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    まんざらでもない

    _kamadoenji59

    DONEアオ主短編、主視点。寝ている主に触れようとするアオガミと、まんざらでもない主の話。まだファーストキス止まりの二人。
    セリフ少なめ、後々修正してピクシブにまとめる予定ではある。💐🎉春🌅🌸spring💮🌷ですね、眠いですね
    SECRET「……これってさ、睡眠バステが残ってたりするせい?」
    「いや、受けたバステは戦闘終了後に全て残らず浄化済みだ」
    「……じゃあただの疲れかぁ……。ただの、どころじゃ、ないような……、眠……い……」
    「寮までもう少しだ、少年。部屋に着いたら眠るといい」
     真っ赤な夕日が街を染上げる、研究所からの帰り道。長く伸びた二つの影が歪んで見える。アオガミの腕にもたれる頭が歩く度にがくんと揺れる。手を繋いだままでいないと、本気でぶっ倒れそうである。
     ダアトでは時空がひどく歪んでいるせいで、こちらの世界での時間の流れは、ダアトにいれば2倍、3倍に。ひどいときはもっと差が出てくる。
     よって、今回は丸一日ダアトに籠もっていたはずが、(あくまで平均値を元にしたアオガミの計算上は)なんと約三日分行動したことになっていた。さすがにいくらナホビノの体は疲れを知らないと言えども、探索の途中で休息は定期的に取った。
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