幸せだけ。だが、いつも俺の本音が邪魔をした。俺と一緒にいたら、お前は幸せになれないのに。それどころか、命の危険さえあった。
『愛するものひとりを守れないなら、そばに置くべきではない』
今まで俺が葬ってきた者どもが、俺を正しい方向へと導く。あぁそうさ。俺が葬った奴らにも、愛するものがいただろう。俺が命を奪った数だけ、誰かを不幸にしてきたはずだ。お前らの言っていることは、間違いではない。だが、それでも……。
『あたしの誕生日を、生きて一緒に過ごしてくれた。来年も、再来年もそれが欲しい』
明日のことは、何もわからない。だが、今日一日を二人で生き延びることなら、できるかもしれない。お前が俺と生きることを選んでくれたから、俺はどんなに辛く苦しい道のりでも、やり遂げられそうな気がした。だから俺は、お前と一緒に生きていく。
了 395
かほる(輝海)
DONEシティーハンター冴羽獠×槇村香
原作以上の関係
ワードパレット
23.月
瞬く/無彩色/裏瞬く星のように、香の瞳が揺れる。内側から輝くような瞳に惹かれ、俺は香の瞳を覗き込んだ。
「は……」
「あ、ん……。りょ……」
ひしと強く抱き合い、しばらくの間、熱く見つめ合う。暗闇の中に、サイドランプの明かりで、俺たち二人だけの姿がぼんやりと浮き上がる。清らかな雪のように白い肌も、傷だらけで汚い俺の肌も、余すところなく照らされた。
香はいつものように、真っ直ぐ俺を見てくれた。俺は生きている、ここに居てもいいのだと実感させてくれる、この瞬間。
闇で生きていく人間には、色はいらない。モノクロで十分だった。裏の世界で無彩色になっていた俺に光を与え、再び彩りをくれたのは香だった。
「香っ……!」
これからも、俺を照らし続けてくれ。お前と言う光がなければ、俺は瞬く星にすらなれないから。
了 352
かほる(輝海)
DONEシティーハンター冴羽獠×槇村香
奥多摩後
ワードパレット
19.天王星
綴る/約束/歌声雲一つない、抜けるような青空が広がる、とある日。俺は自室からアコースティックギターを持ち出した。屋上へ上がると、そこへ直に座り、いくつかのコードを掻き鳴らす。軽く調弦をしてから、俺は歌を歌い始めた。
君と、支え合って生きていきたい。例えどこまで坂道が続いても、君となら歩いていける。そんなオノロケな言葉で綴られた歌だ。車のラジオで、一回だけ聞いたんだが、俺は心が震えた。あぁ、俺じゃねえかって。そこから、記憶を頼りにコードを書き起こし、馴染みの店でCDを探してもらったんだ。
サビは、この歌声が届けと言わんばかりに、声を張り上げて歌った。今はこの下のリビングで寛いでいるお前に、聞いてほしかった。二人で生きて、お互いの誕生日を迎える。その約束を歌にして届けたかった。
歌い終わると、向かいのビルから、指笛が聞こえた。勝手に聞いてんじゃねぇよ。
了 380
かほる(輝海)
DONEシティーハンター冴羽獠×槇村香
奥多摩後
ワードパレット
16.火星
歩道橋/幻/陽炎陽射しが強く、陽炎が立つほどに暑かった、とある午後。俺はフラフラと歩道を歩いていた。何か楽しいことはねぇかな〜と思った次の瞬間、俺の視線が少し先にある歩道橋へと釘付けになった。あれは、幻か……? 歩道橋の階段からむっちりとした女の尻が「生えている」。タイトなミニスカートに浮き上がる丸みを帯びたラインと、そこにわずかに浮き上がる谷間の筋が堪らない。よくよく見てみれば、女は歩道橋の階段に足を掛けて、靴紐を直しているようだった。俺はダッシュで駆け寄り、その尻へ飛びついた。
「もっこりヒップのお姉さぁん! ボキちゃんとデートしよぉ!」
「えっ? 獠っ⁉」
女が振り向いた瞬間、俺の顔が引き攣った。もっこりヒップの持ち主は、香だった。
「げっ……!」
俺が空中で身体を反転させるよりも早く、香が使い慣れた相棒を召喚した。
「ついに見境がなくなったか! このもっこり変態がぁぁ!」
振り下ろされたハンマーは、きれいに俺の後頭部を捉え、俺は轟音とともに地面へめり込まされた。うーん。香の尻に飛びつくなんて……。俺、もう我慢の限界かも……。
了 474
かほる(輝海)
DONEシティーハンター冴羽獠×槇村香
原作以上の関係
ワードパレット
6.乙女座
正義/蝶/覚める俺は、悩んでいた。この決断が、俺たちの今後を左右する! 赤か、黒か……! 握りしめた俺の掌は、じっとりと汗ばんでいた。いいか、慎重に考えるんだ! 冴羽獠っ!
俺の目の前には、色違いの下着が置かれていた。その下着は脚を開かせると、女の大事なところを翅を広げた蝶が覆い隠すようなデザインになっている。上品にレースが重ねられた絶妙な透け感が、さらにエロさを際立たせていた。
むむぅっ! これは悩む、悩むだろ! 目の覚めるような赤か、大正義の黒か! あぁぁっ! こんなの、どっちか一つに決められねぇよ! あいつの肌は白いから、どっちも似合うんだよなぁ……。しかも、どちらの色もエロい。エロ過ぎる。
「あぁっ! くそっ!」
俺は赤と黒、両方を手にしてレジへ向かった。
了 337
tokinoura488
PAST以前、「#文字書きワードパレット」でお題をcacaoさんに選んでもらって書いたリンゼルSSです。ポイピクに文字もアップできるようになると聞いて、お試ししてみました。
【鈴・行く先・焦り】
泉で熱心に祈る姫の背中からはいつも焦りを感じていた。太陽が沈んでようやく姫は祈りを終え岸へと上がった。
「この世界の行く先は私の力の目覚めに掛かっているのです」
背後の山々を見上げる姫の真摯なまなざしは、僅かに潤んでいた。
安易な励ましも不確かな弁論も口にはできない。けれどリンクの中には漠然とした確信があった。この確信をどう伝えればいいのか分からない。厄災の予兆は高まっていて、姫の焦りも不安も手に取るように分かる。それでも姫と共に進んでいくことになんの迷いもなかった。
「どこまでも姫について行きます」
逸らさずまっすぐに見つめれば、碧水の如き瞳が揺らぐ。
「リンクは……怖くないのですか?」
871泉で熱心に祈る姫の背中からはいつも焦りを感じていた。太陽が沈んでようやく姫は祈りを終え岸へと上がった。
「この世界の行く先は私の力の目覚めに掛かっているのです」
背後の山々を見上げる姫の真摯なまなざしは、僅かに潤んでいた。
安易な励ましも不確かな弁論も口にはできない。けれどリンクの中には漠然とした確信があった。この確信をどう伝えればいいのか分からない。厄災の予兆は高まっていて、姫の焦りも不安も手に取るように分かる。それでも姫と共に進んでいくことになんの迷いもなかった。
「どこまでも姫について行きます」
逸らさずまっすぐに見つめれば、碧水の如き瞳が揺らぐ。
「リンクは……怖くないのですか?」
かほる(輝海)
DONEシティーハンター冴羽獠×槇村香
原作以上の関係
ワードパレット
7.天秤座
初夏/あの日/片方あれは、初夏の夜だったか。あの日はこの建物にセスナが突っ込んできて、家の中がめちゃくちゃになった。寝るところがなくなった俺たちは、仕方なくリビングの端で寄り添って眠ることになった。どうにかすると、片方へ持っていかれそうになる意識。冗談で茶化しても、一向に眠気なんて来なかった。やむなく俺は、狸寝入りをした。だが、事もあろうにお前は、俺の身体を受け止め、さらには膝の上へ降ろしやがった。柔らかな太腿の感触、すべてを包み込むような温もりと匂い。気がつけば俺は、我を忘れて深い眠りに就いていた。
あれから何年か経ち、俺たちは夜をともに過ごすようになった。かえって寝不足を自覚するようにはなっちまったが、それでもこの温もりを抱いていると、眠るまでの時間が恐ろしいほどに短くなっていた。こんな安らぎを知ってしまったら、二度と手放せねぇよ。
了 371
かほる(輝海)
DONEシティーハンター冴羽獠×槇村香
原作以上の関係
ワードパレット
12.魚座
静寂/栞/結ぶ物心付いたときに、真っ先に教え込まれたのは、道無きジャングルの歩き方だった。帰り道に迷わぬよう、枝を折って地面に立てる。その際、落ちている枝と区別できるよう、まっすぐに削ったり蔦を結ぶなどの工夫が必要だった。オヤジはこれを「栞」と呼んでいた。栞は間違いなく、俺の命の道標だった。
帰りが遅くなっちまった、とある夜。ようやく家に辿り着いた俺は、そっと自室のドアを開けた。静寂に包まれた部屋で、香は一人眠っていた。よほど淋しかったのだろうか。香は俺の枕を抱きしめていた。連絡もできずに、悪かったな……。俺が香の髪を撫でたら、香はむず痒そうに首を竦めた。
戦いに巻き込まれ、どれだけ不利な状況になったとしても、俺は必ずお前のところへ戻ってくる。今の俺の栞は……。香、お前だからな。
了 345
かほる(輝海)
DONE逆転裁判御剣怜侍×狩魔冥
6終了後、完全恋人設定
ワードパレット
22.北極星
幾星霜/ひとり/導く目の疲れを感じ、私は書類を読むのを止めた。眼鏡を外し、眉間の辺りを揉みほぐす。どうやらいつの間にか、私は険しい表情でこの捜査書類を読み続けていたようだ。これでは「また眉間のヒビが深くなった」と言われてしまう。目を休めるため、私はワーキングチェアを回転させて、窓の外の景色を見た。青い空に、一筋の飛行機雲が見える。
「メイ……」
私は無意識のうちに、その名を呼んでいた。
日本に戻り幾星霜。まだアメリカにいたときの方が、キミと会えていたような気がする。ひとりで過ごす時間は嫌いではないが……。やはり、その……違うのだよ。
キミが幼い頃から、キミを導くのが、私の役目だと思っていた。しかし今、キミは私と肩を並べ、さらには追い越そうとしている。私がこうして手を休めている間にも、キミは真実を追求するため、黙々と捜査書類を読み込んでいることだろう。私も負けてはいられない。キミに相応しい男でいるためには、常にキミに認め続けてもらわねばならない。それは、並大抵の努力では成し得ないことだ。
私は再び机に向かった。次にキミに会えるその日まで、私も先へ進まねばならない。
了 488
かほる(輝海)
DONEシティーハンター冴羽獠×槇村香
原作以上の関係
ワードパレット
2.牡牛座
奥底/白昼夢/従う俺は白昼夢でも見ているのかと思った。リビングのドアを開けたら、そこには長髪の美女がいた。明るい栗色のストレート、華奢な身体……。記憶の奥底に眠る、女の姿と潮風の薫りがフラッシュバックして、胸が締め付けられるようなあの日の感情までもが蘇ってきた。一日だけ、お互いの身分を隠して楽しんだデート。あの日消えてしまったシンデレラに、俺は再会を果たしていた。
「あ、おかえり。獠……」
長髪の女は腰に右手を当て、俺に向けてポーズを決めてみせた。
「あんたの指示どおり、変装してみたわよ。どう?」
白く長い指が、頬にかかる髪を掻き揚げ、耳へかける。普段見慣れない動作とその指遣いに、妙なエロスを感じてしまった。
本能に従うことを決めた俺は、後ろ手でリビングのドアを閉めた。
了 339
かほる(輝海)
DONEシティーハンター冴羽獠×槇村香
原作以上の関係
ワードパレット
18.土星
まどろみ/指輪/消えるまどろみから目が覚めてみれば、見慣れた天井が見えた。俺はいつの間にか、眠っていたようだ。香は俺の左腕を枕にして、ぐっすりと眠っていた。寝たのは、ついさっきだったもんな。香の左の薬指には、青い小さな石が付いた指輪が輝く。この身が消えようと、消えることのない想いを形にした、その指輪。国籍も戸籍も無い俺が示せる「けじめ」は、これぐらいしか思いつかなかった。
改めて、その指輪に誓おう。病める時も、健やかなる時も、富める時も、貧しき時も、お前を愛し、敬い、慈しむ事を。
俺は香が着けている指輪へ、そっと口づけた。香の温もりを宿した指輪は、温かだった。名字は変わらねぇけど、これからもよろしくな。カミさん。
了 307